葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

漢字とひらがな 処理する脳が異なれば…

2015-10-24 | 資料

某氏記す:

「ワクチンのせいで漢字が書けなくなってしまったという子がよく紹介されますが、あの子はきれいなひらがなで言いたいことを全部書けていますよね。言語や 文字をつかさどる脳領域の障害はあっても、漢字をつかさどる領域だけの障害が起きるというのは極めて稀です」と小児神経を専門とする医師は言う。

 

こんな記事がありました。

2009年1月29日8時3分配信 産経新聞

 日本語には漢字とひらがながあります。漢字の多くは中国由来ですが、ひらがなは日本独自のものです。このように外来の言語と日本独自のものとを組み合わせ、独特の言語を形成した日本語は、世界の言語の中でも類を見ないものといえます。このような独特の言語は脳の中でどのように処理されているのでしょうか。

 漢字とひらがなは脳の中では全く異なった経路で処理されています。どちらの文字も、初めに私たちが認識するのは後頭葉です。しかし、その後の脳内処理は漢字とひらがなではまったく異なっています。

 漢字は後頭葉で認識された後、側頭葉で文字として処理されます。側頭葉は人の顔や図形を認識する場所です。漢字も同じように処理され、一目 見ただけでその意味を瞬時に理解できます。絵を見たとき、すぐにその意味が分かるのと同じです。漢字は側頭葉で処理された後は頭頂葉で実際の意味づけをさ れ、理解されます。

 しかし、ひらがなの脳内処理は少し違っています。ひらがなにはアルファベットと同じように、それ自身に何の意味も持っていません。この場合は図形のように側頭葉での処理は行われません。後頭葉から直接、頭頂葉へ送られて認識されます。同じ日本語でも漢字とひらがなでは脳内での処理が異なるというのは大変興味深いところです。

 このように漢字とひらがなで脳内処理の過程が異なることは、脳卒中などで脳に障害が起こったときの症状にも違いが出るということを表します。脳梗塞(こうそく)で文字が書けなくなったときに、まず障害が出るのはひらがなです。易しいひらがなは書けないが難しい漢字は書ける、という不思議なことが起こります。幼いときから学習して体の中にしみこんだはずのひらがなを書く能力が、まず失われるということは一見不可解ですが、処理する脳が異なれば影響を受ける能力も当然別になります。

 世界に類を見ない日本語を処理する日本人の脳も、世界的に珍しい特殊なものといえます。(県立医科大学脳神経外科板倉徹)

 


パレオ・アプローチ スーパーフードであるココナッツ

2015-10-23 | パレオ・アプローチ

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ココナッツは、パレオダイエットのベストフレンドである。

ほとんどの木になるナッツと違って、ココナッツはオメガ6脂肪酸を含まない。

その代わりに、ココナッツには中鎖の中性脂肪(MCT)と、特別な短鎖飽和脂肪酸が豊富である。

中鎖の中性脂肪(MCT)を消化するのに胆汁酸塩は不要である。

中鎖の中性脂肪(MCT)は、小腸から血管へ容易に拡散し、そのままで細胞においてエネルギーとして使用できる。

簡単に代謝され、それは糖ではなく脂肪なので、

インスリンスパイク(インスリンが大量に放出されること)なしに、細胞がエネルギーとして使用できる。

また、それは飽和脂肪なので、酸化しがたく、フリーラジカルを生成しない。

ココナッツオイルは、とても安定で、室温で長期保存が可能である。

 

ココナッツは、マンガンを豊富に含む。

マンガンは、身体を守りフリーラジカルによるダメージを修復するように働く酵素に必要なミネラルである。

ココナッツには、銅、鉄、セレンも含まれ、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛も少量含む。

ココナッツは、多種類のビタミンBの供給源でもある。チアミン、リボフラビン、ナイアシン、ビタミンB6,葉酸塩、パントテン酸が含まれる。

ココナッツは、また、ビタミンCとE、植物ステロール(フィトステロール)、繊維質の供給源でもある。

 

