高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

2Gy旅

2022-10-29 19:10:07 | 日記
秋の日、珍しく仕事ではないプライベートな旅行へでました。 それもカミさんとでもなく、ツアーでもなく、なんと普段はほとんどお会いしない遠方の友人、同い年の井伊野さんと二人旅でした。 なんでも彼は、旧陸軍の八甲田山冬季演習の大量遭難事件に昔から関心があったそうで、帰還連隊の行軍隊長のリーダシップに感心し、現地に訪れたいと長年の念願だったそうで、仕事の多くを整理したばかりで時間もできたし、これからの人生を考えるきっかけになさりたいらしく、旧知の私を誘ってくださったのでした。 爺さんふたり旅となりました。


11/26  函館前泊で、函館方面在住の仲間たちと懇親会。ぺんちゃん、ビルマ、ミスター、Qちゃん、まるぐちさんと過ごしました。 コロナ禍が続いていて、居酒屋なんて遠のいていましたが、ひさしぶりの楽しいひと時でした。
 
11/27 北海道新幹線の発地、新函館に移動。
ガラガラどころかいち車両にアタシしか乗っていない。自由席はなくて全席指定なのですが、指定席を買おうと思ったら、みどりの窓口で「指定券なくても空いている席に座れますよ。誰か来たら移動してください」との案内。 車内では、「この列車は満席なので、指定券をお持ちの方がきたら席を譲ってください」とのアナウンスが流れました。 帰りも同状況でした。仙台ー東京間くらいは混んでいるんだろうか・・・。 いずれにしても札幌まで伸延されても東京―札幌間は飛行機代の方が安いし時間も早い、ましてやトンネルばかりで、たまに外を走っても防音壁があるから景色も楽しめないのだから、利用する旅人はほとんどないのでは・・・、北海道新幹線は大赤字の無用の長物になることは想像に難くない。 
 
新青森駅でIさんと合流。陸軍弘前連隊がたどった十和田湖時計回りのドライブ旅にレンタカーで出発。 第一日目は、岩木山のふもとの温泉ペンション・ワンダーランド(岩木山自然学校へ) ここは旧知の高田さんが経営しています。
三人並ぶと高田さんは一番若く見えちゃいますが、私よりお兄さんなのであります。ペンション経営はお子達の委譲しつつあるとのことで、我ら同様、爺さん道の研鑽中でありました。ここは温泉付きでけっこうの熱湯でピリッと心身に効いて頭が冴えますね。
 
11/28
八甲田山ロープウエイへ。もう紅葉は盛りは過ぎていましたが、それなりに美しかったです。 道中、リンゴの実りがすごかったです。当地でも余市や壮瞥はリンゴ畑がたくさんありますが、ここほどに一本の樹に枝がたわわになるほどにリンゴが鈴なりになっているのを見たことはなかったな。 さすが青森だ。
 
ナビに振り回されたりしていたのですが、奥入瀬渓谷に迷い込んだのはこの日だったかなあ・・・。 シャトルバスがあり自家用車は入れないとの誤情報があったのですが、渓流沿いの車道をドライブできました。散策路があり観光客も大勢でした。川面と歩道の高低差があまりなくて、水辺の散策路はいたく美しく見えました。ゆっくり歩きたかったな。
 
11/29
昨夜は酸ヶ湯(すかゆ)温泉へ投宿。東北屈指の有湯を堪能できました。前泊で旅行クーポン券をふたりで6000円分ももらいましたが、当日期限であることを忘れて、翌朝売店でお土産買おうとしたら使えなかった・・。残念と諦めかけたら、フロント清算で前夜の追加酒代に使えて、ラッキーでありました。
 
今日の大きな目的地は、捜索隊が最初の発見した後藤伍長の立像。彼は雪の中で地蔵のように立って凍死しているのが見つかりました。 申し訳ないほどの快晴のなかでした。行軍の失敗は、長い日程、冬山装備の不備、指揮命令系統がくずれたことなど複数の要因があったようです。
 
 
行軍野営地跡やらを訪ねて回りました。 
幸畑という地には遭難死した将兵199人ひとりずつの墓標が建つ墓地があった。その名も陸軍墓地。 厳かな驚きでありました。遭難史料館もありました。
 
