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高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

聞き取り

2008-11-12 18:17:25 | 日記
地域の方々より聞き取りをしています。 午前中は、Iさん、午後はSさん。私よりちょっとお兄さんの方々です。

中頓別の農家は3代目が現役の方が多数います。道南にくらべて開拓から世代数が少ないのが特徴です。ということは、それだけ中頓別には原生の風景が最近まであったということになります。

背丈ほどの直径の材木を切り出し、山土場まで藪だし(雪の斜面を伐採した木を滑らす)、馬橇に乗せた経験があるのです。大きな木の伐根をする父親を手伝った中学時代。ヤマメやイワナがうよよといた、ヤツメウナギの上を踏んで川を渡ったなど・・・驚くべき原生の風景を知っている現役世代がいるのです!!

開拓の様子が色濃く残るなまなましい話を聞くにつれ、ご当人達、親、祖父母の当時の「苦労というよりもそれが当たり前だった」という生活に想いを寄せるのは、かなりの想像力が必要とされます。

それにしても・・・、

いろいろと開拓の歴史を探るうちに・・・、大正初期に天北鉄道(音威子府から中頓別、浜頓別、稚内。廃線)の建設が、なぜにして 天塩を真っ直ぐに北上する予定ルートから変更されて、峠もあるような地形にわざわざ遠回りして実現されたかを知りました。民間財閥と国策による開拓の森林利権争い、中央資本と政治に翻弄され、搾取されて来た北海道の歴史にほかありません。

今も森は、表面的に見ると緑でいっぱいではありますが、わずか100年の間に原生の大木は全てと言っていいほどに伐採されています。過酷な労働を課すことにより、誰かが大いに儲けて去った歴史。

しかし、その中で生き暮らして来た人々がいるわけです。ときおり、さらりと苦労を語ってくださる お二人の笑顔は、とても素敵です。かっこいいです。 
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元航空幕僚長

2008-11-12 12:05:34 | 日記
シビリアンコントロールがお題目だけになっている。

「大東亜戦争の歴史的意義の正統化」が自衛隊の中で進んでいるとしか思えないような元航空幕僚長の国会陳述には、驚くというより、危うさを通り越して「危なさ」を感じる。論文も「私が指示すれば1000を超える論文が自衛官より集まる」「最大の防御は攻撃である」との答えには、歴史認識や安全保障問題が自衛隊内ですでに曲り角を超えているのでは?と疑念を抱かざるを得ない。 ましてや、擁護する政治かも現れている。

この国と軍隊は、「見当違いな正義と愛国心を国民に植え付け」・・、「仕事につけない若者たちを兵隊」にするつもりなのだろうか・・・?
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勉強になります

2008-11-12 11:51:57 | 日記

中頓別ふるさと地域力再生協議会の会議にオブザーバー参加。

農山漁村地域で地域のコミュニティ再生、都市との交流事業の仕掛けを全国あちらこちらで実践している結城富美雄さんがゲストとしてお話をしてもらいました。
穏やかながらも「食」や「過疎地域」に対する熱い思いに感銘を受けました。さまざまな農業問題も解説して頂きました。久しぶりにノートにメモを取り続けました。

農業組合員は312万人 そのうち45%が70才以上 農協自体が維持できなる?
農協金融の破綻はないのか?
グローバル農業経済に対応するため、しのぐために規模拡大しているだけ?
現場同士が遠くなる
知のストックを活かす
もうひとつのセクターをつくる
小さな食卓を地域につくる
作る力と買う力
自給の意味

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中頓別でまとめてゆく地域情報のキーワードも見えてきました。

昔の力は 今の力
おすそわけができるコミュニティ

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