ココナッツは、免疫系を高めることが知られている。

抗生物質、抗ウイルス、抗細菌、抗真菌、抗微生物としても作用する。

日に数回、少量を接種することで、腸の細菌叢を回復すると考えられている。(ただし、研究論文はない)

ココナッツには、フィチン酸が含まれるので、自己免疫の問題がある一部の人には注意が必要である。

フィチン酸の含量は、他のナッツに比べるととても少量である。

 

ブログ主注: ココナッツは、インドの被害者の方がココナッツウォーターを、アメリカの被害者の方がココナッツオイルを薦めていました。

パレオアプローチの本には、ココナッツのパウダーなどは、繊維とFODMAP(果糖など)の問題があるので、腸に問題がある間は、オイル以外は、使用量に注意することとあります。

ココナッツオイルは、抗微生物作用があるので、細菌やイーストの異常繁殖のある人でも、積極的にとることを進めています。

 


パレオ・アプローチ 胃腸を治癒する

2015-10-22 | パレオ・アプローチ

 

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抗生物質での治療を要した感染症から治癒している、あるいは、寄生虫の治療から治癒している、あるいは、不安や鬱と闘っている、いずれにしても、胃腸を治し健康な腸内細菌叢をサポートすることは、重要であるだけでなく、それは必ずしなければらなないことです。

あなたの健康状態、食事の内容、生活環境によっては、困難な闘いを強いられているかもしれません。

胃腸の健康を最大限に改善する、8つの重要なポイントを以下に列挙します。

 

パレオダイエットの方法に厳密に従うこと

新鮮な食材をまるごと、肉、鶏肉、魚、卵、すべての種類の野菜、果物、ナッツ類、シード類を食べることがパレオダイエットです。

パレオダイエットで避ける食品は、すべての穀物、豆類(大豆やピーナッツもだめ)、乳製品(バター、ギー、濃いクリームは大丈夫)、サラダ油(紅花油やキャノーラなど)そして、加工食品。

腸内細菌叢の種類を豊富にし健全にするため努力しようとこころみているなら、胃腸を刺激する可能性のある食品はすべて避けなくてなりません。

すくなくともしばらくの間は、絶対にずるをしてはいけません。

最初は、ナス科の食品、ナッツ類、卵白、アルコールも避けたほうがいいかもしれません。

また、炭水化物の量も、中程度に保ったほうがよいでしょう。

糖類が多いと、炎症をひきおこし、悪いイーストや細菌の増殖を促進します。

(けれども、炭水化物が少なすぎると、コルチゾールを増やし、甲状腺の機能を阻害し、もし繊維が少なすぎると、プロバイオティクスの細菌の増殖をサポートできなくなります)

沢山の野菜(デンプン質の野菜は中程度で)といくらかの果物を食べると、腸の細菌に有益な影響を与えることができます。

オメガ3の摂取を高くすること

オメガ3とオメガ6脂肪酸の比率を1:1とすることを目標とします。

これにより、全体の炎症が抑えられ、胃腸が治癒し、これは最も大切なことのひとつです。

肉類は、グラスフェッドの動物(牛、子羊)のものであることが重要です。

また養殖ではない魚介類を沢山食べることです。

あるいは、高品質のフィッシュオイルのサプリを取ることもできます。

(ただし、不飽和脂肪酸は不安定なので、フィッシュオイルのサプリよりも、新鮮な魚介類を食べることの方がずっとすぐれています)


ココナッツの脂肪とグラスフェッドのバターを食べること

抗微生物作用のある短鎖および中鎖飽和脂肪酸は、悪い酵母、真菌、細菌の小腸での異常増殖を抑制します。

それらは、小腸の細胞を結ぶジャンクションを密接にし、リーキーガットを抑制します。

これらの一番良い原料は、ココナッツオイル、パームオイル、グラスフェッドの牛のバターです。

ココナッツオイルは、抗細菌作用があり、イーストと闘うラウリン酸、カプリン酸、カプリル酸を含んでいます。

グラスフェッドバターは、抗微生物作用のある脂肪酸である、酪酸を含み、それは、強力な抗真菌作用があります。(カビ類に対して抑制する効果がある)