時間もあったので、三内丸山遺跡にも駆け足訪問して、夕方のガラガラ新幹線で函館にもどりました。
そんなに親しくもなかった爺さんとのふたり旅で、どうなることかと最初は不安もありましたが、分野はことなれども自然や里山活動に40年くらいも関わってきたふたりでしたので、価値観共有できるので、これまでなんども一緒に旅をしたような関係性で、けっこう楽しめましたわな。
 
(追伸)
そうそう、尻屋﨑とい場所にも行ってきました。
狭いナビ画面の地図しか見ていなかったので、実はどこだか分らなかったのですが、観光パンフレットをもらってやっと理解。下北半島の東側の突端だったのだ。ここは「最涯の地」という触れ込みで、あの放牧馬「寒立馬」の牧野でもありました。灯台は入場料350円を払うと120段の階段を登って、上にあがれるという珍しい灯台でもありました。
 
(訪問先と日にちがごちゃになっているかも・・)
 
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八甲田山

2022-10-21 08:47:05 | 日記
八甲田山
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つれづれに・・・

2022-10-14 11:09:05 | 頭脳の微分積分

今日(20221014)は秋晴れ快晴だ。差し迫った仕事に追われるようなことがないリタイア的生活を送っています。朝起きるとまずは外のお天気の確認。今日は一日、カミサンに叱られないようにと誓うのですが、瞬間に小言となる毎日であります。

水木しげるさんの「戦争と日本」(右から読みなので、日本と戦争が正しい書名なのかな?)にふとしたことで出会い、厚いマンガ本2冊、従軍中に描いたというスケッチにコラムをつけた文庫本1冊を手に入れていっきに読みました。連日ウクライナの戦争が報道されています。水木さんの本を読んでいるとつくづく平和は大切だなあと感じる次第です。自然学校にも滞在したことがあるウクライナ学生が2,3名いました。 彼らはどうしているかなあ・・、何もできない・・案じるしかできない・・・ 

あっという間に2022年も10月下旬に。ことしもあと2ヶ月ちょっとしかないのだな・・。 事務机の周りの書類の山を今年こそ片付けてすっきりとしたいもんだと、一日に厚さ1cmくらいは片付けている。内容を確認して、そのほとんどはゴミ箱(リサイクル)行きなので、いっそのこと全てを捨てちゃえばいいのですが、それができない性分なんだなあ・・・。 後ろを振り向けば、棚やスチールボックスの中にも大量の紙類がある。これらも含めて・・、なんとかしたいね。

運動のためにパークゴルフに精をだしています。できるだけ毎日、やらねばならぬというルーチンにしたく近くの無料コースをホームにしており、2,3日に一回は周辺町村のゴルフ場にでかけています。これまで、黒松内町、寿都町、岩内町、共和町、真狩村、ニセコ町、蘭越町、長万部町、伊達市、泊村と制覇しております。 ところで、この秋この中で二度もホールインワンを達成しました。 腕前が上がったわけではなく、ホールインワンを出したコーススコアは凸凹があり、パーで回ること自体がこれまで数度しかないので、まぐれというか奇跡なわけですが・・・。 このツキに乗じて宝くじでも買うかなあ・・。

隣町寿都における高レベル放射線廃棄物の地層処分場の文献調査が年内にも終了し、次の概要調査(ボーリング調査などを行う)へ進むか否かの段階に来ています。次の段階へ進むときに北海道知事が意見を言える機会があるのですが、鈴木北海道知事へ反対を貫くようにとの応援署名を集めたり、原発既立地地域の地域づくりの学習会などに参加したりしています。なにが自分にできるのか、思うと無力感すら感じてしまうのですが、当該地域住民だけでなく、全国民がこのことに関心を持って欲しいものです。

 

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To be a speaker of Nature

2022-10-13 12:06:51 | 日記
本日は秋晴れのよいお天気です。 午前中は町内の年長さんへの「森のようちえん活動」で添別地区のぶな林へ「森のおべんとう箱」作りをテーマにスタッフ総出でした。(私は途中で帰ってきたけどね・・) ほとんどの幼児さんが町立の保育園に通っているのですが、今の年長さんは10人しかいません・・。ちょっと前には20人ほどいたのですがね・・、少子化過疎を実感してしまいます・・。

