高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

徒然に自然体験活動の指導者養成について

2024-02-26 13:34:10 | プログラム 研修、講演等

今日は暖かな陽ざしが指しています。午前午後とひとつずつZOOM会議があり、家の事務机の前のパソコン画面の前に座っています。(今は昼休憩中)

この冬の積雪は例年よりかは少ないかな。にしても、2月も下旬、陽ざしが柔らかく感じられるようになりました。 関東近辺ではサクラが咲いたとの話題がニュースに登場し、意外と春は早いかな。 いやまだまだ三月に大雪があるのが通例だからな、身体が弛緩しないようにせねばな。

午前中NPO自然体験活動推進協議会(通称CONE)の会議でした。次年度秋に開催する全国シンポジウムのプレ実行委員会の位置づけで理事や各部会役員とのその内容についての意見交換でした。 CONEの活動はもう30年を超えるほどの歴史があります。 全国で自然体験や青少年への体験活動をし、その指導者養成もしている100団体程が、文科省に集められました。自然体験活動の推進をしようという国の政策に基づいたものでした。当時のNEOSは設立当初から自然体験活動の担い手養成をしていたので、声がかかり霞が関で開催された会合に参画しました。これだけの顔ぶれを集めるた会議の旅費だけで1千万円くらいはかかっているのじゃあないかと、国の本腰を感じたものでした。

担い手・指導者養成は、その以前に(交財)日本環境教育フォーラムが「自然学校指導者養成講習」という基で研修内容・シラバスづくりをしていて実施されていました。 その時のシラバスの大項目が踏襲され養成研修のプログラム基準が作られ、今に続いています。

シンポジウムの基調テーマはリスクマネージメントで、とは大まかに決まっているのですが、その内容についての自由討論という形で、全国から10数名が参集しZOOM会議でした。文科省の方針もあって立ち上がったCONEですが、その大会計画に当初は国の予算補助が付き、全国各地でも地域フォーラムが開催できましたが、ここ2,3年は補助金(今は、例の「ゆめ基金」という直接補助ではなくて企画提案)が当たらなくなっています。 補助申請審査側の思惑にたてば、「もう、アンタ達は十分に育てたので自活しなさい、それでも補助が欲しいのであれば、もっと斬新性、革新性、社会的インパクトある活動への補助申請でなければだめよ」ということなのだと思います。

リスクマネージメントにしても、その概念普及は明らかに20数年前に比べて「当たり前ごと」にはなってきたと思います。常日頃からやってなければならないことだし、マネージメントすべきリスクも社会の変化によって増えてはいると思います(セクハラ、パワハラ、感染症対策、災害…)。 アウトドアのリスクマネージメント研修の手法を使って、実際に福祉現場やスポーツクラブでの研修を引き受けているという団体の事例も共有されました。 私がその手法を使って、まちづくりやコミュニケーショントレーニング,起業研修を仕事にできたようにやり方によっては、他分野での我々の仕事づくりもできるでしょう。

でも、それは「自然体験活動の推進」が目的性から外れてしまいかねません。

と・・、いろいろとい意見を重ね合わせて行く末に、「自然体験活動の哲学」が置き去りされてはいまいかという話題に会議の最後になりました。

私も機会あるたびにそのこと、いわゆる「そもそも論」について言及してきました。 昔、「環境にやさしいオッサン化炭素を吐く」連中が集まって自然体験や野外活動指導者養成講習の在り方を喧々諤々とやっていた時代では、「自然体験活動の理念・教育目標」を造るために、その前に「理念とは何か」「目標と目的に違いは」などという言葉の定義から論議し深めたことを思い出しました。

 

 



 

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合同フォーラム

2024-02-25 16:59:06 | プログラム 研修、講演等
北海道自然体験活動推進協議会(えぞCONE)と環境教育学会北海道支部との合同フォーラムを2月23-24日に札幌で開催しました。コロナ禍もあり、対面リアル開催は3年ぶりでした。 リアル参加者は50名程でネット中継もしたので合計で100名ほどが参集しました。 CONE側が進行する一日目のテーマは、ヒグマと環境教育でした。

現場ガイドや調査活動、行政の専門家による事例報告とパネルディスカッション。北海道では都市部にもヒグマの出没があちらこちらである時節柄、獣害管理からの発表となりがちで、環境教育のプログラムや手法についての言及があまりなかったのは、ちょっと事務局側の事前準備設定が曖昧だったかなとも感じましてたが、研究者や学生も多く、それはそれで現実現場を当事者から聞けたという意義はあったかな。
 