ココナッツオイルとグラスフェッドバターは、抗微生物作用があるだけでなく、腸の内壁の治癒を助けます。

 

胃酸の問題に対処すること

胃酸が少ないことは、ストレスの副作用としてよくあることで、SIBOを含むたくさんの消化管の問題を引き起こします。

そして、上部消化管に圧力をかけ、酸の逆流をおこし、消化不良、ガス、膨満感を起こします。

胃酸がすくなすぎると、食べ過ぎた感じを引き起こします。

これは、食事の前10分から20分までにレモンジュースか生のリンゴサイダー酢を飲むことで、対処できます(約15から30cc、希釈しても、そのまま飲んだ後、水を飲んでもよい)

また、食物を時間をかけて完全に噛むこともよいことです。

生姜を食べること(食事のときに紅茶として)も、胃酸を増やし、胃腸の動きを活発にすることにとても効果的です。

ホームメードのザワークラウトを食べることも、胃酸の産生を調節するのによいことです。

(ヒスタミン不耐性のある人は、ここに書いてあることは要注意です、サプリで補う必要があるかもしれません)

 

発酵食品を食べる(これもヒスタミン不耐性には要注意です)

これは、腸内細菌を補うためのプロバイオティクスの最適なソースです。

コンブチャは、プロバイオティクスと善玉のイーストが豊富は、発酵紅茶です、胃酸を増やすこともします。

購入することも簡単にできますが、家でつくることも簡単です(コンブチャスターターが必要です)

ホームメードのザワークラウト作り方はここここ

他の野菜も発酵する事ができます。きゅうり、ビーツ、ケールなど。

ケフィールはヨーグルトに似ていますが、牛乳以外の、例えばヤギのミルクからも作れます。


骨のブロスを食べること

鶏肉、ターキー、アヒル、牛、子羊、魚の骨から作った出汁やスープには、抗微生物作用や、抗炎症作用があり、消化管を健全に立て直すのに必要な栄養素を含んでいます。

最も重要なことは、それらにはプロリンやグリシンが豊富に含まれていることです。(ブログ主よりCさんへ:グリシンは睡眠の質を高めます)

消化を調整し、炎症を抑制し、身体を治癒します。

 

睡眠をたくさんとること

8から9時間の質の高い睡眠を毎晩とることは、身体が治癒する時間を与え、また、ストレスホルモンであるコルチゾールなどの多数のホルモンの調整に必須なことです。

睡眠が、あたなの優先順位のリストの上位にあるようにしてください。


ストレスを管理すること

腸-脳コネクションを読めば、これがいかに大切なことかは理解されるでしょう。

これは、最も個人的なことではあります。

なんであれ、あたながストレスを管理できることは、それをすべきです。

それは、散歩だったり、ヨガのクラスだったり、あるは、意識的にリラックスする時間をとることだったり、深呼吸することだったり、瞑想だったりするでしょう。

あるいは、なにか楽しいことをする時間をとることでしょう。

あるいは、誰かに助けを求めることかもしれません。

あるいは、ストレスをおこしていることから、感情的・精神的に方向転換させる方法をみつけることかもしれません。

リラックスできない日に、とても有効な2つのハーブ製品があります。

Bach’s Rescue Remedy and Hyland’s Calms Forte.

これらは、他のストレス管理法を助けますが、この製品だけ飲めばいいというものではありません。

また、カモミールティーもとてもリラックスする効果があります。


パレオ・アプローチ 脳の炎症

2015-10-22 | パレオ・アプローチ

パレオアプローチの本から

 

楽しい知的なアクティビティのために脳を使うことは、それが何であっても、脳への血流を増やし、

脳における炎症を抑えることに必須である。

 

これは、脳‐消化管軸や、脳‐消化管‐皮膚軸の問題がある人には、重要である。

 

