高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

Nフェス その2

2023-08-30 12:07:46 | 日記

この秋開催される 北海道NPOフェスティバル(通称:Nフェス)で、なにか分科会かワークショップを担当したいなと、ぼんやりと考え続けています。

NPOはその「活動使命」が大切だと言われています。 昨今の大学では公共的企業/起業も講義されて、NPOとはなんぞやとの意義の解説では必ず言及されるキーワードだと思います。 現在、数多くのNPOが設立されていますが、それぞれ個別に活動意義・理念を持ち明文化をされているはずです。 ずいぶんと細分専門化も進んでいるようです。  行政や企業では担いきれない市民向け福祉、環境に関わるようなサービスを専門的に扱っています。  先日、ネット上で異業種NPOの交流会があったのですが、犬猫の保護や飼い主マッチングやら へぇーと感嘆するような活動を展開する団体も数多くあることを知りました。

一方では、使命・サービス対象の範囲が狭くて、そこに使命を持つ代表格の人が高齢となると活動が持続的でなくなり、解散否かという団体も増えているようで、NPOの継承が大きな課題にもなっているようです。

ここらあたりをテーマにしたワークショップを考えるかなあ・・・

「NPOの活動理念を考える・・」「NPOの継承・持続可能性を考える」。。。これじゃあ、かたっ苦しい題名だな・・誰も参加しないかもな。。

「NPOの事業系継承 ~やめちゃえNPO活動」くらいのインパクトがある題名にするかいな・・・。

私のやっているNPO活動は、「北海道らしい自然体験活動の啓発・発展」が ざっくりとした目標なのですが、もし止めてしまっても、サービスを受けていて、受けられなくなっても、言ってしまえば「困らない」、ですが、福祉系のNPOであると、とたんに困る人がいるので、ちょっと同列には問題解決ができない・・・。

しかし、NPO活動の普遍的な意義というものがあると思うのです。

そのひとつは、「NPOが創りだすべき社会的価値とはなんぞや」「NPO活動の成果評価は何をもってして図るべきか」なのですが、 私は数量的評価は「その活動に関わる人材を何人輩出したか」にあると考えてずっとやってきました。 かのドラッカーさんも そう評していることを後で知りましたが・・。 ここに活動根底焦点を当てていないNPOが多いのではないかと危惧しています。

もうひとつは、NPOのM&Aです。 合併や異業種による協働マネージメントです。これを真剣に考える時期に来ているのではないかと考えています。

このあたりをテーマにして

「NPOのM&A相談所~やめちゃえNPO、それでいいのかNPO経営~」 てな 分科会名称はどうでしょう・・・。

 

 

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火災報知

2023-08-30 06:23:41 | 日記

早朝5時半、家の離れの火災報知機が鳴っていると、かみさんにたたき起こされた。

我が家は廃校舎の敷地内にある元教職員住宅2棟を渡り廊下で繋がった造りなのです。元校長宅を「離れ」、私たち夫婦が住まいとしている元教頭宅を「母屋」とオサレに呼んでいます。 その「離れ」に元学校職員室にある火災警報基盤と連動させています。つまり、校舎で火災発生異変を感知すると、「離れ」に設置されている警報器が鳴るというしくみになっているのです。

慌てて飛び起きて、寝巻きのままで学校校舎にすっ飛んでゆき、あちらこちらをチェックしましたが、どこにも火のても煙もありませんでした。 ほっとして警報解除をした朝でした。

ところで、この警報システムは消防署とも連動していて、訓練の時は消防からも「なにかありましたか」とすぐさま照会電話がくるのですが、それもなし・・・。 ジリジリジリとなる音も訓練より明らかに小さかった。

なにか、システム的に異常があるんじゃあないかと不安になっています。 10年ほど前も続けて誤報が起こったことがありましたが、その時はある感知器(体育館の舞台下の倉庫)が漏電原因の誤作動でした。 消防署にチェックしてもらおう・・・。

