高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

長期村5日目 ピザづくりの一日

2017-07-31 19:11:59 | プログラム 子ども

5日目は、ピザづくりの一日でした。 お天気は下り坂というよりは今日だけ不安定な感じで、小雨が降ったり一時本降りになったりしました。 黒松内産にこだわった食材を集めました。 小麦粉は事前に黒松内産のものを用意しましたが、午前中は町内の農家へ野菜調達、小麦粉を捏ねる水も銘水を取水に、石窯に使う薪集めも黒松内産。

午後には、町内のチーズ工房のプロのチーズ職人の射場さんを招き、モッツァレラチーズづくり。黒松内産牛乳であらかじめ仕込んだチーズ原料を使いました。

生地に工夫してトッピングをします。

石窯は2時間、ガンガンと焚きます。 合計50枚はあるピザなので、温度をさげることなく焼き続けなければなりません。副燃焼室を設けてある窯なので、大丈夫でしょう。お天気が心配でしたが、野外で食べることにしました。

全て焼ききれずに暗くなり・・、明日の朝にも室内オーブンで焼くことになりました。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長期村4日目

2017-07-30 20:02:26 | プログラム 子ども

四日目か? 密度の濃い日々を過ごしているので、今日は何日目なのか、子供たちであっても記憶が・・、すでに1週間くらいここにいるような気もしてしまいます。 疲れも溜まってきていますので、今日はのんびりと一日を流します。

午前中は国際交流。 この長期村には台湾・中国勢が6人、ヨーロッパ(イタリア、ポーランド、スウェーデン)が4名、カウンセラースタッフとして参画しています。また、中国語しか離せないお子さんも3人います。 コミュニケーションにおいて大きなトラブルはありませんが、多少な行き違いもあったりしますが、それもコミコミのスタッフも含めたコミュニケーショントレーニングの場ととらえています。

台湾勢より台湾の少数民族のアミ族の踊りをシャイな男の達も一緒にみんなで楽しみました。その後は、台湾とEUチームのお国話。台湾のギョク山=新高山、日本が台湾を統治していた時代に富士山より高い山がギョク山でした。なので、日本名通称、新高山(にいたかやま)となずけられたこと、EUの連邦歌は、ベートベンの第九、歓喜の歌であること・・、私もへぇ~そうなんだということを教えてもらいました。

午後は、今日の夜の寝床づくり。 学校内であったらどこに寝てもいいよという、フリー寝床づくり活動。 「おれ、体育館のボールカゴの中に」という強者もいましたが、立て座りしないと寝れないことがわかりどうも断念。

既存のテントや空中設営テントを張った子もいますが、ダッキーカヌーボートやハンモックなどを工夫する子、ただただ、肯定にブルーシートを広げた野宿組と 今晩はほうぼうに散らばっています。 室内に基地づくりすると言っていた子がいたので、ワタシは楽しみにしていたのですが、スタッフのサポートがなくて結局実行にいたらず・・・・。

明日は雨予想なのですが、夜半には降りませんように・・・。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キッチンスタッフ

2017-07-29 20:43:04 | プログラム 子ども

長期村の第1週の本日の自然学校の滞在者数は子ども24人、スタッフが26人、合計50人前後が生活をしています。小学1年生から中学、高校、大学生、社会人、70代まで、台湾、中国、ポーランド、イタリー、ベルギー人がいます。 そのキッチンを預かるのが、チーフのまりこさん、そして強力助っ人の岡本家のおかばあとあきさんです。

キャンプと呼称していますが、テント生活をするわけではありません。大半は校舎やゲストハウスの室内での合宿泊で、キッチンスタッフよりの給食提供となります。 自然学校は宿泊飲食業の許可をとっている施設で、キッチンスタッフも保育園や学校給食の提供をしていたベテランです。 毎日、みんなの栄養を考え、プログラムを考えて適切な食を提供しています。