知的なアクティビティは、多種多様であり、

難しい本を読むこと、

楽器をマスターすること、

パズル(クロスワード、数独、ルービックキューブ、ジグソーパズル)をとくこと

新しいクラフト(編み物など)をはじめること

数学の問題を解くことなど。


パレオ・アプローチ 重症なSIBO

2015-10-22 | パレオ・アプローチ

パレオアプローチの本から(298ページ、トラブルシューティング)

 

重症の小腸細菌異常増殖(SIBO)の場合、自然のアプローチと、西洋医学を組み合わせて

用いることが、それぞれを単独で用いるよりも、より効果的である。

 

SIBOは、小腸で微生物が異常繁殖している状態、すなわち、ガット・ディスバイオーシスの1つの形態である。

通常は、結腸や口に住むはずの細菌、イーストなどが、小腸に繁殖している状態であり、

典型的な微生物としては、レンサ球菌、大腸菌、ブドウ球菌、ミクロコッカス、クレブシエラ、カンジダである。

 

SIBOの病態は、微生物の種類、数、場所により様々であり、よって、各個人により様々な病態が起こりえる。

 

SIBOは、完全に無症状であることもあるし、胃腸の症状として腹部膨満感、下痢、便秘、腹痛などが伴う場合もある。

 

重症である場合、下記の症状が伴うケースがある。

栄養吸収の不良 (体重の減少、栄養不足、脂肪便(水に浮きやすい脂肪の混ざった便))

肝臓の病気

皮膚の症状(ロザケア、にきび、湿疹、発疹など)

関節痛

栄養不足の症状(ビタミンB12欠乏による貧血、ビタミンD不足による低カルシウム血症による筋強縮(テタニー)、不随意筋収縮、代謝性骨疾患、ビタミンB12不足による多発神経炎、胃腸バリア機能の不良、など)

 

軽症や中程度のSIBOは、パレオアプローチにより、

炭水化物を取り過ぎないこと、消化の悪い食品をさけること、

野菜や果物のプレバイオティクスの繊維をとること、

オメガ3の油を増やすこと、プロバイオティクスの食品やサプリをとりこむことで軽減する。

また、消化を助けるサプリもSIBOを改善する。

FODMAPの食品をさけることも効果がある。

 

SIBOが重症の場合、西洋医療の助けが必要となるかもしれない。

 

 

 

 

 

 


パレオアプローチ 激しい運動がリーキーガットを起こす

2015-10-22 | パレオ・アプローチ

 

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運動をし過ぎると、どうして胃腸が傷つくのか?

 

適度な運動が、健康を増進させるのは良く知られていることであるが

運動すればするほど、より健康になるということはない。

このグラフは、横軸に運動量を、縦軸にその利益を示している。

 

運動が少なすぎると、免疫系がうまく働くなり、ストレスに対する抵抗が落ち、体内時計の回復力が劣る。

運動が多すぎたり激しすぎると、コルチゾールの調整が不良となり、免疫に関する疾患や感染、

リーキーガットに罹りやすくなる。

 

例えば、長距離ランナーの略半数が、「ランナーの下痢」と呼ばれるものを経験することがある。

症状は、めまい、吐き気、胃腸の痙攣、嘔吐、下痢で、それは、走っている最中に起こる。

これらは、胃腸の透過性の増加と関係している。

まず、激しい運動は、身体にストレスとなり、HPA軸(視床下部・下垂体・副腎皮質系)、つまり、

ストレス軸、闘争逃走反応を活発にする。

これにより、2つの重要なホルモン、すなわち、コルチゾールと

副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)が放出される。

 

コルチゾールの分泌は、免疫系を過剰に刺激して、健康に害となりえるが、それだけではなく、

コルチゾールが高いと、タイトジャンクションに変化をもたらし、小さな分子が腸を透過し易くなり、

大きな分子は腸を透過しにくくなる。

また、コルチゾールが高いと、腸の動きを低下させ、粘液の産生を低下させ、消化を阻害し、

腸の血流を悪くし、直接腸内細菌に影響を与えることもありえる。

 

コルチゾールは、胃腸のよき友人ではないが、視床下部・下垂体・副腎皮質系の活性という点では、

もうひとつのホルモンである、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンがより影響を与える。

 

