昆虫はもういないかと思って,探してみるといました。
ツマグロキンバエ(オス)が葉の表側にじっとしています。複眼の縞模様が鮮やかです。お互いが識別し合うときに,役立つ紋様なのでしょうか。何度見ても,頭をすっぽり覆うばかりの眼の大きさには圧倒されます。
別の葉に,,お馴染みのキゴシハナアブがいました。 気温が下がってはどうしようもないという感じ。指を触れても,ほとんど動きませんでした。
葉の先に,ハエの仲間がとまっていました。体形から見て,上がオスです。撮影していると,目障りに感じたのか,移動し始めました。そして,そのうちに合体しまままプイッと飛び上がりました。
観察しようとするなら,そのものをよくよく探してみるということがたいせつです。いないと思っていても,案外いるかもしれません。観察者の勝手な思い込みが災いして,見る機会を失うのは勿体ないことです。