旧NEOS時代にはヒグマプログラムに凝ったことがあり、小学校や寿都高校でもヒグマ授業をしていたことがありました。その時に作った産まれたばかりの大きさも体重も実物と同じというヒグマのぬいぐるみ模型をMRKさんが作ったのですが、今もあちらこちらでプログラムをやっているWSDさんが「まだ現役で使わせてもらっています」と持参してくれました。
重さは4-500gだったかなあ。それが冬の巣穴の中で産まれて春先には40kgほどになる、100倍にもなるのです。「人間でいえば、産まれた赤ちゃんが半年で小錦くらいになるんだ!」なんてヒグマの凄さ不思議さで説明をしていたなあ・・、寿都高校では、いろいろ工夫してヒグマの生態から現状まで理解促進をし、ヒグマが出没するこの近辺では「恐ろしい、居なくなって欲しい」という授業前の感想ばかりだったのに、目の前の男子学生が最後には、一方的に害獣指定されて殺されてしまうヒグマに対して「切ないことだなあ・・」と感想をもらしたことがありました。 野生動物との共生は言葉で言えばたった二文字で済まされてしまいますが、人間とヒグマの関係は、もっと深い感性的な理解が必要なのではないかと改めて思えました。なんて懐かしく思い出していました。
また、ヒグマプログラムを丁寧にやってみたいなと思いました。
 
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DSRとコロナ

2022-06-23 10:46:33 | プログラム 研修、講演等

ぶらぶらと生きているもんで、ブログ更新が十日も空いてしまった。こんな長いことは海外の長期出張意外になかったなあ。毎日のぞいてくださる皆様、ごめんなさい。

コロナワクチンの4回目接種の案内が役場から来ました。今回は指定日時が最初から決まっています(都合が悪ければ変更ができますが)。 4回目ともなるとスムーズです。 旅行需要を喚起するための宿泊補助の道民割りとやらがありまして、当自然学校のゲストハウスは簡易宿泊施設なので、この制度に登録をしています。ちなみに夕朝食付きで5500円のところが、3000円となり、さらに2000円の買い物クーポンがつくので実質1000円でお泊りできるというお得な制度なのです。 しかし、ワクチン接種証明書確認が必須となっております。

コロナ前は、中国や台湾の自然体験活動団体との交流がけっこう盛んで、私が現地へ講演やスタッフ研修に行ったり、あちらから団体で研修視察にこられることも多かったのですが、ここまるまる2年は皆無となっていました。 そんな中で、リモートで研修講演の依頼が中国からきました。 自然学校の活動理念や内容を話すのですが、なんか語りも古めかしくなっているかもなあ。

でも、自分なりの活動理念は一瞬たりともぶれていない(が、最近はブラブラと生きてる感あるが・・)と思っています。それは次代を担う青年や子どもたちに 明らかに私の時代より困難な自然、社会環境時代を生きてゆかなければならない世代に、生きるチカラを育む場と機会を提供してゆこうという動機です。 それを続けるために立ち上げた北海道自然体験活動NEOS⇒NPO法人ねおすを各地拠点を独立解散したときに合わせて制作編集した、「これだけは各所永遠に共有してゆこう!!」とのコンセプト冊子があります。 「That's DSR」 Donika Suru Ryoku  です。

これについて、やっぱりぶれずに話そうと思っています。

しかし、日本人には案外わかりやすいコンセプトワードは、いったい中国人にはピンと来るのかなあ・・。

 

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カヌートレーニング

2022-04-26 16:42:50 | プログラム 研修、講演等
毎日少しずつ花が増えてきて、やっと春到来感があって楽しいです。 
校庭の山桜が開花しました。ソメイヨシノはつぼみが膨らみ、先っちょだけがちょっとピンクになっています。あと1週間もしないうちに咲くかなあ。
 
今日4/25はスタッフがカヌー練習にゆくというので、カヌー搬送のお手伝いをしました。(つまり、私は乗船しなかった) 黒松内を南の太平洋側から北の日本海へ流れる朱太川は、全長40kmほどですが、中流から下流域は穏やかな流れでカヌー件に適しています。 河畔林の柳も葉芽が膨らみ、背後の山々は残雪景色で美しい。


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フォーラムつづき

2022-03-07 16:52:30 | プログラム 研修、講演等

直接抱えている仕事が少なくなったので、年度末感が薄いのは、良いことなのか、寂しいことなのかのか、我が身の日々は大きな変化もなく続いていることは、世界情勢からみれば、それだけで、実に平和なことなのだなあ・・、と感じています。