副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンはストレスに応答して、視床下部により放出される。

副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンは、下垂体にシグナルを送り、もう1つのホルモンを放出し、

このホルモンが、副腎皮質にシグナルを送り、コルチゾールなどのすべての副腎のホルモンを放出させる。

 

副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンは、胃腸の透過性を上げて、リーキーガットを起こすだけでなく、

肺、皮膚、血液脳関門の透過性も上げる。これは、2通りの方法によっておこる。

 

一つ目は、マスト細胞(肥満細胞ともいう)を活性化させ、様々な物質が分泌され、タイトジャンクションを解放する。

二つ目は、クローディン2というタンパク質をタイトジャンクションに取り込ませて、上皮バリアをより透過しやすくさせる。

 

けれども、激しい運動が、リーキーガットを起こす原因は、上記のストレスへの応答だけではない。

 

運動の間に、血流を、心臓と骨格筋に優先して送るために、

胃腸や肝臓や脾臓への血流が滞り、腸での虚血傷害を起こし、

腸のバリアを破壊し、リーキーガットをおこす。

 

また、激しい運動は、ヒートショックプロテインと呼ばれるタンパク質の産生を刺激する。

ヒートショックプロテインは、タイトジャンクションに直接影響し、それらを解放して、リーキーガットを起こす。

 


パレオアプローチ FODMAP不耐性

2015-10-20 | パレオ・アプローチ

 

英文リンク

 

パレオアプローチのプロトコールを実施していても、改善が感じられない場合、

食品に対するアレルギーがあるかを疑いますが、

その中で、なかなか見つけ難いものに、FODMAP不耐性があります。

 

これは、果糖の吸収障害としても知られています。

果糖だけでなく、果糖の部位を含む長鎖の糖を、消化できない人がいます。

 

FODMAPとは、発酵性のオリゴ糖、二糖、単糖類とポリオールの英語の頭文字をとったものです。

健康な人でも、これらの糖の小腸での吸収は十分ではありません。

 

これらの果糖が、小腸で吸収されず、そのまま大腸に達すると、

そこにいる細菌が、過剰に増殖したり、ガスを作ったりします。

 

また、FODMAPが大腸にあると、水の吸収が阻害され、

消化系の様々な症状が起きます。腹部の膨満感、ガス、痙攣、下痢、便秘、消化不良、過剰なゲップなど。

 

炭水化物の消化は、唾液により始まりますが、小腸でも、消化酵素により、単糖類まで分解されます。

そして、小腸の細胞上にある、トランスポーターGLUT5により細胞内へ運ばれることで吸収されます。

 

消化酵素の分泌が少ない人や、トランスポーターの数が少ない人は、果糖の吸収障害となります。

 

これらの障害は、身体が治癒するにつれて改善しますが、

パレオアプローチの最初の時期には、FODMAPに問題がある人は、

それらを食事から除去することが必要になります。

 

FODMAPは果物だけでなく、野菜の炭水化物にも含まれます。

疑われる場合は、リンク先のテーブルのSafeの欄からの食品を選んで食べるようにしてください。

 


パレロ・アプローチ 瞑想と呼吸法

2015-10-19 | パレオ・アプローチ

パレロアプローチでは、ストレスを少なくする方法として、瞑想を提案しています。

 

パレオアプローチの瞑想は、気楽に仰向けに寝そべって、脚は伸ばすか膝を曲げた状態で、

あるいは気楽にあぐらをかくように座った状態で、

呼吸を意識することのようです。

 

呼吸法は、

(1) 例えば、ゆっくりと6回吸って、ゆっくりと6回吐く。もっとゆっくりと6回吸ってゆっくりと6回吐く。これを繰り返すこと。

(2) 横隔膜呼吸 (例えばこのページなど参照)

(3) 片鼻呼吸 一方の鼻ですって、他方の鼻で出し、この鼻で吸って、他の鼻で出すを繰り返すこと

(例えば、このページの写真にあるように片手の親指と薬指で鼻を押えてする)

 

のどれかを行います。


パレオアプローチ 腸と気分がどう関連しているか

2015-10-19 | パレオ・アプローチ

ガット・ブレイン・コネクション(ガット・ブレイン軸)

 

胃腸全域は、食道、胃、小腸、直腸、大腸の壁に直接埋め込まれたニューロン(神経細胞)の緊密なネットワークにより囲まれている。

これは、腸神経系と呼ばれ、脊髄あるいは末梢神経系にあるニューロンよりも多くのニューロンで構成されている。

このニューロンのネットワークはとても大規模であるため、第二の脳と呼ばれている。

それは、食物の分解から、栄養素の吸収、廃物の排除まで、消化に関するすべてのことを調節するという重要な仕事を行っている

脳が消化系に直接影響を与えることは、驚くことではない。

例えば、食べ物のことを考えるだけで、実際に食べる前に、胃の中に消化酵素が分泌される。

不安になったりストレスを感じると、胃の調子が悪くなることもある。

これはどういうことなのであろうか?

 

  •  脳は、身体のすべての神経にシグナルを送る。これらのシグナルは、呼吸から歩くために脚を動かすことまで、すべてのことに必須である。脳の出力のうちでかなりの部分が、Your brain sends signals to all of the nerves in your body.  These signals are essential for everything from breathing to moving your legs so you can walk.  A very large portion of your brain’s output is directed into the vagus nerve, the nerve which innervates (which means branches into the nerves controlling) most of the thoracic (chest) and abdominal cavities.  The vagus nerve thus controls a wide variety of functions, from your heart beating, to the secretion of digestive enzymes, to the peristalsis of your intestines.  The important part here though, is that the vagus nerve innervates the digestive tract. 
  • Stress, anxiety, depression and strong negative emotions decrease your brain activity, which decreases activation of the vagus nerve.  This will reduce pancreatic enzyme secretion and cause poor gallbladder function, thereby reducing stomach acid production, as well as decrease gut motility, decrease intestinal blood flow, and suppress the intestinal immune system.  
  • When this reduced vagus nerve activation is persistent, the slowing down of so many digestive functions results in something called Small Intestinal Bacterial Overgrowth (SIBO), an increased growth of pathogenic yeast and bacteria in the gut (specifically the small intestine, the longest section of our intestine responsible for nearly all digestion).  These are not the beneficial bacteria that we are supposed to have lower down in our digestive tract.
  • These “bad” yeast and bacteria (which are also too high up) contribute to an increase in intestinal permeability (a.k.a. leaky gut) beyond what is already caused by the lectins and saponins in dietary grains and legumes.  Even in the absence of dietary grains and legumes, SIBO can cause a sufficiently leaky gut to produce systemic, chronic low grade inflammation.  This effect of the brain on the gut is why people who suffer depression so often also have constipation or suffer from Irritable Bowel Syndrome.

I know this is dense, but the basic point is that stress, anxiety and depression result in a leaky gut.

What you might not already know is that the gut has a direct effect on the brain.  A troubled intestine can send signals to the brain, just as a troubled brain can send signals to the gut.

  • Actually, about 90 percent of the fibers in the vagus nerve carry information from the gut to the brain and not the other way around.  There is scientific evidence to suggest that the gut can communicate directly with the brain, perhaps having a direct impact on emotions and moods via the nervous system.
  • Better understood though, are the chemical signals that are sent to the brain from the irritated/damaged gut.  When the gut becomes leaky and inflamed, the inflammatory cytokines (chemical signals of inflammation) that are produced in the gut travel through the blood to the brain. 
  • These inflammatory cytokines cross the blood-brain barrier and activate the resident immune cells of your brain, the microglial cells.  Yes, this is exactly what it sounds like: a leaky gut causes body-wide inflammation, including inflammation in the brain.

Now, for the vicious circle part:  an inflamed brain has decreased nerve conductance which manifests as stress, depression and/or anxiety.

This is the Gut-Brain Connection.  Stress, depression and anxiety lead to Small Intestinal Bacterial Overgrowth which leads to increased inflammation including inflammation in the brain which leads to stress, depression and anxiety.  Which comes first?  It’s probably different in different people, depending on your own physiology, diet and life circumstances.  Truthfully, once you are in the vicious cycle, it doesn’t really matter what started it.
What can you do about it?  I will delve deeper into healing the gut (and healing the brain) in future posts. See my posts about Repairing the Gut and also
What Should You Eat To Heal a Leaky Gut? for more information.
These are the major points: manage stress, sleep well, and eat a paleo diet that also includes bone broths and fermented foods like kefir (you can make your own coconut milk kefir if you can’t tolerate any dairy), homemade sauerkraut (see my review of the book Fermented, a great resource for how to ferment foods at home), and kombucha tea.

パレオアプローチ 感謝日記

2015-10-19 | パレオ・アプローチ

パレオアプローチでは、感謝の言葉を書き記す日記をつけることを提案しています。

 

例えば、

 

○月×日

 

お母さんが作ってくれた夕食の○○がとてもおいしかったこと

ペットの×ちゃんが、可愛かったこと

天気が良くて気持ちがよかったこと

テレビの△がおかしかったこと

友達がかけてくれた言葉が嬉しかったこと

 

 

こんな風に、生活の中で些細でもポジティブな場面を書き留めると

ストレスの管理にも、精神的な健康にもよいということです。

 

パレオアプローチでは、既に何千人もの人が、自己免疫疾患を寛解に導いています。

以下、Sanevaxのコメントの言葉です。

Please read “The Paleo Approach” by Sarah Ballantyne, PhD…..thousands of people are healing their autoimmune disorders with this diet (myself included) and please know that unlike what all that hype may say about the Paleo diet, it’s not about the meat- it’s about the vegetables.

どうかセーラ・バランタイン博士の「パレオアプローチ」を読んで下さい。何千人もの人が(私自身も含めて)この食事療法で自己免疫疾患を治癒しています。パレオダイエットに関して言われているような、肉食を強調するものではなく、これは、野菜を食べることに重点が置かれるものです。


パレオアプローチ サリチル酸不耐性

2015-10-19 | パレオ・アプローチ

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パレオアプローチを始めても効果がなかなか見えない場合、隠れたアレルギーや不耐性があるかどうかを

見つけ出すことが大切です。

その1つとして、サリチル酸不耐性があります。

サリチル酸は、高濃度では、すべての人に毒性がありますが、一部の人は少量でも反応し、下記の症状を呈します。

  • 皮膚のかゆみ、じんましんや発疹
  • 胃の痛み、吐き気および/または下痢
  • 喘息や、持続性の咳などの他の呼吸困難
  • 頭痛
  • 手、足、まぶた、顔および/または唇の腫れ(血管性浮腫)
  • 皮膚の色の変化
  • 疲労
  • 目の痛み、かゆみ、腫れ、またはひりひり感
  • 鼻づまりまたは副鼻腔炎
  • 記憶喪失と集中困難(ADHDと関連)
  • 耳鳴り
  • うつ病や不安

サリチル酸はいろいろな製品に含まれています。

  • にきび製品
  • エアーフレッシュナー
  • アルカセルツァー
  • ブレスセーバー
  • バブルバス
  • クリーニング製品
  • 化粧品
  • 洗剤
  • フレグランスと香水
  • ガム
  • ヘアスプレー、ジェル、ムース
  • 口紅とリップグロス
  • ローション
  • トローチ
  • (アスピリンおよび他のNSAIDを含む)薬
  • 洗口剤
  • 筋肉痛クリーム
  • 鎮痛剤
  • シャンプーとコンディショナー
  • シェービングクリーム
  • スキンクレンザー、または剥離剤
  • 石鹸
  • 日焼け止めや日焼けローション
  • ハミガキ
  • 話題のクリーム
  • いぼやカルスリムーバー

 