また、お三人は生活全般の大目付役でもあり、食事のとり方、挨拶、衛生面でも厳しく叱咤が飛びます。ボランティアスタッフからは恐れられて?もいますが、懐深い温かい目線で上からビシバシと助言をしてもらっている ぶなの森の夏長期にはかかせないありがたい役目の方々であります。

いつもありがとうございます。

Jett記

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長期村三日目

2017-07-29 18:52:07 | プログラム 子ども

 昨日は天候不順であったので日程を入れ替えて、今日を水プログラムにしました。天気予報どおりでしたが、判断正解でした。朝から晴天。絶好の水活動日よりでありました。 1週間、2週間、全日程3週間参加のお子さん方いますが、第1週目は全員で同じ場所に行って同じことをする活動を続けます。 これは、どんな子が参加しているのか子ども同士の関係性づくりを大目標にしていますが、スタッフと子どもの関係性、そしてスタッフ間の関係性づくりを目標にしています。

今日は、午前中が川活動。 ウエットスーツとライフジャケットを装着してまずは装備に慣れることから。浮力をカラダに感じて流れます。

練習をし、川原で遊んだあとに、朱太川本流を1.5kmほどを流れたり、歩いたりしながら自然学校まで戻りました。

昼食はスーツをつけたまま、野外で天ぷらウドン。そのまま、午後の活動、弁慶岬の政泊港へ。 政泊港は小さな漁港で数年前までは複数のウニ漁の皮むき小屋で漁師さん達が漁業をしていましたが、現在は漁船に係留もほとんどなく、無人漁港のようになっていますが、この地域の顔役の方には毎年ご挨拶し、およその利用日をお伝えしています。漁港の堰堤の外側には平磯があり、大きく切れ込んだ大きなプールのような入江もあり変化に富んでいます。 いつものように、磯場で生き物捕り。ウミウシ、カニ、ウニ、ヤドカリ、小魚などが取れます。 もちろん観察するだけでリリースをします。

そして、恒例の堰堤からの飛び込み活動。今日は1年生の女の子MICも飛び込めました。常連のSKCは高い場所からしばらくの逡巡の末、見事に初ダイブ。 怖かったんだろうなあ。飛び込んだあとは大泣きでしたが、「良くやった!!」みんなから大喝采を浴びました。

 

 




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キッチンスタッフ

2017-07-29 08:46:06 | プログラム 子ども

子ども長期自然体験村は参加者の子どもとスタッフ合計で50名が自然学校で寝起きします。(プログラムで野外キャンプ泊もすることもありますが、長期の活動ですから、栄養を考えた給食体制がひかれます) 通称 キッチンまりこと呼ばれています。キッチンディレクターはまりこさん。 長期村では、もう6,7年前からになるでしょうか、東京から岡本さん親娘さん(おかばあ、あきさん)が強力なボランティアとして入ってもらっています。 食堂は強力女性陣で、生活全般、スタッフも含めてのお目付け役でもあります。

なんと、岡本さんは、お父さんのおかじぃ運転のタクシー(自家使用)でやって来ました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017長期村二日目

2017-07-28 20:52:12 | プログラム 子ども

お天気が下り坂。朝から気温があがりません。明け方は14,5度でしょうか。 霧雨状態でした。予定では午前中は川のフローティング、午後は海にでかけて飛び込み全開遊びで一気にテンションをあげようと考えていましたが、予定変更。 午前中は室内でゲームや身体をつかった全体遊びをディレクター陣が展開しました。

Space Warと称している目隠しをしてお互いに玉当てするゲームは盛り上がります。4チームに別れて1名ずつが目隠しをして土俵内でプラスチックボールを当てます。あたったら次の人へ交代。自陣がいなくなるまで実施。残ったひとりのチームが勝ち。これは盛り上がります。 その後も大縄跳び、自然学校の内外全体をつかった趣向を凝らした隠れんぼなど。

全体で3週間ある期間中の第1週目は、全員で同じ場所で同じことをします。 子ども同士、スタッフと子ども、スタッフ同士とどんな人がいるのか、運動力はどうか、そんなことをディレクター陣としては見極めながら、全体のアイスブレイクをします。