とはいえ、3月には規模の大きなフォーラムに3つ関わっています。 3月5-6日は、北海道自然体験推進協議会(通称:えぞCONE)と環境教育学会北海道支部との合同フォーラムを、まず第一弾として無事終えました。 幼児の自然保育と環境教育・ESDをテーマにして、自然体験活動の実践者と教育関係者が中心の集まりをZOOMで行いました。100名近くが発表・視聴参加してくださいました。 事前申込みはもっと多かったのですが、当日に繋いでくださった方は減ってしまいましたが・・。 Zoom配信は無料参加設定だったこともあるのもその一因なのかなあ・・。 かくゆう私も参加申込みをしていて当日は繋がないで終わってしまったというようなZOOM集まりもあるからな。 参加が手軽になったぶんに、モチベーションが希薄化しているのかもなあ・・。 とはいえ、ひとつテーマでリアルでも100人規模のフォーラムやミーティングを開催するのはコロナ前でも難しくなっていたので、 100人も集まれば上出来だな。 開催事務局の中心だった、当自然学校のチコちゃんの仕切りが素晴らしく、余は満足じゃ。

さて、次は北海道メジャーグループフォーラムなるものが 3月13日にあります。

北海道メジャーグループプロジェクト2021 
全体ミーティング <オンライン開催>

「北海道メジャーグループ・プロジェクト2021」(主幹団体:北海道地方ESD活動支援センター、さっぽろ自由学校「遊」)では、北海道において、持続可能な社会づくりのために「誰一人取り残さない」ことを目指し、3つの問いについて対話を行ってきました。昨年は未来に対する具体的なアクションやビジョンが見えず苦労した場面もあり、今年は昨年の宿題から取り掛かり始めました。まずは未来を描けるようになるためにシナリオプランニング勉強会としてキックオフミーティングを行いました。
 その後各グループでグループミーティングを実施し、今に至ります。私たちも打ち合わせやグループミーティングを行う中で、「生活に結び付く深刻な課題」や「同じ立場なのに起きる断絶」「未来に対する言い知れない不安」など、様々なことを感じてきました。グループだけでも10もあり、共通言語も違いますが、よりよい未来を一緒に考えたいという気持ちは同じです。
 全体ミーティングでは、それぞれのグループミーティングで話されたことを発表します。
 あなたとは違う属性から見た世界を覗いて、迎えたい未来について考えてみませんか。
 もしよかったら来年、プロジェクトに参加しませんか。
 今年は昨年のプロジェクトからパワーアップして合計10グループの発表があります。
 それぞれの立場から見えること、感じていること、切実な課題などについて話を聞くことで、「誰一人」について考えてみませんか。

[日 程] 3月13日(日) 13:30~16:15
[対 象] メジャーグループプロジェクトに参加したことのある方、興味のある方
[参加費] 無料
[申し込み] こちらのフォームよりお申し込みください
https://forms.gle/sHUcGhqPesNN5ZFC6
[開催方法] オンライン(Web会議システム「Zoom」を使用)
[プログラム]
■各グループからの発表 ※()書きは発表者
・企業(清水誓幸) ・協同組合(石本依子)
・NPO/NGO(桑名智子) ・地域コミュニティ(本井祐太)
・研究者(山中康裕) ・農民(荒谷明子)
・先住民族(結城陸) ・ユース(長谷川友子)
・女性(久世ののか) ・障害者(小谷晴子)
■参加者間の話合いと共有

[主 催] チーム「北海道メジャーグループプロジェクト2021」、
     北海道地方ESD活動支援センター、さっぽろ自由学校「遊」

◆ そして、もうひとつは、NPO活動の先駆者であった 故小林薫重さんを偲ぶフォーラムです。北海道NPOサポートセンターが主催します。

その追悼フォーラム「NPOの今と未来、改めて協働を考える」をテーマに開催します。(ZOOM&リアル)、 ぜひ、今を担うみなさんにも参加して欲しいので、ご案内します。 詳細、お申し込みは下記HPより⇒

 
よろしくお願い致します。
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インタープリテーションセミナー in 比企

2021-12-14 11:08:52 | プログラム 研修、講演等
やっぱり疲れたなんだなあ・・。精神的にも肉体的にも。先週水曜日12/8から土曜日まで埼玉県比企地域に出張していました。インタープリテーションの研修仕事だったんですが、いままで知らなかった初めての土地でフィールドワークを事前にしてその地域の案内を研修参加者に実際にして、その後、意図開きのような講義をするという流れのお仕事でした。当日前は、珍しくなんだか緊張して、2,3日は睡眠不足であったし、フィールドワーク2日間は一日2万歩もあるいたりしましたからね・・。 なんだか海外出張、中国へ1週間くらい行ってきたみたいに疲れてしまって、帰ってきた翌日は一日寝ておりました・・。