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熱中症

2023-08-28 12:58:49 | プログラム 子ども

暑い暑い。

北海道の小学校は夏休みは終わってしまいましたが、あまりの暑さに途中下校をさせた学校もあるようです。この暑さが常態化するのであれば、北海道も8月いっぱい夏休みにすべきかもなあ。

という中で、学校が始まってすぐに体験学習に寿都・潮路小の5年生がやってきました。小学校の宿泊体験活動は以前は自然学校での一泊二日活動だったのですが、 数年前の毒蛾事件から自然学校には泊まらずにプログラム対応だけになりました。 (これは風評被害みたいなものなのですが・。)

この日も熱中症アラートが発令されている日中30度超えだったのですが、予定プログラムに 火おこしと棒パン作りがありました。 この暑さの中でやるプログラムかあとは思いましたが、木陰を選んで予定通りに実施市ました。いつもは、火おこしはデモンストレーションをして、子どもたちにお手本を見せて薪に火をつけさせるのですが、今回は新聞紙、細めの割り木、太い薪を渡して、自分たちで試行錯誤して点けてもらうことにしました。 案の定なかなか点けることができませんでしたが、みんなで意見を出し合いながらする作業は、時間がかかりましたが、これはこれで良かったです。 それを見守りながら、ときどき声かけかまっているのも面白かった。 良い意見がでるが、それを無視されてしまったりと、ちょっとしたイニシアチブゲームのようになりました。

で、首題の熱中症ですが、私たちはしつこいくらいに「水を飲めぇー」と声かけをし、強制的にコップ一杯の水を配布したりしています。 先日隣町の小学校で体育の時間に熱中症で死んでしまった事故(いや、これは事件だな!)がありました。 これは学校の管理問題であり訴訟を起こしてもよいのではないかと思います。

実は過去、うちの夏キャンプでも熱中症があり、病院にかつぎ込んだことがあり、それは大きな教訓となっています。その年は半袖では肌寒いくらいの冷夏だったのですが、それが数日続いた後に夏らしい暑さが戻り、日向で調理用小型ストーブの点火練習を野外でしている時に起こりました。 一人の子が気持ちが悪いと不調を訴えたので室内の涼しい場所に移して寝かしたのですが、そのうちに目がうつろになってしまったのです。呼びかけても応えない・・・。ストーブ点火の余熱・プレヒートに使う固形燃料のガスを吸ったのかとも疑って、そのメーカーにも電話したのですが、そんな事故事例は過去にはないとの回答。 結局、診療所に運び点滴をうけしばらく安静にしていると元気を取り戻しました。 あとで、その子に話を聞くと、呼びかけかけられているのは見えていたのだが、口も回らずカラダも動かせなかったとのことでした。 その時はスタッフに看護師が(学校の保健の先生)なんとふたりもいたキャンプだったので、その経過を克明に記録していました。 診療所でも(ここまで熱中症が話題になっていなかった頃なので)、すぐにその原因が医師にもわからなかったのですが、記録から「これは熱中症による意識障害」だということになりました。

山登りのガイドをしていた時代にも、うちのパーティではなかったのですが、山中で意識朦朧として倒れていた単独行の登山者に出会ったことがありました。 水筒から口に水を含ませると、ハッと気が付いき、突然に襲いかかって来ました。「落ち着いて、落ち着いて」と制すると、すぐに正気に戻りましたが、誰かに襲われたと勘違いをしたようでした。

熱中症は予防として水分をたんと飲むこと、飲ませることが大前提で、それから周りでよく観察をして動きが緩慢になったりと様子の変化に注意を払う必要があります。 ちょっとおとなしくなったりした子どもにはすぐに「大丈夫?気分が悪くない?」を声掛けをすることが大切です。