サリチル酸を多く含む食品 

    すべてのドライフルーツ    ほとんどの果実    アプリコット    アボカド

    ブラックベリー    さくらんぼ    デーツ    グレープ    グアバ    オレンジ    パイナップル    プラム/プルーン

    タンジェロ    タンジェリン    グリーンオリーブ    すべてナス科(ピーマン、ナス、トマト、チリ)

    エンダイブ    ガーキン    大根    アーモンド    クワイ    ココナッツオイル    オリーブオイル    ハニー

 

以上の化粧品等や食品を除去するかどうかは、パレオアプローチでなかなか結果が得られない場合に

考慮する意義はあるということです。

 

日本語でサリチル酸不耐性について書いているブログ

どれくらい含まれているかのも共有してくれています。感謝


パレオアプローチ トラブルシューティング

2015-10-19 | パレオ・アプローチ

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パレオアプローチのプロトコールが実際に効果を示す時期は、個人個人の置かれた状況で違っています。

パレオアプローチを取り入れる前の食事が、パレオアプローチのものと、とても異なる場合、

効果は数週間で感じられるようになります。

 

どのような健康上の問題があるのか?  私の経験では、ほとんどの胃腸の問題は、パレオを始めてから最初の2週間で劇的な改善を示し、胃腸が治癒していくにつれて、その後の6ヶ月ゆっくりと改善していきます。

炎症に関する問題は、明らかな改善が認められるまで、通常はさらに時間がかかりますが、それは、どれだけ良い睡眠がとれるかと、ストレスをよく管理できているかによります。(たいていは、胃腸の問題より1ヶ月か2ヶ月長くかかります)

多くの健康上の問題は、パレオ式ライフスタイルのすべてのアプローチで対処しなくてはならないことを忘れないでください(良い睡眠、ストレス管理、家の外へいくこと)。

 

あなたの胃腸の問題はとても深刻でしょうか?  もし、パレオを始める前のあなたのリーキーガットが深刻なら、治癒には時間がかかるかもしれません。

特に、小腸細菌の異常繁殖(SIBO)や、胃腸が重症なら、まず、胃腸を治癒することに集中しなくてはなりません。それは、6ヶ月から2年(その間、徐々に改善していきますが)かかる可能性もあります。

 

消化の問題はどうでしょうか?  身体が治癒することを助けるために、しばらくの間、消化を助けるサプリメントが必要かもしれません。

これらには、消化酵素、オックスバイル、胃酸サプリ(これは、潰瘍、血液凝結疾患、NSAIDとは禁忌です)が含まれます。

消化酵素とオックスバイルは、一般には使用説明書どおりにとるかぎり安全です(これらのサプリを摂ったら必ず食事をしてください、そうしないと、胃腸にダメージをおこします)。胃酸のサプリは、他のポストを参照してください。

 

 


パレオアプローチ グルテンと交差反応するタンパク質

2015-10-19 | パレオ・アプローチ

パレオアプローチでは、栄養の高いタンパク質(肉類、内臓、魚介類)や野菜、適量の果物から十分な栄養を補給し、

炎症を促進する食品(砂糖、穀物、乳製品、豆類、ナス科の野菜、シーズ類、添加物)を避け、

質のよい睡眠をとり、適度の運動(歩くこと、ヨガなど)をし、ストレス(瞑想、呼吸法により)を少なくして、

また、微笑んだり笑うこと

(作り笑いでもエンドルフィンが分泌されるそうです、例えばYouTubeで、funny dog と検索すると可愛くておかしいイヌのビデオがたくさんみれます)で

免疫系を沈静させていきます。

 

 

これは、グルテンに含まれるグリアジンに対する抗体と、クロスリアクション(交差反応)する穀物のリストです。

一番背の高い棒が、グリアジンそのもの、その隣が牛乳、そして、カゼイン(牛乳に含まれるタンパク質)

さらに右隣のカソモルフィンも牛乳に含まれます。さらに右に進むと、酵母(yeast)がかなり高く、

右端のコーン、ライス、ポテトとなっています。

 

白米は、食べていても副反応を克服できたという女の子もいますので、止めてみて調子がいいかどうか

再導入して、調子がわるくなったかどうかをみて決めることもできると思います。