しかし、初めての土地をじっくりと歩き、その後にインタープリテーションに馴染みのない方々(参加者は20名)にその意義やコツを伝える仕事は、なかなか面白くもあったので、こころよい疲れも今日も引きずっています。


比企地方は、かなり広い範囲で、その中心は東松山駅となります。 武蔵野丘陵地帯の北の方という位置になるのかな。
ここは来年のNHK大河ドラマの「鎌倉殿の13人衆」のひとり比企氏に治められていた地域です。この氏は鎌倉時代の北条氏に滅ぼされてしまいました。そして、時は室町時代と続き、足利将軍による武家政治と続き、その没落と同時期に織田信長が登場し、私たちが社会で習った群雄割拠の戦国時代に突入したのですが、この戦国時代というのは、もっとずっと昔からあったのだと、今更ながら気づかされました。

以下、私が今回訪れての理解でありますが、
この地は、今では比企一族の名を冠して比企地方といいますが、その昔、平安時代の終わり頃から鎌倉時代のはじめには、畠山一族が統治していて、いわゆる関東東国武士の発祥の地です。社会科で習ったのは、平安貴族が荘園を起こしその地所を守るために武士集団をつくり、その武士が力をつけて来て、武家政権(鎌倉幕府)となった、平安後期の平氏政権は貴族政権の傀儡であって武家政権ではなかったと習いました。 戦国時代は実は織田信長以前の100年以上前から小地域的な群雄割拠が盛んな戦闘・戦争を繰り返していたのです。 埼玉県にはその当時の城郭・館跡が800箇所近くも確認されており、ここ比企地方にはその1割強が集中していて、その当時の戦乱の激しさが想像できます。

城というと、天守閣がある城郭を想像しがちですが、それは織田信長時代の話であって、この当時は地勢を利用した山城であり、多くの兵士が駐屯できるような館が峰の中に造られたのでした。


なので、どの城郭跡や神社仏閣も小高い場所にあって、訪ね歩くのがたいへんでした。
階段があるのは、比較的新しい時代であり、多くは山道です。なので、今は、ハイキングルートも多くあり、東松山はウォーキングのまちづくりもしているのです。
 
それらの麓は、農村地帯です。またかつては、養蚕も盛んで、牧(まき)、つまり馬の生産地でもあり、陸路の要害地であるととも産物も豊富な肥沃な地帯であったために、その割拠に幾多の戦乱の舞台となりました。
 
ところで、その戦闘の兵士はだれか?となると、皆が武士ではないのでした。兵隊さんはその領地のお百姓さんだったのです。戦がはじまりそうになると城主から徴兵されて戦いの尖兵となったのでした。戦場は自分たちが耕した田畑であったりしたのです。 多くの集落民も命を落としたことでしょう、田畑も荒れてしまいました。一時の戦乱が終わると、再びそこを復興させて耕作に励むのでした。 そんな幾多の時代を乗り越えて、この山村集落は、いまやのどかで平和な空気に包まれていました。
 霜里地区にある元小学校のコミュニティ施設で、午後はインタープリテーションの意義やコツをお話させて頂きました。 この一帯は有機農業地域にもなっていて、お昼はおいしい有機野菜やお米のランチプレートでした。
 
講演会も、まあ・・、お伝えしたいことはお伝えできたかな。
 
 
 
 
 
 
 
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魂のインタープリテーション

2021-12-04 16:22:49 | プログラム 研修、講演等

コロナ禍で延期に延期を重ねていたセミナー仕事なのですが、来週、埼玉の比企地方にひさびさの道外出張に出向きます。オミクロン株とかゆう変異種がまた広がる可能性もありますが、もう延期はないだろうと、覚悟を決めて。

地域ガイドのインタープリテーションについてのセミナーの講師なのですが、 一日半くらいの事前フィールドワークをして、実際のインタープリテーションをして、その意図開きみたいな講習をするという日程なのです。なにしろ、比企地方には人生で一度も行ったことはないので、ちょっと無茶と言えば無茶ぶりなのですが・・、私の師匠のおひとりであり、その昔、北海道に始めてファシリテーションの概念を持ち込み講習会を開催して頂いた環境まちづくりNGOのMRさんからの引合いなので断るわけにはいかない・・のです。そして、そのテーマは「魂のインタープリテーション」という壮大なものなので、ちょっと戸惑っています。

現在活動をしている内容資料を送って頂きましたが、どれも地域文化・歴史や地元産業をテーマにしたプログラムであり、そのパンフレットをみると、むしろ、私の方が参考になるようなものばかりなのです・・・。 にも関わらずなぜ・・・??

