自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

脱皮後間もない真っ白いケラ

2019-07-03 | 昆虫

畑でジャガイモを掘っていると,ケラが出て来ました。ケラにしてみれば,ずいぶんと迷惑な話。ゆっくり自分のペースでくらしていたものの,突然生活リズムを狂わせられたのですから。ごめん,ごめん。

実はこの畑で過日タマネギの収穫をしているときに,ケラを二匹見かけました。つまり,今回で三匹目というわけです。以前はケラを探し求めていただけに,自然環境がよい方向に改善されているのではないかと思ってすこしばかりうれしくなりました。

イモを掘り進めていたら,またケラが! 今度は白いケラです。脱皮して間もないからだであることは一目瞭然。こういうケラを見たのは,記憶に残る限り2例目です。一例目は本ブログでも取り上げました。そのときは脱ぎ終わった殻も一緒でしたが,今回はなし。

 

ケラはすばしこくて,さっさと土に潜ろうとします。それで記録写真を撮るのに苦労しました。

 

それで,時には指で押さえながら撮影。 

 

動きが止まったほんの一瞬。なんとかうまく撮れました。

 

頭部と前脚のかたち・大きさ,円筒状のからだ,からだを覆う細かな毛,それらは地中でくらすのにぴったり。そうそう,前翅の翅脈同士をこすり合わせて鳴くのだそうです。これがミミズが鳴くという誤解をうんだのですね。鳴くのは異性を探すためなのでしょうか。縄張りをつくるためなのでしょうか。 

 


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