午後は全員で添別地区にブナ林散策。3チームに分かれましたが、ガイド役3人が事前にプレゼンを行い、どのガイド役につくかを選択します。 アタシは珍しいものを探して集める「箱物館づくり」

2日目ではありますが、子どもたちのお互いの関わり方も急速に進んでいます。密もあれば薄い関わりも生じてしまいます。在外邦人で日本語が得意でないお子さんもいます。若いスタッフと年長の子どもとの相性も出てきます。それはそれで読み込み済み。この一週間はお互いの関わり方を体験的に学びあう期間。  部屋の整理、食事の仕方、洗い方などが、適度に厳しく指導もされます。ここでの生活を作り上げる日々です。

多少のトラブルも発生しますが、雨降って地固まるであれば・・・よし。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017 長期村スタート

2017-07-27 21:00:47 | 日記

さあ、2017年の夏の長期村がスタートしました。 常連や学校宿泊体験で来校したこともある子も多く、一日目のアイスブレイク、夜のウエルカムパーティのスタッフ余興などで一気にテンションが高まりました。スタートからいい感じです。スタッフは既報のように海外勢のボラが多いのですが、子どもたちにも近寄り構ってくれていますので、まずは順調な滑り出しです。

海外勢が多いので、言語に頼らないコミュニケーションのトレーニングにはなりますが、反面、子ども間で起こっているトラブルの些細な芽や今の子どもの不安は推察しにくい、あるいは介入しにくい側面も当然にあります。 そこに、高校生ボランティアの存在を良い立ち位置におきたいと思っています。過去にプログラムに参加したことがあったり、こういう活動に興味ある高校生が3人います。子供たちに年齢が近い分だけ、良い兄貴分、姉貴分になれるわけで、子ども達の世界で起こっていることも気づきやすいはずだと、彼らへは運営陣としても期待しています。

夜の自由時間は、初日から宿題を自主的にやり始めた子が多数。ごめん、床で勉強をしている子もいるので、座卓がもうひとつ位必要かなあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Staff manual

2017-07-26 10:49:16 | プログラム 子ども

英文のスタッフマニュアル。 長年の中で翻訳精度を高めてきました。けっこう貴重なものかもなあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長期村開催の沿革

2017-07-24 20:44:58 | プログラム 子ども

2017年の夏の長期村がいよいよ開始されます。 今日はボランティアスタッフと、黒松内消防署の指導を受けて消防訓練と救急法・心肺蘇生のトレーニングです。 長期(自然)体験村は、たしか1998年が初回であるので第20回目の開催となります。 この開催のきっかけを整理しておくと・・・。

前の前の教育審議会の答申に遡るかなあ。 学校教育だけで子どもは成長できるかの議論があり、地域教育、社会教育のあり方がクローズアップされました。この時に初めて、「社会教育事業者」という文言が答申に載りました。 社会教育事業者って誰だ? アタシたちか・・・??  それまで、勝手に教育活動をしている存在として明確な立ち位置がなかったので、やっと日の目をみたというか、そんな時代がわずか20年ちょっと前でした。 また、子どもたちを育てるためにどのような力が必要かという論議もされて、今も通じる、やや古びたかもしれませんが、「生きる力を育む」という目標が立てられ、その「生きる力」とは何かという言葉整理の議論もいろいろとされて定義づけられました。http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/pamphlet/ また、その生きる力を育むには、長期の自然体験活動は有効であるという研究もされ、ついに文部科学省が、「2週間以上の長期自然体験活動」を財政的に支援するという斬新的な施策が実行され、全国で自然体験活動指導者を養成している団体のネットワーキングにも文科省が支援しました。その経過で生まれたのが「自然体験活動推進協議会 通称CONE」です。