そこに、「魂の」という言葉がキモでセミナー題名になっているのです。 うーん・・、ハードル高し。 

活動に参加する人(地元に花を咲かせましょう、を合言葉に はなさか研究所というものがあり、その研究員さんへの講習会です。 主催者とメールでやりとりをしてみると、プログラム・ツアーの実際の担い手が育っていないということのようです。だから・・「魂」なんだなということが分かって来ました。 (ますますハードルが高い・・・)

なので、何をキモにセミナーをしようかと、徒然に頭の整理を・・(以下、長くなるかもしれません)

まず、「地域に花を咲かせましょう」というはなさか研究所なる活動に参加している地元の人たちが対象なのだから、地域に対する地域愛はあるのだと想定。 鎌倉時代の比企氏から続く地域だから歴史は古い。埼玉と言っても、農山村地域なのだと思うので、地域資源はたんとある。また、それらを来訪者に案内するプログラムは揃っている・・・。

なのに、地域ツーリズムを起こしたい、関心があるから、「はなさか研究所」という組織(までになっているのかは不明・・、たぶんMさんが外側から主導している・・・)はあるが、実際に案内人となる担い手になる人がいない・・・。それはなぜなんだろう・・・。

考えられるのは、外から来る来訪者の案内にホスピタリティ的に、また地域資源の知識不足を感じているので案内ができないということなんだろうか・・・。 お金が取れない・・ビジネスにはならないという不安か・・・。

ビジネスになるかならないかは・・・、

黒松内という知床のような深く豊かな自然があるわけでない場所で自然学校を経営している身としては、そりゃあ、ガイド業だけは生計は成り立たない。しかし、私たちも結局のところそれは副業的であってガイド業だけでは食べて行けない。なので、地域ガイド的な仕事もやっている。しかし、この地の素晴らしさ、田舎の素敵さは来訪者に伝えたい、それをミッションとしている。⇒ これは大前提の姿勢と態度。

ガイド・インタープリテーションに知識は必要か・・  

もちろん、その地の自然や歴史、産業の知識はあった方がベターであり、間違ったことを伝えてはいけない。しかし、知識だけ披露したところで、来訪者(聞き手)のニーズにあっているとは言えない。それよりか情報量が多すぎるとかえって逆効果となる。 よく観光地や自然ガイドさんには自分の知っていることを長々と話してしまうお方がいますね・・・。 最近では丁寧にうちのガイド研修をしていませんが、新人・研修生である程度勉強すると、それをお客さんに話したくなるんだなあ・・、情報量を増減を注意してもらいます。 それには、来訪者の反応をちゃんと見れるような人間観察力が必要ね。 10人もの人を案内するときは、そのうちの3人くらいが飽きてきているようだったら、次の展開に移ったほうがいいと思う。

それよりも何よりも、自分が面白がれるかが重要なこと。面白いことは知識だけではない。 その場で見れる美しさとか、不思議さ、もの音でもいい。 インタープリテーションの基本は、「そこにあるけど、お客さんに見えない、気がつかないもの、ことを見せる」「そこにないけれど、あるように見せる・・ないものを見せる」である。例えば、鳥の囀りはそれに注意させないとお客さんには聞こえない。同じく五感は、意識させないと作動しないから、作動させるように心がけて同行する。今は夏だけど、冬は背丈以上に雪が積もることを想像させる。

見せ方のコツもある。 鳥瞰するように大きく風景を見せる、角度を変えて見せる。近寄ってミクロに見せる。風景を見せるときには、その場へのアプローチにも工夫する。

そういったいろいろなコツがあるのだけれども、一番大切なことは、ガイド本人が話題にしていることを面白がっているのかなのだな。

「魂の」と言われれば、 その根底には地域愛、自然愛護感とか、生き物ばかりでなく、環境すべてにつながりがある、いのちの大切さといったベースとなる感覚を養っておく必要があるな。

PSおまけ

北海道アウトドアガイド資格制度を立ち上げ委員をしていた時代があって、制度の骨格が決まった後に、そのテキストづくりをNPOねおすが受託したことがありました。(実際は対行政仕事が面倒なので、それは別会社に全体の委託事業を取ってもらい、その執筆は当時のねおすスタッフや理事者で行った) そのテキストの初版の北海道アウトドアガイド基本テキストの基礎編の第一章理念・倫理 第二章自然の理解・配慮、第7章ガイドの技術の基本は、不肖高木が執筆しました。かなり良い出来だと自負しています。 現行のテキストにも引き継がれているものもありますが、けっこう削除改編された部分もあります。(高木自論があって削られたのかなあ・・)

一線を退いて、けっこう時間がある昨今であるので、もう一度、原稿を起こして再編集をし、自分のブログにでも残しておくかなあ・・・。

 

 

 