冒頭の写真は、数年前に中国で開催された環境教育のフォーラムに招かれたときに、参加者全員に配られたバックです。
To be a speaker of Nature [「自然の語りてであれ!」 なかなか素敵な言葉で、気に入っています。
が・・、最近のアタシはそうではないなあ・・・。と、少しばかり反省。
 
札幌のKさんよりサンタさんをもらいました。 ちょっと早いけれど校庭をのぞいています。 雪が早く来てしまうかな。
 
 
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元気いちば

2022-10-11 12:53:34 | 日記

自然学校の地域活動として、無積雪期に月いちで「元気いちば」というディ活動をしています。 元々は、近所で家庭菜園している野菜を売ったり、リサイクルフリーマーケットをしようと考えて、地域交流の場を始め、子ども向けのイベントも同時に始めたのですが、いつの間にやらお年寄りの交流会となり、昨年からは地域の振興会や老人クラブとの共催のカタチで定着してしまいました。 私が移住した頃は、いろいろな地域行事がありましたが、だんだんとなくなってしまい、さらにここ3年はコロナの影響もあって神社祭りで集まることもなく過ぎていましたので、この活動は特にお年寄りにとっては貴重な地域交流の場となっています。

地域行事がいろいろ行われていた時も、それぞれ大家族であるのに、この行事はじっちゃん・ばっちゃん、この集まりは現役世代が参加と、なんとなく暗黙の了解ごとがあって地域の世代が関係なく集まれる機会が作れずに今にいたっております。

最初にこの地区に入ったとき(旧小学校校舎の利用)、当時の地区長さん(三地区あり)等からのお願いで、「運動会をやってくんねべか」という意見がありました。 今思うと、小学校の運動会こそが、地域三世代が集まる唯一の地域行事だったのかもしれないなあ・・。

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とびうお

2022-10-07 02:15:00 | 日記

じゃぁなくて、ブリのこぶり段階のフクラギです・・・ 時々、寿都の漁師さんから直接買っています。

が、これは、鮭二本を買ったオマケなのです!! 網あげでちょっと傷ついたり、大きさや量で、その日の出荷を見合わせたりしたサカナです。 たくさんもらい夫婦ふたりでは食べきれないので、知り合いのお世話になっているお宅へと飛んでゆきました。

 
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町葬

2022-10-05 14:10:36 | 日記

国葬を国葬儀とあえてぼかしたAさんの葬儀がありましたが、当町では町葬がありました。前々町長の谷口さんでした。

私たち黒松内ぶなの森自然学校が開校した当時の町長でした。そのいきさつをちょっと書き残しておくと・・、

もう25年くらい前になるんでしょうか・・。 当時の環境庁(現省)が、「ふるさと自然塾構想」という施策を展開しようとしていました。 これは、「国立公園にかからない市町村で環境教育や自然教育に熱心な自治体を支援補助しよう」というものでした。これは、これまで政策が地域に落ちてゆく過程(国⇒都道府県⇒市町村⇒民間、そして逆をたどって決定)と違って、民間の日本環境教育フォーラムという全国ネットワーク団体に照会がゆき、該当する地方自治体を推薦するという逆過程が踏まれました。当時そのフォーラムの構成団体であったNPOねおすは、北海道の自治体を紹介する役割をもらいました。 どのような環境・自然に関わる施策をどのくらいの財政予算で実施しているかなど提出資料がありました。 当時ねおすは、黒松内町、弟子屈町、東川町において拠点づくりをして当該町との関係性を構築(中)でした。 それぞれの町に資料作り提出をお願いしたのですが、それまで国の補助事業について、直接通達がなくて、それが民間からアプローチされたのですから、どこの自治体行政も???懐疑的でしたが、黒松内町はいちはやく資料を用意してくれました。 財政支援補助といっても、特別交付税を増額するという特定事業への交付補助措置ではないので、「ほんとうか?」との疑問は拭えなかったのですが、当時の環境庁長官(自民党から連立政権に代わった村山政権)であった社会党の岩垂長官が自ら役人を従えて来町されたのです。「これは本当の話か!!」ということになり、それからが早かった。あっという間に設立集会となり、黒松内ぶなの森自然学校が設立されたのでした。  その前年だったか、町内に廃校となる学舎が複数あり、その利活用について提案するワークショップや企画づくりを直接ねおすが町より受託していたということもあり、一気に現実化しましたが、時の谷口町長と若見教育長の即断即決でした。

