自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

モンシロチョウの季節

2018-04-07 | モンシロチョウ

畝に並んだブロッコリーの間に小さなキャベツがポツンと一本。そこにモンシロチョウが産卵。数は数個。これが今春初めての卵確認。それにしても,キャベツをよくもまあ見つけたものです。

観察を続けていたら,順調に白い卵が黄色に変わりました。

 

そして,いつの間にか孵化して幼虫はどこかに消えていました。

 

見ていくうちに,生まれたばかりの幼虫が目に留まりました。

 

先日,目の前を交尾中のモンシロチョウが通り過ぎて行きました。「これは!」と思い,追いかけると,麦畑に降りました。

 

モンシロチョウはありふれたチョウの一つ。もっともなじみ深いチョウともいえます。生態はよく知られていますが,それでもいのちが大変化を起こす場面は何度観察しても見飽きません。それがいのちのすごさなのでしょう。

モンシロチョウの季節を迎えました。

 


春,虫の目写真(9) ~茅葺屋根のむら~

2018-04-07 | 自然一般

サクラが咲いて,ミツマタが満開をやや過ぎる頃,畑は草がどっと伸びかけます。畑を耕す前に手作業をするのは苦労。ひと汗もふた汗も流して,そこに植える野菜を思いながら除草を続けます。これが山里の春。 

 

道端にはセイヨウタンポポが侵入。さすがの強さです。 

 

茅葺は日本のむらの原風景です。近代化のあおりで失われたことをどう思っているのか,見に訪れる人が絶えません。 それもめずらしそうに語る声が伝わってきます。

 

むらの少年が二人,なかよく自転車遊びをしながら通り過ぎました。小さな子の声や姿はむらに活気を与えます。

 

葺き終わって集められた古い茅。近づくと,ぷうんと歴史を感じさせる匂いがしてきました。茅葺屋根は歴史的景観として保存するために今も特別な配慮がなされています。

 

住み心地はどうかわかりませんが,ふつう考えれば,不便なことの方が多いでしょう。まちから遠く離れた地で,むらを守りながら暮らすのは何事もたいへん。しかし土と空気と水,それに大自然は上等で,たっぷり準備されています。ヒメオドリコソウだって目を和ませてくれます。 

 

ヒトが失った,自然と共にある暮らしがここには確かにあるのです。