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中国の環境教育のフォーラム

2021-11-29 13:26:30 | プログラム 研修、講演等

コロナで海外と行き来する機会がもう2年もありません。 

今日は、中国で開催されている自然教育のフォーラムにネット参加。とはいえ、事前に「田舎での自然学校経営について」の20分講演の動画収録をし、それを中国のツイッターみたいなWechatで現地放映して、その後に質問を受けるという形態なのですが、Wechatがうまく繋がらなくて、私と日本にいるコーディネイターのFancyがZoomで繋いで、Fancyが通訳してWechatで応えるというスタイルでした。 画像対面もなくて、なんだか相手が見えずに空疎感あり・・。 やっぱり現地に行ってみなさんと対面でフォーラムがしたいなあ・・。 中国では農村地域で活動する自然学校を増やしたい、やってみたいというニーズがあるのですが、社会体制が異なるし、なかなか思うようにゆかないようです。 しかし、数度訪れた中国開催でのフォーラムでは、自然学校と称する団体がとても多く立ち上がっていて、日本の自然学校から経営を学ぼうという人々がたくさんいます。 コロナ前には秋にそんな人々が視察ツアーに北海道に訪れて、旧ねおすサイトを巡るということもしていました。 それも今や開催することができません・・。

コロナ開けたら、また招へいしてくれるとのことなので、早く人々が行き来できる世界に戻って欲しいなあ・・。 

**

変わって黒松内ぶなの森自然学校話題。 例年より2週間遅れぐらいで初雪があり校庭も白くなりました。 これは溶けるだろうと思っているのですが、気温が上がらす・・、これからはしばらく陽光がささない初冬の曇空が続きます。まさか根雪にならんよなあ・・。

そんな中、来訪者も続いています。 先週はODA?SATOAKIさん等一行が元気な姿をみせてくれましたし、この週末には、かつての山村留学生だったSHTRくんが、そして昨日から今日にかけては、スタッフだったINRと母上が子連れ三代で訪ねてくれました。 思い出話も花咲く楽しいふた晩を、(いやその前日は札幌で飲み会もしたな)過ごさせてもらいました。

「新田舎づくり実践研究所」をライフワークとしているので、いろいろな人たちの拠り所になってゆきたいな。

 

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山本文子さん

2021-11-22 11:01:37 | プログラム 研修、講演等

帰りがけにハグをすると、彼女の小さなからだが、とてもあったかだった。

次女が真狩村にある助産院に務めていた、その関係から山本文子さんを四国から講師によんでの講演会があるというのを知った黒松内の教育委員会が招へいをして家庭教育という枠組みで講演会が11月19日にありました。 私より一回りうえのお姉さんなのですが、朝に地元を発って昼に黒松内入り。昼食は我が家で まりこご飯でご一緒しました。

山本さんは、全国各地でいのちの大切さを伝える性教育講演をされていて、助産師実習にも全国から師事を仰がれている方です。 1時間のお話は、とてもエネルギッシュで、高校生の妊娠出産相談など実例を持っての迫力あるものでした。全国各地の学校で子ども達にもお話されるそうです。

私は専門学校(社会体育・スポーツクラブのインストラクターの養成)の経営、教壇に立っていた時があり、性教育や喫煙に関わる講座を担当していたことがありました。学生は高卒から二十歳ですから、授業構成になかなか苦心をしました。その頃にお会いしてお話を聞けたらよかったなあ・・。

演題は「いのちってあったかい」でした。  高校生同士が妊娠をして産むか堕ろすかの相談に来た時に、ふたりに1週間考えさせて、結局出産することになったという実話で、悩みに悩んだ少年(父親)が、最初に赤ちゃんを抱いた時の感想が、「あったかい」だったそうです。

文子さんの身体も小さくてあったかだった。 そのあたたかさを感じだ私は 思わず涙ぐんでしまったのでした。

「いのちの大切さ」を改めて教えて頂くとともに、70歳を超えても、それを熱く伝え続ける彼女の姿勢・態度、情熱にうたれました・・・。

ありがとうございます。

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NPOの継承問題

2021-11-01 17:04:46 | プログラム 研修、講演等

NPOの継承について・・20分 NPO中間支援団体合同研修会 講演要旨

北海道NPOサポートセンター経由で旭川NPOサポートセンターを会場とした道内のNPO中間支援団体の合同研修会の講師に招かれて10月29-30日と旭川へ出張をしてきました。 演題が「NPOの経営継承について」と難題で持ち時間も20分しかないので、PPTスライドを作ることを諦めて KPP(紙芝居プレゼンテーション)で要旨キーワードだけ書いて話す方法でやっつけて来ました。 せっかくなので、講話要旨を珍しく書いたので、貼り付けます。(ちょっと長いです・・)

