松本春男の綾瀬市レポート(日本共産党元市議会議員)

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高座清掃施設組合敷地土壌から六価クロムが検出される

2021年04月10日 | 高座施設組合

 4月7日の高座清掃施設組合の全員協議会で報告されました。粗大ゴミ解体工事における土壌改良を行った結果、改良した土壌より六価クロムが検出されました。六価クロムの基準値は0.05以下に対して、検体③は0.16.検体②は0.15、検体①は0.09の数値が検出されました。組合の説明では原因は、土壌が軟弱地盤であるため、擁壁の基礎を支えるため地盤改良を行った。地盤改良材はセメント系を使用しており、現地の土との相性により、六価クロムが検出される場合があるため、原因と考えられる。

 この報告を受けて調べていたら疑問が出ました。建設省技調発第48号 平成12年3月24日に建設大臣官房技術審議官が各地方建設局長あての、「セメント及びセメント系固化剤の地盤改良への使用及び改良土の再利用に関する当面の措置について」の中で、セメント及びセメント系固化剤を使用した改良土から、条件によっては六価クロムが土壌環境基準を超える濃度で溶出する恐れがあるため、当面、建設省所管の建設工事の施工にあたっては以下のとおり取り扱われたい。①セメント及びセメント系固化剤を地盤改良に使用する場合、現地土壌と使用予定の固化剤による六価クロム溶出試験を実施し、土壌環境基準を勘案して必要に応じ適切な措置を講じること。 ②セメント及びセメント系固化剤を使用した改良土を再利用する場合、六価クロム溶出試験を実施し、六価クロム溶出量が土壌環境基準以下であることを確認することを求めています。
 

当時の建設省は、六価クロムの危険性から事前に調査を行う事を求めています、高座清掃施設組合敷地内の工事では安全性の確認が要求されます。高座清掃施設組合の報告書は擁壁の基礎を支えるため地盤改良を行ったと記載されていますので、来週、高座清掃施設組合で疑問点の確認を行います。 

 

 

 


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