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Nフェス

2023-08-28 07:12:40 | 日記

NPO法が施行されてそれまで任意団体だった多くの市民活動が法人化され始め、すでに30年近くになりました。 初期のころには、さまざまなNPOのフォーラムや情報交換の交流会が開催されていましたが、昨今ではそういう動きがなくなっていました。 私は、「いろいろな専門性を持つNPO活動が育ってきたが、それぞれの活動が蛸壺化してるのではないかと危機感をもっていて、もっと活動領域が異なるNPO同士の交流の機会が必要だと、そういう発言ができる機会にはいつも呟いておりました。 その甲斐もあってか・・、この秋にNPOのフォーラムを開催する運びになりました。 フォーラムとかミーティングだとどこか堅苦しさがあるとの若手の発想から「北海道NPOフェス」という名称となり、この秋に民間のNPO法人NPO北海道NPOサポートセンターを中核に開催準備を始めています。

私が、任意団体・北海道自然体験学校NEOS時代にNPO法案が成立し、全国でも一番早く,法制が施工されると同時に「特定非営利活動法人ねおす」を申請し、認証を受けました。 当初は有限会社にしようかとまよいがありましたが、法制化を運動していた周りの先輩方から「高木さんの活動は非営利活動だよね・・」と押されての決断でした。 その後は、NPOとの自覚を持って、極めてNPOらしい活動を展開してきたと自負しています。 それも30年も経つと、株式会社も社会公共性が求めらる時代となり、一般社団法人や一般財団法人などの法人制度もできるようになり、最近ではさまざまな生協的な団体も作られるようになり、「なぜにしてNPOなのか、NPOである必要があるのか」というような考えも現れています。また、古くからのNPOは後継者問題もありその持続可能性にも危機感が出ています。 そういった社会情勢の中であらためてNPO活動を問い考える集まりです。

私としてもなにか分科会のようなワークショップを持ちたいとは思っているのですが・・、今のNPOの「問題」はわかっているが、何が解決すべき「課題」なのか整理がついていない・・・、ここに課題解決の方向的なコメントを書こうとは思ったが、まだダメだなあ・・・。

で、またいずれ・・・。

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暑い

2023-08-24 11:01:35 | 日記

朝10時で30℃越えだ。お盆を過ぎてもこんな暑い夏はこれまで北海道在住半世紀でなかったなあ。

ある人によると、この暑さは過去10万年位なかったとか・・、真実だとすると、縄文海進以来じゃあないか!!!

クーラーなんぞは家にも事務所にもない。なので、車に冷房をかけてショッチュウ逃げ込んでおります。

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ファミリーキャンプ対応

2023-08-23 10:00:18 | 来訪者

8/21-23はTYSさん一家のファミリーキャンプ対応でした。 TYSさんは私の高校山岳部時代の1年後輩で、昨年はその代の連中が5,6人でひと泊してくれ懇親を懐かしくしました。その折、彼が「来年は家族で来たい」と言っていたのですが、それを実現してご夫婦、娘さん、お孫さん連れで来訪をしてくれました。

こちらの事業も重なっていたので、一日目は砂浜海岸の場所だけご案内。二日目は朱太川河口付近でカヌーをし、夜はスタッフと一緒にBBQをしました。 プライベート家族キャンプのオーダーメイド対応でした。 旧交を温めつつ、こちらも楽しませてもらい(お金もいただき)ました。

自然学校では、こういったオーダーメイドなアウトドア体験もアレンジ・アテンド致します。

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皆さん出立

2023-08-21 12:04:03 | 日記
お盆前にちょっと涼しくなりましたが、また暑さがぶり返しています。

昨日8月20日に、長期滞在をしていたウエールズのカジフ大学のジェイク、コナー、ポールと台湾実践大学のなんちゃんが実習、ボランティア期間を追えて帰国の途につきました(函館、札幌やを回るそうですが)。 そして、元山村留学生の あかんちとご両親とわんこの小梅ちゃんも帰路につきました。 夏が一段落した感じです。
 
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元気いちば

2023-08-18 12:49:05 | プログラム 高齢者
おおよそ月に一回の地域活動で「元気市場」という集まりを開催しています。 もう10年くらいの活動になるのですが、地元の参加者は年々減ってきてしまっています。
本来的には「いちば」と称しているので、地域の方々が自家菜園している野菜や不用になった物のフリーマケットとして当集落(作開・さっかい)の老若男女が集う場所にしたかったのですが、お年寄りが集いおしゃべりする場となっています。そのお年寄り達も自家菜園する人も高齢となり畑作業ができなくなり出品はなくなってしまいました。お年寄り自体も高齢者施設に入所したり亡くなったりして、今日も5,6人の参加しかなく、自然学校や滞在する若者のほうがずっと多い状況でした。
 主催意図するところと違ってはいますが、お年寄りの団欒の場となりました・・。それはそれで、自然学校に来ている若い人との交流の場にもなっているので「良し」であります。

今日は滞在するイギリス(イングランド、ウエールズ)や台湾人との交流ができました。二十歳のイギリス学生から「人生の先輩から私たちになにかアドバイスが欲しい」という話題が振られて、なかなかいいコミュニケーションが取れました。 この会は、いちおう地域の振興会が主催ということになっており、その会長は私よりひとつふたつ年上のFKDさんです。脳梗塞を患ってお体不自由なのですが、それでも前向きに生きてきた、生きているという話に若いみんなは真剣に聴きいっていました。(ちこさんが通訳しつつ)一生懸命話すFKDさんの話、その声の波動を感じ取って聴いている彼らの表情がとても印象的でした。
 
今日はここに日本の学生がいなかったことがちょっと残念だったなあ。 
 
夏の主催キャンプは連日天気に恵まれて、すべての日程が終了しました。 これからは、家族グループや小学校の体験活動が続きます。
 
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8月15日

2023-08-15 08:50:18 | コラム風味

8月15日  毎年、子ども自然体験キャンプの最中であり、なにか言わなければなあと思いつつも日は過ぎ去っていた。 今日は、話す内容も考えていないうちに

「今日は何の日か知っているかーい?」と、子どもキャンプの朝食時に問いかけた。

さっそく、手が上がり「森にいく日ぃー」と応えがあったが・・

「そういうことでなくてさ、もっと日本全体のことだよ・・・」

すると、上級生から「戦争が終わった日」との回答。

そう、今日は日本がアメリカやイギリス、オーストラリア、中国を敵として戦った太平洋戦争が終わった日。

大したことは子ども達に話してあげる知見もない、そもそも今のほとんどの日本人は直接な戦争体験がないのだ。その悲惨さを身の上、あるいは身近な人からも聴くことができなくなっている。80年も前のことなのだ。

でも、人間には想像力がある。 戦争の残酷さを描いた小説やニュースや映像もある。 何百万人も戦争によって殺されたのだ。 だから、そういったものをぜひ読んだり、観たりして、自分で戦争を想像して考えて欲しいと、伝えた。

自分としてはこの夏、731石井細菌豚の「悪魔の飽食」、占守島の少年戦車兵のドキュメント本を読んだ。

そして、アッツ島やキスカ島がどこにあるのか、今更ながら地図で調べた。 今はアメリカ合衆国のアラスカ準州に属する北海アリューシャン列島の島だと知った。 こんな北の果てから 南国の島々まで、中国全土まで領土領海にしようとしたこと自体が狂気の沙汰であったよな帝国日本時代は。

ここぶなの森自然学校には平和がある。

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なんと

2023-08-13 08:56:56 | 黒松内・寿都

オー!!! なんと!!

連日北海道らしからぬ暑い夏が続いています。 子どもキャンプも水プログラムが続いています。

先日、国道229号の朱太川にかかる橋付近で生き物探しをしていたのですが、スタッフのCHNがカレイを捕獲しました。 黒松内へ来た頃にもっと下流の河口付近でカヌーの上から黙視したことがありましたが、その後は発見もなかったのでした。  それよりももっと上流での捕獲!!

まだ、この川はけっこう豊かな生態系を残しているのだなあと感動。

ヌマカレイというらしい。

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