高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

いなか(ふるさと)づくり

2009-03-31 14:15:48 | 日記

ひろ~い敷地内に、今、まり子さんと私しかいません。1週間の体験活動が終了し、さっきまで40人以上がいたのに・・・。長万部からJRに乗る送迎車の見送りは二人だけでした。

朝の雪はやみ、暖かな陽光がさして、すぐに地面が出ています。まぶしいくらいの中で・・・顔を見合わせると・・何か二人だけで気恥ずかしいというか・・ドキドキ・・はしないな・・。 こんなことは、一年で一回あるかないか、前にあったのはいつだか思い出せないです。

周りの 空気がまろやか に感じられます。

 子ども達とスタッフ達の1週間の活動で、自然学校の中、校庭全体の空気が子どもたちやスタッフ達のプラスのエネルギーがミキシングされて・・ まろやかに なっているんです。

このゆったりとやさしい空気は、残った者しか・・感じられない・・みんなの置き土産です・・役得だな。 ありがとう。


◆田舎で働き隊の受け入れ事業をやってよかった。
あわただしい帰りの準備や掃除、修了式の合間に、農水省の人材育成派遣事業「田舎で働き隊」でやってきた5人の20歳前後の青年とふりかえりをしました。

「田舎は何もないと思っていたけれど、そうではなかった」「田舎にいると気持ちがクリアになる」「農の大切さがわかった」「人と人が都会に比べて近い」「関わり続けることが大切と知った」「子どもが地域とのつながりづくりの架け橋となることがわかった」 

彼らの感想を聞いて・・、今、私がやっている方向性は間違ってはいないと反対に勇気づけられました。 ありがとう。

◆山村留学をやっていてよかった。
卒業式でかけるの顔を真正面で見て、感涙してしまったので、本日はしょうたろうのことを考えないようにしておりました・・・。 男の子の山村留学生は久しぶりでした。 私と父親、私の息子、私と男のスタッフとの関係から、「男は男が育てんといかん」と考えているので、もっとたくさんのことを伝えたかった・・、一緒に時間を過ごしたかった・・・、と思うことしきりです。

元山村留学生の いづ、あいこ、こうどう そして、あかんちが参加してくれました。これまた嬉しかった。受験を終えて参加してくれた面々も数多くいました。コメがやってきました。みんな子どもから大人への道を確実に歩んでいます。その成長を見させてもらって・・・私は・・しあわせもんです。

田舎・・自分が帰ってゆける「いなか(ふるさと)」を持っていない私は、自分でいなかを作るしかないな・・と黒松内に移住したわけですが、しばらくぶりに帰ってくる子ども達に会うと、「いなか」になってきたかなあと思います。すると・・・帰ってくる子達は・・まご か・・・。

するってことは・・・、私達が ほんとの 爺ぃさん、婆さんになるのが、目指す姿で、王道だな。
 

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また雪だ

2009-03-31 06:10:49 | 日記

とけては降る雪ですが、冬の勢いは・・・もうありません。

冬と春との間の季節。水仙が芽を出したかと思うとすぐに、つぼみをつけました。

だから・・・

気温がもっと下がって しばれることはごめんです。
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地域交流会

2009-03-31 00:03:07 | プログラム

あっという間の6日間活動が終了です。 
午前中は、昨日の作業の続き。コケッツランド、巣箱、トドマツテラスは三段目の途中まで・・、電柱は報告の通り6つに切り?割り、堆肥場も完成しました。わらわらな作業時間でした。

さて、午後は温泉でひと風呂浴びてから、地域交流会の準備。子ども達は、スライド上映班、お楽しみクイズ作り班、記念写真が貼ってあるお礼の色紙づくり、会場の飾りつけ班に分かれて準備をしました。スタッフルームのパソコンも子ども達と高校生、大学生が使っています。時代は変わったなあ・・・



交流会は、ホームスティをお願いしたご家族がたくさん来てくださいました。なごやかな時間が過ぎる体育館でした。




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コケッツランド完成 砂浴び

2009-03-30 13:35:06 | プログラム

雪で閉園になっていたコケッツランドがオープンしました。砂浴び場、カラスにやられない餌場、雨宿りができる小さな小屋があります。

久しぶりに野外に出たコケッツ達は、一心不乱に砂浴びを始めました・・。が、さらさらした海砂のプールではなくて、土の感触を楽しんでいました。人が触っても逃げもしません。 相当気持ちいいんだろうなあ。
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丸太割り・・よくやった!!

2009-03-30 13:19:11 | プログラム

無理だろう・・と見ていた1m超の長さの電柱の縦挽きチームですが・・、OSK、高校生が加わって、巨大バールを登場させ、最後は割りました。それも3本もです。

お前達!! よくやった!! 感心しました。

「木を切るって大変だろ。電動の道具がなかった時代は、人力で鋸を挽いて板材を作ってたんだ。柾板ってあるだろう・・あれもだよ。昔の人はすごいよね。」

しかし、目的は木を切ることではなくて、ゲストハウスへの橋の架け替えなので、材料ができたということなのです。今日は午後のプログラムがありますし、雨が降ってきたので、これで中止。

メンバーは、「最終日の明日朝、6時起きで架け替えをする」と張り切っています。
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田舎で働き隊と子ども達の民泊

2009-03-30 13:03:44 | プログラム

昨夜は11軒のお宅へショートスティの一泊を子ども達と田舎で働き隊のメンバーがしてきました。 なかなか良い地域・家庭交流ができました。

多くは農家に泊まらせていただきましたが、街中の一般の家庭にもお願いしました。

夕食後の団らんからお邪魔し、翌日は朝食を頂いた後に、お手伝いなどをしました。牛舎の清掃、子牛のミルクやり、苗床つくり、雪かき、生産品を道の駅の販売所に並べに行った、トラクターに乗った、スノーモービル、馬に乗った・・といろいろな体験をさせてもらってきました。 

春からの農繁期は農家も忙しいので、夏休みの民泊はなかなかできませんが、ちょうどいい季節でした。街中の何人かにお話しすると、意外にも「うちでもいいよ」と言ってくださる方がいるので、夏休みは、小学生のお子さんを持つ家庭への民泊を募ってみたいと思います。

田舎で働き隊のメンバーも、「地域とのつながり」を感じたとの感想があり、やってよかった!!と思えるプログラムとなりました。

ご協力を頂いたご家庭のみなさん、ありがとうございました。
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自然学校春の整備

2009-03-29 18:16:10 | プログラム

農家のSNBさんにホームスティしたKIR君は、ばん馬の蹄鉄をもらってきました。さびていたのを磨いてもらったとのこと。かなりの宝物をゲットです。「お年玉くらいの値段で売ってくれ!!」の誘いにも「ダメ!」

◆ 整備
午後の活動は自然学校の整備。今回はややスタッフ主導。雪が溶けた校庭の整備をみんなにお手伝いしてもらいました。


 

この冬もバードテーブルを作れなかった・・だからではありませんが、巣箱かけチーム。 そうそう・・・鳥話題としては、今朝、子ども達がいない校庭で、とても珍しい野鳥を発見しました。

ヤツガシラです。 頭にモヒカンのような羽があるんですね!! 7,8年前の春に、死骸を拾ったことがありました。それは、ブナセンターからどこだかに送られて、鳥類の羽根図鑑に載ったことがありました。残念ながら写真はとれませんでした。

さて、右の写真は 自然学校のやんちゃっこ畑の堆肥場づくりです。改めて写真を見ると・・雪が消えたなあ。

 

写真左は、ゲストハウスへの橋づくりチーム。丸太を鋸で縦にふたつに切るという荒業となっていました・・・。チェーンソウは故障していて使えない。専用の縦挽き鋸などないですから・、・・。いったいできるんだろうか・・・中途半端にならないことを祈る。

右は、ニワトリの放牧場・コケッツランドの造成チームです。砂場やえさ場、隠れることができる場所などを作っています。私の隠し畑が予定地の中にあったことを思い出して、あわてて見にゆくと、芽を出していたギョウジャニンニクが・・けっこう踏まれてしまった・・・。

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魚の仕入れ

2009-03-29 13:41:15 | 日記

ホッケとソイを大量に仕入れてきました。まり子さんが一人でさばき始めております。 今晩のソイのあら汁は絶品でありました。

さて、昨日のタラの薫製は白身には薫製らしくなりませんでした。蒸し焼き・・。尻尾の根元の方はそれなりに美味しかったです。 やはり、身が締まっている方が素材としていいんでしょうね。
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石窯 その後

2009-03-29 13:40:15 | プログラム

知らぬ間に性能が上がってきているように感じます。先日、私に石窯を作らせる気にさせてくれた、東北のSNSさんが来た折に構造を見てもらいましたが、底にレンガを一段敷くだけで違うとアドバイスを受けました。 何週間か前には山口で石窯に凝っている方からは、使っているとだんだんと性能が良くなる(オーブンの保温性が高くなる)と聞きましたが、その通りです。

ゴールデンウィークには、さらに上に泥を塗って保温力を高め、その後小屋掛けをしたいと思います。
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やわらかな時間 その2

2009-03-28 12:07:11 | プログラム

白井川小学校から転勤になるK先生の引っ越しを手伝ってから、銀行や役場周りをしようと街中へゆきましたが・・・今日は土曜日で巷はお休みでした・・・

自然学校へ帰ってくると、「わらわら」時間が始まっていました。半数の参加者は山へ行っていますが、学校周りでも作業やらが始まっていました。
燻製を作るチームは、ドラム缶を縦につなげた燻製器に火入れを始めていました。なんでも大きなタラを燻製にするらしいのですが、タラでできるんだろうか?

雪がほとんどとけた校庭では、野球少年YUTの念願かなってゲームが始まっていました。実は、都会だけでなく田舎でも勝手に自由にボールを投げて打って走る広場がなくなっているんですね。写真の手前には雪山があるので、2塁へはそれを登って下らなければなりません。


 

室内では、昨夜のピザ作りチームが仕込みを始めています。まり子さんに交渉して食材を手に入れ、料理も上手に進めれる中学生がいるので、昨夜の心配は、やはり心配で終わり・・・ことは要領良く進んでいます。ちょっと仕掛けてあげれば、楽しめる連中です。



夏のプログラムはこれをベースに組み立て直してゆきたいと思います。
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