仕事場の裏手はヒノキの植林地帯。昨年,きれいに整備され,見通しがよくなっています。そこにある斜面がじつに冒険心をくすぐるのです。それで,探検活動で昇り降りする候補地にして,まずは登ることにしました。
2月7日(土)のこと。そこに行ったのは7人の子。危険を回避するためのポイントを伝え,登り方について説明してから挑戦開始です。
まずリーダーが登り,ロープを張りました。それを頼りに,一人ずつ登っていくのです。下では,みんながそれを見守ります。
たいへんな急斜面です。子どもたちは,「下から見たら,反り返っているみたい」といっていました。2年生の女の子も頑張ります。
おしまいに,最後尾にいる副リーダーが登りました。こうした活動を行う場合,参加者一人ひとりが安全への心構えを持てるかどうかが何より肝心です。全員が無事に登り切れました。ガイド役のわたしとしては,ヤレヤレです。
登り終えた後,一人の子がヒノキの皮を剥いで見つけたのが,エサキモンキツノカメムシ。 背にくっきり浮き出たクリーム色のハートマークが印象的です。あとで調べると,メスが卵の世話をすることでよく知られているとか。
一人の子がヒノキの皮を剥いで見つけたのが,エサキモンキツノカメムシ。 背にくっきり浮き出たクリーム色のハートマークが印象的。あとで調べると,メスが卵の世話をすることでよく知られているとか。生き物に目が向くのはいいこと。
帰路,登ったきた斜面を見下ろして,「わあー,こんなすごい斜面を登ったんか」とびっくりしていました。
この日は,登りだけ。次回は,別の斜面を登り降りする予定です。今の子らには,すこしぐらいこわごわする冒険に挑戦できるよう,仕掛けていきたいものです。