長期(たしか2週間以上の宿泊体験活動が条件で30箇所で実施が目標だった)に果たして応募できる民間団体があるのだろうかという疑心暗鬼もあり、受け入れ可能性のある団体に国から照会がありました。当時、NPOねおすの拠点のひとつであった黒松内ぶなの森自然学校も候補に上げられました。選定は間違いないと思われたのですが、国の支援は補助金であったせいもあり、にわか作りの地方自治体系の実施運営協議会がずいぶんと立ち上がり、たしか総計で50を越える応募があり、選定を受けるには「議員や著名人の推薦をもらった方がいい」なんてアドバイスを受けました。 当時の北海道の衆議院議員でこの地区選出は鳩山由紀夫さんであったが、氏につながるようなルートもなく、学識者にお願いした。それは北大の故辻井達一先生だったなあ。と、これも今思い出した。 なんとも辻井先生にはいろいろとお世話になっておりました。 今更ながら、ありがとうございます。合掌・・・。

 まあ、政治家が絡んだら「口利き」ね。 今般、世間を賑わしている学校認可問題と根幹はいっしょみたいな話ですなあ、と今きづいた・・・。 万が一、いまになって問題になっても、文書はないので「そんな記憶はないので、言ってません」となるだろうなあ。

で、当時の文科省は予算増額し、その全てを採択したと記憶している。初年度、たしか1998年だと思うのだが、私たちは黒松内の旧作開小学校を拠点に得たばかりであり、施設は元教室のまま、宿泊利用できるように消防法だけはクリアーした施設であった。

全国各地で開催された「子ども長期自然体験村」は成功裡に終わり、翌年は予算規模も大幅拡大され、実施箇所は250にもあがり長期自然体験活動は全国的な盛り上げをみせ、それらに関わる指導者養成にも国は多大な支援策を講じて、全国から講師陣が集められ、アクティビティデザイン、プログラムディザイン、経営マネージメント、ファシリテーション、リスクマネージメントなど様々な養成講習会が開催された。この間において、全国の自然体験活動民間社会教育事業者の連携、ネットワークが相当に進み、その結果が今ある。

考えてみれば、「官民協働」のさきがけのような構図だった。 財政支援も文科省の財務局から直接、地域の長期村運営団体に支払われるというしくみであった。 実際の初年度は、事前に補助があるはずだったのに、7月末に長期村が開催され、いつまでたっても補助金が支払われず、「ほんとに支払われるのか」と心配だった。 しかし、8月の中旬だったか、「運営協議会 委員長 高木晴光」の口座に、500万だったか350万だったか、本当に直接振込みがあった。 参加費もとっていたので、当初はけっこう資金が潤沢(とまでゆかんが・・)で、許される範囲で備品装備も手にいれることができし、スタッフへの休養も民宿を使えるなど、「ふるきよき時代」であった。

初代チーフディレクター 高木晴光、  二代目 伊藤輝之、 三代目 小林峻、四代目 鈴木剛充、五代目 間村奈美子、 六代目 佐藤ふたみ 七代目 中野文華、八代目現 巽創 (複数年あり)と続いております。

 しかし、補助金も徐々に(というよりも急激に)減り、文科省所轄のファンドへ補助運用が委託されてからは、申請にも補助金利用の対象・内容・報告にも、こと細々な規制・規則が加えらるようになり、現場には使いにくい補助金制度になったこともあり、私たちはもう10年ほど前からは、補助金がいっさい入らない、受益者(参加者)負担の運営を続けている。 そういった経緯もあり、全国で200箇所以上開催されていた長期(自然)体験村の開催地も減ってゆきました。 この制度を利用させて頂き、現在まで毎年継続開催しているのは、もしかすると、黒松内ぶなの森自然学校だけかもしれないなあと思っています。そういった意味からは、国の補助事業を使ってスタートして、自主運営に移した優等生かもな。(と、自画自賛)

しかし、これはなかなか収支的には厳しいものがありますが、多くのボランティアが関わるしくみを作り、食材入手には地域の農業者や漁業者の協力もあり、現在に至っています。

さあ、今日から参加者の子ども達も到着し、3週間のキャンプをスタートします。 今回はどんなドラマが起こるのか、楽しみです。

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くっそ!

2017-07-24 16:04:17 | 日記

涙は酒で割っちまえ、
  ため息は串ざしちまえ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする