大阪府岸和田市のトーヨートラベルさんのバスツアーのお話、第2話です。
和菓子屋さんが営む里山『寿長生の郷』では、素晴らしい押し花を鑑賞して、
バスは一路、お昼ご飯会場ともなります、ここ、信楽陶芸村。
どうも、こんにちは。沢山の狸達が出迎えてくれましたのこ。
狸集団だけでなく、フクロウ集団、蛙集団、様々な信楽焼き作品の間を縫って、さ、着席。
お昼ご飯は、信楽焼きの里でいただく、近江牛・瓦焼き御膳。
あ・・。ちょっと待って。どういう訳かこの席、茶碗蒸しが2個あるよ。・・・・は、1個返品。
さあ、メインは言わずと知れた近江牛
お久しぶりね、牛の肉!!
滋賀県近江八幡市の、『近江牛』生産・流通推進協議会の、近江牛認定書が貼ってありましたよ。
生産地は滋賀県、生産者は(有)三田ファーム、黒毛和種・雌。
個体識別番号等々が記載されてましたよ。・・・う~ん、由緒正しいお肉って事やね。
近江牛の定義っていうのが書いてあったわ。そんなの有るのね。
『豊かな自然環境と水に恵まれた滋賀県内で最も長く飼育された黒毛和種』。
ちなみに・・・近江牛は登録商標らしい。
さ、熱々になった瓦の上にはバターがのってて、その上で近江牛を瓦焼きに。
たれも有ったのですけど、塩胡椒してるっぽかったので、そのままで頂きましたよ。
も~、柔らかくって、それはそれは・・・・むちゃくちゃ美味しいわ!!
ああ、これが”ええやつ”ってのやな!!美味しいな~って、2人で感動を分かち合ってたのも束の間。
あかん・・・。脂が 普段、こんなえ~お肉食べ慣れてないものですから。
お肉も3切れ目でギブアップ。2切れでやめておけば良かった・・・・。でも大丈夫。残りは食べてくれたから。
サラダが有ったのは、とても有り難かった。
天ぷらは、すっかり冷めてしまった海老とオクラ、そして蓮根。
添付の塩で食べてね・・・・。って事ですわ。
左上の赤いのんは、滋賀県近江の名物、赤こんにゃく!!旅先でその地の名物が食せるって嬉しいわ。
なんか、平べっちゃい蕎麦、ゴマ豆腐に高野豆腐やら炊いたん、そして茶碗蒸し。
全部冷たいシリーズ。普通・・・・・・。高野豆腐やら炊いたんはちょっと甘めの味付けかな。
茶碗蒸しは鶏肉・椎茸・蒲鉾入り。
お櫃に入ったご飯から、好きなだけよそってね・・・ってシステムのご飯は、
これまた近江牛の入った肉ご飯。
ほんのり、まだすこし、温かみが残ってて、優しいご飯って感じで美味しかったですのこ。
ご飯のお供には、桜漬けと・・・なんか山葵味のやつ(?)・・・美味しいかったさ。
そして、後からやってきたデザートは、ほうじ茶のプリン・・・プリン?
まったりした感じで、ああ、2口位でもうええわ。って思ってしまったやつ。
それにしても・・・器はきっとここで焼いたものなんでしょうね。信楽焼き!
お料理と一緒に器を楽しめる、陶芸村でのお食事の醍醐味なのでしょう、きっと。
さあ、このバスツアー、自由時間ではかなりの余裕を持ってくれてるので、ゆっくり陶芸村をお散歩しましょ。
とか言いながら、このクラシックカーな何!?
きっとここの方の趣味なのだわ。だって、外にはナンバープレートが付いた、この手の車があったのだ。
但し、もう何年も乗ってないような、経年劣化が進んでるものでしたけど。
この展示してる車、中に入っての撮影もOK。記念に乗車して撮らせてもらいましたよ。
色んな狸がいるの。持ち物も様々。
それぞれちょっとずつ違ってるから、見ていて飽きない。うん、最初のうちはね、そう思って楽しんだ。
縁起物の狸さん、『たぬき』は、『他を抜く』って事から、商売繁盛を祈願してお店の出入り口に置くのだとか。
『八相縁起』と呼ばれてる縁起を、この信楽狸はあらわしてるそうな。
1には『笠』。思いがけない災難をさけるもの。
2には『大きな目』。周囲を見回し気を配り、正しい判断が出来るように。
3は『笑顔』。お互いに愛想よく。4は『徳利』人徳を身に付けて、5は『通い帳』で信用が第一!
6番目は『大きなお腹』。冷静さと大胆さを持ち合わせ、7番目『金袋』!は金運!!
そして最後に8番目、『尾』は、何事もしっかりした終わりを。 商売繁盛の心得なのでした。
ここ、信楽陶器村の本窯は、奥田忠左衛門窯と申しまして、
明治21年創窯の古い窯元らしいです。
信楽焼きは1,250年の伝統を誇り、日本六窯のひとつにも数えられてるらしいです。
置物だけじゃありません。食器や花瓶、テーブルに椅子、はたまた浄水器まで信楽焼きです。
大き目の狸とコスモスのツーショット
この日は開催されて無かったのですけど、陶芸教室もされてるようです。
作った作品は後から送られてくるっていうやつかな。
登窯で数日間焚き続けられ、独特の”わび””さび”を持つ美しい造形と風格のある、
信楽焼きが出来上がるそうです。
それよりも、この狸の何倍もの建物よりも大きく聳え立ってる狸は、どうやって焼いたのでしょうね。
『たぬき』が『他を抜く』なら、『ふくろう』は、『不苦労』って、縁起物だそうな。うん、うまい!!
信楽ってちょっと寒い??って思ってたのですけど、なんのなんの。
ぼ~っと歩いてたら暑いのなんの。もう、バスに避難しましょう・・・って、早くにバスに帰ったつもりが、
皆さん考える事は一緒だったらしく、早めの集合になりました。みんな、お利口さんなんだから!!
楽しかったです。狸。でも・・・もう暫く狸は・・・・・って感じです。ありがとうございました~
奥田忠左衛門窯 信楽陶芸村
滋賀県甲賀市信楽町長野1131
TEL 0748-82-0522
ここからバスに揺られる事、約1時間半・・・・・。