黒松内の官民によるまちづくりは、それよりもさらに10年近く前から「北限のぶな里構想」という施策があり、行政立で宿泊施設、ビジターセンター、食品加工施設や温泉などが設立され、第三セクターの振興公社による経営がなされていました。 その民間の中核でまちづくりをリーディングしていた茂尾さんも同じくお亡くなりになりました。

黒松内町のまちづくりの大きな功労者おふたりが亡くなれて、次代に引き継がれる大きなできごととなりました。

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パークゴルフ

2022-10-04 17:17:01 | 日記
趣味は・・・と、聞かれても趣味らしい趣味を答えられないワタシですが・・、ここのところは健康のために歩こうとパークゴルフに毎日のようにでかけております。 M師匠のように自然の中を散策すればいいのでしょうが、あんがい出歩かないアタシです。 M師匠は、それはそれは、御仕事柄から自然や歴史にお詳しいので、ブラブラ歩いていても見えるものが違うので、自らの好奇心を満たしておゆきになられるのですが、なんちゃって自然ガイドのアタシは実はブラブラと歩けない。 ひと昔まえは、週に4,5日は仕事で山や森に出かけていて、さらに新聞のコラム書きも毎週やっていた頃は、なにか題材がないかと、身体精神も五感全開で過ごし、森の木々や空の雲、ホタテとも話していましたが・・、今はにぶっちゃったね。

根はタスク型人間なので、パークゴルフのようなわかりやすい目標がある遊びのほうが続くみたいです。 ホームグラウンドは寿都町の浜中パークゴルフ場です。ここは無料で9ホールx2コースあります。 先日、なんと初のホールインワンを達成しました。 ひとりで回っているんで証人はいませんが・・・。 36mホールで、白いボールが「あっ、ポールへ一直線、入るんじゃあ!!」と思った瞬間に視界から消えてカッシャーンというインした金属音が聞こえた時はひとり歓喜しました。

黒松内町にも4コースがありますが、2コースごとに150円かかりますが、寿都コースより芝の管理が行き届いています。 近隣町村には必ずといっていいほどにコースがあり、ほとんどが(当たり前ですが)有料、3~500円かかります。 うえの写真はどこだったかなあ・・、真狩村かなあ・・。谷間の傾斜を利用したアップダウンが激しいコースで、ホールととなりのティーが2mほどしか離れていない、しかも16mというショートホールで、途中に幅が60cmほどの木橋があるという、なんともトリッキーなホールもありました。
よその町村へ出かけていろいろなコースを楽しむのもいいもんです。 黒松内、寿都、岩内、共和、倶知安、虻田、泊、ニセコ、長万部、京極と制覇しています。 雪が降る前に、留寿都、喜茂別、仁木、余市のコースに行っておきたいなあ。
 
 
 
 
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氷雨・・でもないな。

2022-10-04 16:30:32 | 日記

今日は一日中・・雨ね。 随分とブログ投稿のあいだがあいてしまいました・・。 それでも、このブログを開いてくださっている方々にありがとう、そして、ごめんなさいです。

今日は終日雨模様です。この雨が過ぎると一気に冷え込んでくるような予報です。 峠越えの車移動はスタットレスタイヤに履き替えておかないと立ち往生してしまいかねない季節となりました。 昨年の冬タイヤはその前年夏にも履き続けていたものなので、この冬は新調しなければなあ。タイアも10月から値上げと聞いていたのですが、手配する前に冬の足音が聞こえてきてしまった・・。 下旬に函館までゆくので、峠はないが、履き替えて置くかなあ。

ツアー仕事をしていた時代は11月文化の日が履き替えリミットであったな。

さて、これから、写真だけアップしていたブログページに入稿します・・。

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