問・何人かの市民から相談があり、障がいのある子どもを持つ親も高齢になってきたため、子どもの面倒を見られなくなることの将来の不安を抱えている。親が高齢になった場合の市の対応を聞きたい。
答・あらかじめ日常生活能力の向上や金銭的な管理の問題、支える人間関係をつくることなど、子どもの行く末を考えておくことが大切である。市の障がい者相談支援センターでは、多種多様な相談に応じた支援体制を整えている。親の高齢化により、障がいのある子どもを今までのように介護することや一緒に暮らすことが困難になる場合には、施設入所やグループホームなど居住に関する相談。自立のための就労相談や家族に対する相談など生活全般に関する様々な相談に対応している。障がい者を支える家族の不安を解消のための取り組みとして、今年度は新たな事業として、「親亡き後の講演会」を実施している。今後も、自立した生活を支え、安心して生活できるよう、支援が必要な障がい者や家族を支えることができるよう支援していく。
問・障がい者支援制度から介護保険制度の移行について
答・現行の制度では、障害福祉サービスを継続し利用する方は、65歳以降は障害福祉サービスに類似、あるいは相当するサービスが、介護保険サービスにある場合は、原則として介護保険サービスの利用が優先される。介護保険サービスにはない障害福祉独自のサービスについては、引き続き障害福祉サービスを利用することになる。
(松本の発言)岡山地裁で65歳以上の障がい者が障害者制度を継続したいと訴訟を行い3月に勝訴しました。12月に高裁の判決が出されますと説明。(12月の高裁も勝訴しました)