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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ウラナミジャノメの孵化を観察したい!(9)

2018-06-06 | ウラナミジャノメ

6月4日(月)。 早朝。複眼が見えかけました。これから大きく変化が進みます。

 

 

草に産み付けられた卵も順調のようです。黒い影は以前にも観察したものです。

 

 

中には,孵化には至らない卵もあります。相当大きな空洞が現れています。

 

 

いったいどういうことなのでしょう。何個かあります。

 

 

すでに殻だけがしわしわになって残された卵もあります。なにが原因でそうなったのでしょう。

 


ウラナミジャノメの孵化を観察したい!(8)

2018-06-05 | ウラナミジャノメ

2回目の採卵の仕方は1回目とまったく同じです。新しいネットを植木鉢に覆っていく方法で,中にウラナミジャノメを数匹放っておくというもの。鉢にはイネ科植物の小株を植えておきます。それだけでたくさん産卵してくれました。

 

ネットには10個以上産み付けました。

 

草にも2個。

 

自然環境重視の観点からいえば,草にもっと産付してほしかったのですが……。

それはともかくとして,こうすることによって期待通りの経過を経て,安心して観察を続けているところです。

 


ウラナミジャノメの孵化を観察したい!(7)

2018-06-04 | ウラナミジャノメ

それからわずかな時間が経っただけ。見ると,すでに孵化したあと。そして,幼虫は卵殻を食べていました。仕事中だったので孵化場面の観察を逃してしまったのでした。この日は産付後九日目。産み付けられてからたぶん8日と数時間が経過したことになります。

それにしても透き通った頭部がすごい! 複眼部分が目立つ! 

 

前から撮りました。かわいい! 卵殻を食べている様子がはっきり確認できます。

 

他の卵から生まれた幼虫も同じ様子。しっかりした顎を持っています。頭部上部に角風の膨らみが2つあります。そういえば,ヒメウラナミジャノメも同じでした。

 

氷砂糖か岩塩のような透明感が印象に残ります。 

 

こんないのちがあるのかあ,とびっくりするほどの光景です。

 

3個の卵では孵化場面を見逃しました。仕事中だったので止むを得ません。こんなときのために,別に卵を採取しておいたのです。ほっ。このシリーズ,まだまだ続きます。 

 


ウラナミジャノメの孵化を観察したい!(6)

2018-06-03 | ウラナミジャノメ

5月31日(木)。午後。口は両眼の下辺りにありそうです。

 

こちらの卵では,口は上方です。

 

口は右の方のようです。

 

6月2日(土)。産付後九日目。大きな大きなな変化が現れました。眼も口も体毛もくっきり。

 

いつ誕生してもふしぎではありません。

 

目が離せなくなりました。 

 


ウラナミジャノメの孵化を観察したい!(5)

2018-05-31 | ウラナミジャノメ

5月31日(木)。7日目。頭部が,薄っすらながらもかなりはっきりしてきました。口の辺りがなんとなくわかります。卵それぞれに共通しているのは,からだがかたちづくられていくにつれ,殻の窪みが大きくなってくる点です。卵内に満ちていた成分のがからだの組織をつくる材料になっていったのでしょう。もちろん殻を通して出て行った水分もあるはず。

 

これ以上の接近することはできません。これが限界です。

 

1mmの世界の幾何学的な模様に目が奪われます。自然の造形美のなんときれいなこと! 「ほっ,ほーっ!」としかいえません。

 

もう一日もすれば,相当な変化が現れるにちがいありません。

 


ウラナミジャノメの孵化を観察したい!(4)

2018-05-30 | ウラナミジャノメ

5月28日(月)。ウラナミジャノメの孵化を見逃したら一大事。それで,昼過ぎに新たに同じ要領でジャノメチョウを捕って来てネット内に入れました。夕方見ると,ネットに産卵していました。これで一安心。

 

5月29日(火)。5日目。変化の兆候見えず。

 

5月30日(水)。6日目。変化がくっきり。複眼が形成されています。

 

片方の眼が見えます。

 

両眼が見えます。

 

これはもうぐんぐん変わっていくでしょう。記録するのがますますたのしくなってきました。 

 


ウラナミジャノメの孵化を観察したい!(2)

2018-05-27 | ウラナミジャノメ

5月27日(日)。産付後三日目。

朝見て,もうびっくり! 卵のうち,かなりのものが何かの被害に遭ったらしく,殻だけになっているのです。それはもうとても無残な感じです。

 

これが。

 

それが。

 

それも。

 

ほんの数個だけが無事に残りました。

 

いったい何者の仕業なのでしょう。そう思いながら詳しく見ていくうちに,妙な卵を一つ見つけました。汚れがあるのです。中でしょうか,外でしょうか。これが❝被害❞になんらかのかかわりがあるのでしょうか。

 

被害が広がらないように何とかしなくてはなりません。

 


ウラナミジャノメの孵化を観察したい!(1)

2018-05-26 | ウラナミジャノメ

自然で観察・採取したウラナミジャノメの産付卵が結局孵化せず,悔しい思いをしました。それで,ジャノメチョウを捕って来て産卵させることにしました。

 

やり方は簡単。植木鉢にイネ科植物を植え,それをネットで覆います。その中にジャノメチョウを放つのです。数匹を入れておけば産卵するのではないかと期待。それが5月24日の夕方のこと。

 

5月26日(土)。早朝。見ると,ネットの最上部で卵が! それも10粒以上も点在しています。「やったー!」という気持ちです。

 

たぶん,昨日産み付けられたのでしょう。つまり,昨日が産付一日目で,今日が二日目ということになります。今後の経過はこれにもとづいて報告します。

 

クローズアップして撮りました。

 

この色とかたちを見ると,ほんとうにうれしくなります。

なお,植木鉢に植えた草に産付されているかどうかはまだわかりません。理想からいえば,草に産み付けられた卵の方がより自然の姿に近いのでよいのですが。