松本春男の綾瀬市レポート(日本共産党元市議会議員)

2023年4月の綾瀬市議選で福田くみ子さんに
バトンタッチしました。

給食調理員嘔吐で機敏な反応、おかず提供中止

2016年10月03日 | 教育委員会
 夕方、教育委員会から事務連絡が有りました。
 本日の学校給食において、調理過程中に給食調理員1名がトイレで嘔吐したため、感染症が懸念されたので、中学校の給食はおかずの提供を中止し、ナン又は米飯・ふりかけ・牛乳を配食いたしました。(小学校は、運動会代休日のため、給食はありませんでした)

 夜、給食センターに電話して確認しました。嘔吐した調理員は、ノロウイルスの検査で陰性と判明したが、ノロウイルス以外の検査を行ったので、他の検査項目が全て陰性と判明するまでは、給食センターの勤務には出ない体制をとっているそうです。

 大勢の児童・生徒の給食を担当しますので、体調が悪いと判明したら、上司に直ぐに連絡して、児童・生徒が食べないように、直ぐに対応された関係者の判断を評価します。
 私は、給食でトラブルが有ったら隠さずに報告して、配送をストップするよう議会でも訴えて来ました。

 30年近く前の話です、学校給食センターが現在の綾瀬小学校の南側に有った当時、調理員がケガをしたまま調理業務に従事している状況を確認しました。
 当時の教育委員会の部長さんに、調理員の労災状況について調査をお願いしました。
 最初は私の指摘に対して、何か勘違いで言って来ていると思われる対応でしたが、調理員の労災報告が有る時期から1件も無い状況が続いていました。
 大勢が働く給食センターでは、ケガに注意していても、切り傷や軽い火傷などが数件は起きていましたが、労災事故がゼロが続くのは、隠している可能性が有るので聞き取り調査を行う事になりました。
 ベテラン職員がケガをしても、ビニール袋で業務につくので、中堅や若手の職員も休めずに働いていました。
 傷口から、ばい菌が食材に入ると集団食中毒になります。調理員の労災隠しはしないよう、繰り返し議会で訴えて来ました。
 学校給食でのトラブルが有ると、報告された事案だけを追及される方がいますが、一番怖いのは過去の事例のように、集団で事故隠しが行られる事です。
 私が最初に確認する事は、児童・生徒への対応、次に働いている職員への対応、3番目に必ず述べているのが職員が素早く上司に隠さずに事態を報告してくれた事です。最後に再発防止策の確認です。
 他の事例では事故報告bが有ると、批判だけを述べる方もいますが、誰でも怒られると事件を隠す事があります。隠さずに報告してくれた事の感謝が大事です。

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