1月2日付け記事『ヒラタアブの幼虫,その後』で取り上げた蛹のその後です。
からだ全体が黒っぽくなって,この先どうなるか気になっていました。つい先日のこと,「もうヒラタアブの季節だな。羽化する頃かな」と思い,見てみました。
すると,びっくり! ルーペで確認したら,なんと穴が開いて,中が空洞になっていたのです。
これは,寄生バチの被害に遭ったにちがいありません。小さな蛹にも,小さな加害者がいるということでしょう。
マア,成虫にまでなれる割合は,産卵数の2,3%程度であることを思うと,こんなことはありふれた事象だと思われますが,じっさいに目撃すると,自然淘汰の厳しさを思わないではおれません。