 

◆自己紹介とNPOねおすの設立

NPO創成期のころ北海道で一番先にNPOの承認を受けました。北海道NPOサポートセンターと富良野演劇工房と一緒に道庁にNPO法人NEOSという自然体験活動を普及・人材育成をする団体として法人申請を上げたのは、1992年前後かな。 NPO法案が施行されて即対応でしたので、全国でも一番早い承認だったと思います。 以来、「自然と人、人と人、社会と自然のつながりづくり」をミッションとして、自然学校という、それを実現する 場、プログラム、担い手づくりを行い、道内や本州に拠点づくりを行ってきましたが、2016年かな・・、解散し、それまで創った各地の拠点を独立させ、私もそのひとつである、道南の人口2700人の小さな町、黒松内で廃校舎を活用して、「黒松内ぶなの森自然学校」を経営しています。

 

◆ねおすの解散

NPOねおすは、常勤スタッフ10数名、夏の繁忙期の季節雇用や補助事業雇用を含めると50名近いスタッフが所属する大所帯になりました。複数の拠点で活動していると、それぞれの地域事情により運営の仕方に違いがでてくるので、全てを統括する経営の仕方ではリスクマネージメントが取れない、迅速に経営決断ができないなどの理由により、それぞれの拠点の責任者を代表としたNPOや個人事業に分化させました。

 

現在、私はNPO法人くろす野外計画社(黒松内ぶなの森自然学校を運営受託)、NPO法人ねおす共育ファンドというふたつのNPOの理事長をしています。

 

◆今日のテーマは自分ごとでもある。

 NPOねおすは、その理念・ミッションを継承しつつ、いわば上手に解散継続することができたと自負していますが、現在足元の自然学校の経営の継承については、私も60代後半に入り、再び現実問題として抱えております。

 NPOは、そのサービスの対象者・受益者によって一概ではないと思います。私たちの活動は、いわば一方的なおっせかい業であるので、なくなったとしても、これまでに私たちの活動サービスを受けている方々には直接的に生活に影響があるものではないでしょう。道のサポセンの生みの親でもあった小林さんは、「NPOがなくなる、なくてもいい社会になればいい」とおっしゃっていましたが、福祉系のNPOであると、サービスの継承がないと受益者はとたんに困ることになってしまいますよね・・・。

◆では・・、どうするべきか

というと、なかなか具体的な提案ができないのが、すいません、率直なところなのですが・・、

 こんなことを言ってしまうと、元も子もないのですが・・、 ひとりで無理をしないで、「社会課題を明確に提示しながら止めてしまう」というのが大きな手だと正直思います。しかし、そうは行かないという福祉系NPOがほとんどでしょうから、自前に後継者がいないのであれば、企業のように同業者合併や他種NPOとの連携経営を模索するしかないのではないでしょうか。  長い目でみれば、現有スタッフの他NPOとの交換研修・サッカーのような選手のレンタル制度や 思い切って野球のドラフト制度みたいな業界全体の人材の共有・活性化を狙ってもいいのではないかな。 NPO活動の蛸壺化をいつも心配しています。レンタルやドラフト制度は極端としても、長い目でスタッフをNPO業界全体で育ててゆくことをこれからは真剣に考える必要があると思っています。

◆理念の継承と変容

私は、ブログやfacebookの投稿を盛んにしています。話すよりも文章書きの方が得意というか好きです。 なので、活動の大きな方針や考え方を時折にしたためて、スタッフに明文化して提示してきました。 中には、ねおす活動のエコロジーの10大原則や組織活動の複雑系!進化則と言った、書いている本人は納得が言っていても、新しいスタッフにはピンと来ない、わかりにくいものをあるということも知ってはいるのですが、それでもいいと思っています。 目標・理念は大きくて、いっけん曖昧で焦点を絞りにくいことも必要です。すると、的が大きいわけですから、それに大枠的に入っていればいいので、個人個人の活動も幅が広がります。 そういった意味から、組織のミッションと個人のミッションのバランス取りが大切で、スタッフのやりたいことが実現できる場づくりを心がけてきました。

かつて、「やらされ感がある」と言い残して去っていったスタッフもいました・・。 

そんなことが、下地にあったお陰か、10年目の頃に、スタッフ全員の研修会で「ねおすツーリズム憲章」なるものを全員からの言葉あつめで作ることができました。これは分派した旧ねおすサイトでも、それぞれの活動の原理原則となっていることを、信じてやみません。

しかし、その理念は創設者としては継承されるのは、大きな願いでもありますが、後継にはその全てを継承してもらうのは荷が重すぎることにもなりかねません。ですから、理念の再構築は時代の変遷とともにあって良いとも考えています。

