高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

元気いちば

2023-08-18 12:49:05 | プログラム 高齢者
おおよそ月に一回の地域活動で「元気市場」という集まりを開催しています。 もう10年くらいの活動になるのですが、地元の参加者は年々減ってきてしまっています。
本来的には「いちば」と称しているので、地域の方々が自家菜園している野菜や不用になった物のフリーマケットとして当集落(作開・さっかい)の老若男女が集う場所にしたかったのですが、お年寄りが集いおしゃべりする場となっています。そのお年寄り達も自家菜園する人も高齢となり畑作業ができなくなり出品はなくなってしまいました。お年寄り自体も高齢者施設に入所したり亡くなったりして、今日も5,6人の参加しかなく、自然学校や滞在する若者のほうがずっと多い状況でした。
 主催意図するところと違ってはいますが、お年寄りの団欒の場となりました・・。それはそれで、自然学校に来ている若い人との交流の場にもなっているので「良し」であります。

今日は滞在するイギリス(イングランド、ウエールズ)や台湾人との交流ができました。二十歳のイギリス学生から「人生の先輩から私たちになにかアドバイスが欲しい」という話題が振られて、なかなかいいコミュニケーションが取れました。 この会は、いちおう地域の振興会が主催ということになっており、その会長は私よりひとつふたつ年上のFKDさんです。脳梗塞を患ってお体不自由なのですが、それでも前向きに生きてきた、生きているという話に若いみんなは真剣に聴きいっていました。(ちこさんが通訳しつつ)一生懸命話すFKDさんの話、その声の波動を感じ取って聴いている彼らの表情がとても印象的でした。
 
今日はここに日本の学生がいなかったことがちょっと残念だったなあ。 
 
夏の主催キャンプは連日天気に恵まれて、すべての日程が終了しました。 これからは、家族グループや小学校の体験活動が続きます。
 
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地域交流会

2023-01-17 20:50:52 | プログラム 高齢者
毎年年始に地域交流会と称して、冬休みキャンプで滞在している町外のこども達と地域住民との交流会をしていました。地域住民といっても、結局のところお年寄りしか来てくれないのですが・・。 今年は年始の子どもキャンプを計画しなかったので、地域への告知だけしての集まりとしました。

地域の老人会は作寿会という名称で、私もメンバーに入っています。今回も作寿会メンバーが5,6人のみの参加でした。ここ数年で、福祉施設に入居したり、亡くなったりで、そもそもメンバーも減ってきました(今は20人弱くらいかな)。
参加者の皆さんは、ぶなの森自然学校が使わせて頂いている、元作開小学校の卒業生です。中には先生と生徒だったという関係のお年寄りもいます。 つまり元先生はいまは90歳くらいなのですね。 お元気です。
 
そして、今日は若いうちのスタッフに郷土料理を教えてもらうという趣向で、「いもすり流し団子汁」なる料理を作りました。婆ちゃん方も子どもの頃に親が作ったけれど、今はアタシらは作らんなあ・・と。 茹でたじゃがいもを潰して団子にする料理もありますが、このすり流しは、生のジャガイモをすりおろして、水でさらして木綿布で絞り澱粉も取り、絞ったいもを団子にする段階で、その澱粉を使うというちょっと手間暇がかかる料理工程がありました。
汁は醤油系ですが、いももち団子は、なめらかでかつモチモチ食感があり美味でありました。
お椀の右の小皿に乗っているのは、そのすり流しいもをフライパンで焼いたものです。塩味だけの素朴なもので、これもおいしかったね。
 
あっ、ボッチャをする予定もあったけど、やらなかったなあ・・。
 
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ボッチャ

2022-01-16 18:33:34 | プログラム 高齢者
昨年の東京パラリンピックの正式競技でTVでもその競技模様がながされたボッチャ。建設会社か電気製品会社か?TVCMでも子ども達がやっている様子が放映されていますよね。  

黒松内町教育委員会で、この競技道具のセットを入手していました。 自然学校が立地する地域の老人会でこのことが話題となり、みんなで体験してみようということになり、コロナ禍でいろいろな行事が中止となり、お年寄りたちのデイケアもなくなってしまっているので、こえを借りてきて、自然学校でこじんまりと体験会をしてみようということになりました。
 
ルールはカーリングのようで、赤青のボールを持つふたチームにわかれて競技をします。まずはじめに白いボールを投げます(転がしても、蹴ってもよい)。 そのボールをめがけて交互に赤青のボールを白ボールにできるだけ近づけるように投げます。 今回は双方が12球づつでした。 そして投げ終わった後に、白ボールに一番近いボールが3点、次が2点、その次が1点として、その合計点で争い、1セットを終えます。それを何セットが行ってセットごとの合計点で勝敗を決めます。
ボールは中に砂かなにかが入っているようで、柔らかで意外と重たいです。投げ方によっては少しはバウンドもします。カーリングのように他のボールに当ててもあまり移動させることは難しい。 障害者がボールを投げられないような選手の時は、ボールを転がせる樋(とい)のような道具もあります。 点取りはその距離が微妙なのでコンパスのような道具を使って距離を測ります。  我々が子どものころにはビー玉遊びが流行りましたが、その中にも似たような遊びがあったなあ・・(あれは、地面に丸い円を描いて、その中に大きい親玉をまず投げ合い入れた方が先行となり、交互に普通サイズのビー玉を投げない円からはじき出されたビー玉を取り合う、というものだったかな・・)
 
かなり単純なスポーツなのですが、これがやってみると意外に面白い。何よりも障害も大人も子どもも関係なくチームがつくれることがよい。 例年正月には、子どもキャンプを実施していて、この日程の中で地域のお年寄りとの交流会をしていたのですが、今年は都市圏から来る子ども達なので、コロナ心配もあり地域だけで行いましたが、次の機会には子どもとチームを組んでの活動にしたいものです。
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地域交流会

2018-01-09 18:48:20 | プログラム 高齢者

毎年、年明けの子ども体験キャンプで実施する地域交流会を今年も開催しました。 子どもの参加者も10人ほどしかなく、地域のお年寄りも入院やらでどんどん少なくなっています。 10年ほど前は、40人ほどで実施していたのになあ・・・と、過疎地の現実が可視化しています。 

             

地域のお年寄りの杵使い、婆ちゃんからあんころ餅のつくり方を伝授される風景は続けたいものです・・・。 まあ、俺らが、すでにじいちゃん、ばあちゃんだから、ちゃんと伝承せんとね・・・・。

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北海道地域社会福祉学会の研究会

2013-02-12 14:23:41 | プログラム 高齢者

 北海道地域福祉学会の定例の研究会にて、自然療育のことや ねおすが地域に入って拠点を作ってゆくプロセスを報告、まな板に乗りました。 20名ほどの福祉施設職員、経営者、研究者がお集まりでした。

 これまであまり接点がなかった、私達の自然体験活動領域と地域福祉・・、お互いに重なりあえる領域があることを改めて実感しました。 これを機会に関係性を作ってゆこうと思います。

 社会関係性資本の構築・・・。 これこそ、社会のセイフティネットにつながります。

民主党細野幹事長との懇談でも、民主党がコンクリートから人へのスローガンを降ろす・・が、改めて「共生社会」という概念は下ろさないというようなことも言っていました。

世の中、コンクリートに後戻り・・・、土木建築インフラ・社会資本整備が国土強靭化計画で始まりました。国家あっての国民か? 国民あっての国家か・・という点から言えば、今の日本は多勢が国家あっての国民になりつつあります。 ・・・・が、社会関係性資本づくり、つまり「人づくり」にもシフトしてゆかないと、日本の将来の国民生活はあやういと、思う。

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地域交流会

2013-01-09 22:54:35 | プログラム 高齢者

滞在中の子ども達と地域のお年寄りとの交流餅つき会。

 なかなか、良い雰囲気の交流会でした。今年も皆さん、ご健康でありますようにと、パチリと「祈念」撮影。
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高齢者への自然療育活動

2012-10-19 09:16:26 | プログラム 高齢者

 10月16日は 札幌のNPOノアさんの デイケアにて自然療育活動。 とはいえ・・、風が多少あり肌寒さもあるので、ケアマネさんから「今日は外に利用者さんはでないでしょう・・・」とのアドバイス。 ご高齢の方が多いので野外の活動は秋から冬は難しそうです。

 施設の前庭にテーブルと椅子を置き、ともかくも外に出てきてもらうことにしました。 ひだまりで、チョークセラピーの杉崎さんをゲストに絵を描く時間となりました。 チョークを型枠で囲んだ中に、小さな網でこすって粉にします。それを指先で伸ばして、山や空やお月さんを描きます。 みなさん、指先もなかなか動かないので、適度に細かな手作業もできる、達成感もある、すてきな活動です。

認知度が高い高齢な女性が、私を覚えていてくれて・・、それも感激です。
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自然療育プログラムin NPOのあ

2012-07-24 19:13:13 | プログラム 高齢者

認知症のお年寄りと自然療育プログラム。大きな葉っぱやもみじをじっくりを持ってきて、それを話題にお話ししたり、手作業で木の名札づくりをしました。これまで、1時間を過ごすことが、難しかったのですが、アクティビィティというよりも、心地よい居場所づくりをしてみました。

 みなさん、ゆったりと自然の中で過ごして頂けました。こちらも少しずつ、ちょっとかかわり方がわかってきたぞ。



グループケアのノアにて。
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自然療育型ガイド ノア

2012-06-27 08:07:26 | プログラム 高齢者

 札幌厚別区のNPOノアが運営するデイケアホームで 自然療育型ガイドのお試し。

認知症、認知症傾向のある方々17,8人と1時間ちょっと ホームの前の緑豊かな公園で過ごしました。公園まではお花が奇麗な住宅のお庭を見て、においをかいだり、色を楽しんだりしました。

葉っぱを取って ラミネートして葉っぱのカードも作りました。  高齢者の対応は一対全体とはいきません。前日の精神科の患者さんとの活動のようにはいきません。 なかなか難しいというか、10人以上もいらっしゃると、対応する加減がなかなかつかみにくい・・・。

ホームに帰ってきてから、一緒に歌を歌って過ごしました。 
もしかすると・・・、外だけの活動ではなくて、皆さんが安心して居ることができる、この場、この時間を合わせることが大切なのかもしれない・・・。

月に1回程度実施しながら、やり方を試行錯誤してゆきます。
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自然療養

2012-04-16 17:31:51 | プログラム 高齢者

 苫小牧植苗病院で月一回の自然療養(森林療法)の時間を開始しました。

そもそも認知症の方を対象に昨年より試行錯誤をしていたのですが、精神科のお医者さんと知り合うことができ、様々な精神疾患の方々にも応用できそうだとわかりました。

雑木林を30分程ガイドウォークし、春先の小さな蕾や花、ふきのとうをみつけ、香りを楽しむ、不思議なものがあれば「ほぉ!」と一緒に感動する。

その後は設置したお休み処で薪ストーブや火を囲んでゆったりと過ごす「場づくり」をしています。
今日は、20数名の患者さんと作業療法士、看護師さん、医師研修生と私達合計10名、合計30人を超える参加者でした。

専門医や作業療法士に助言を頂きながら、まずは私達の体験を重ね経験知を増してゆきます。

もう、2か所位、定期開催場所を作りたいと考えています。
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