◆ねおす銀河系ネットワーク

私たちの理念・目標は「自然と人・人と人・社会と自然のつながりづくり」です。 これだけは、ねおす出身者には押さえておいて欲しいとは願っています。 その同総会的なつながりを「ねおす銀河ネットワーク」と呼んでいます。「個性ある小集団を銀河と呼ぼう、それらがゆるやかに繋がり合って社会のセイフティネットとなろう」などと叫んでおります。

◆命とは・・複雑系開放システム

ところで、私の「生きる哲学、経営の哲学みたいな」ことなのですが・・、

みなさんは命ってなんだと思いますか? あなたは、あなたの命をいくつお持ちですか? ・・・・ ふつうは「ひとつ」って答えますよね。 でもね、口の中には自分の意思ではどうにもならない億単位の細菌や小さなうごめくもの達がいます。体内全体だと何兆にもなるそうです。  肝臓移植を考えてみると、肝臓を提供した人は死んでしまいます。でも肝臓の提供を受けた人は生きることができます。 しかし、肝臓は肝臓だけでは生きることができません。肝臓が肝臓らしく生きるためには、他の臓器とつながらないと存在し得ないのです。 だから私は、「命とは、そもそも、何かと何か、違うものがつながりあうことで存在する開放性システム」だと考えています。 これは個の体内的問題だけではなくて、この世にあるすべての存在に言えることだと考えます。 だからね、「自分と違う他者とつながる」ことは、命の原理原則なんですよ。

NPOという組織も同じです。だから、他とつながりあうことによって、組織も命を宿します。また、他とつながり続けなければ命は絶えます。だから、NPO経営の原理原則は、「つながりづくり」であると考えています。そして、さらに組織に命が宿ると、「複雑系」に必然的になります。なので・・、「ねおす複雑系の知」なるわかりにくい目標理念も作りました。た。そのために必然的に全体をゆるやかにつなげながら解散したのです・・・。

◆ひとづくりは、仕事を任せること

 人材育成のキモは、「仕事を任せる」ことだと思います。もちろん、その時の責任者は仕事にミスがあっても最終責任はとってあげるよという気構えは必要ですが・・。 しかし、組織ミッションが大幅大枠であり、個人のミッションも尊重していると自然と自分のやりたいことも膨らんでゆきます。だから、スタッフの興味関心によって新しい仕事が生まれてもいいと考えています。 福祉ケア活動が、旅行サポートになってもいいじゃあないですか、絵画教室をやってもいいじゃあないですか・・。

◆だれのためのNPO活動なのか・・

 NPO活動の受益者は誰かと考えたときに・・ もちろん第一顧客は活動から直接サービスを受ける利用者さん・参加者であるわけですが、その第二顧客はだれなのでしょうか。私はね、それは、活動をしている本人自身だと思うのです。つまりスタッフ自身の自己実現ということが、隠れたる大きな目的でもあると考えています。 かつて、「やらされ感がある」と言い残して、去っていたスタッフがいました。 それはそのスタッフの自己実現ができる場でなかったというゆえでしょう。 だから、NPOはそれができる組織であるべき(スタッフの自己実現を応援すべき)と、そのことがあって以来、強く考えています。

一方では、それは組織経営としては危険でもあるわけで、育ったスタッフが自分のやりたい、実現したいことをもって、独立してゆくのですね・・。 それは経営者としてはつらいことです。しかし、それはNPO経営の宿命でもあります。 NPOの最大の使命は「社会に貢献する人材を輩出」することですから。 これ、ドラッカーさんが流行る前から、私はそう考えておりました(と、ちょっと自慢顔(笑)

具体的には、3年掛かりで事業を切り盛りする私たちの職制というか、役割のチーフディレクターという存在を養成していました。そのためには、研修生という存在を先輩ー後輩という関係性で常に雇用配置して研修生をディレクターにすることをチーフ格に義務つけてきました。この仕組みはとても効を奏してきました。 しかし、この仕組みは研修生は無給という乱暴なやり方で、今ではなかなか研修生が現れなくて頓挫しかかってはいますが・・・。 地域おこし協力隊の制度などと組み合わせたいのですが、これもうまくいくようでいて、いろいろと問題がありますが・・・。

◆NPOの経営目標

頂いたお題に比べて、随分と取っ散らかった話になってしまいましたが、要は、創設経営者は、今ある組織が継承されなくても、悲観せずに、その根本的、変えて欲しくない理念さえ継承してくれる人材が輩出できた、できることで「良し」と、する気概でいいのではないかなあ・・と、いうのが私の今日の締めくくりです。

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