◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

よく見かける変換ミス、「初めて」と「始めて」。

2007-07-26 20:16:55 | 気になる言葉、具体例
                    初めての日は落ち着かない
 本当にしょっちゅう見かけるのですが、「初めて」と書くべきところを「始めて」と書いてあるのです。大勢の人が、「始めてみました」とか、「これは始めてです」とか、書いています。これは、ひょっとして、変換ミスというよりも、間違って認識しているのではないでしょうか。だって、「はじめて」は全部「始めて」で、「初めて」を使っている様子がないということがありますから。それに、「はじめてです」と入力して変換すると最初に「初めてです」となりますから、わざわざ「始めて」を選び直したか、あるいは、自分だけのパソコンだったら、いつも「始めて」しか使わないから「初めて」がすぐには出てこないようになってしまっているか、ですよね。
 ほかに、「意外」「以外」や「確率」「確立」もごっちゃになっていて、これは単純な変換ミスだろうと思うのですが、本当によく見かけます。ブログは、気軽にぱっと思ったことを書く、時間をかけない、そんなに何度も誤字をチェックしたりはしないものだ、私もそういう前提で見ていますからそんなに気になりませんが、変換の罠とでも言いましょうか、後で「あっちゃーっ!」ということがありますから、たまにチェックしてみてもいいと思います。
 ところで、皆さんあまり「見る」の「見」をお使いになりませんね。数年前から、役人が「見」を使わなくなってきたなぁ~、なんでだろ~と不思議に思っていたのですが、なぜですか? どなたか理由をご存じでしたら教えてください。映画を見る、テレビを見る、資料を見る、現地を見る、様子を見る、面倒を見る、「見る」でいいのですよ。もっと「見る」を使いましょう。「始めてみました」も、実は、「初めて見ました」なのです。「みる」と書かれるとかえって分かりにくいですよ。そうかと思うと、「やって見る」なんていう変なところで「見」が使われていたりして、これは「やってみる」です。
 ところで、6月22日に「テロップやフリップが間違いだらけでアナウンサーやキャスターが困っているという場面を何度も見ましたが、『申し訳ありません、注意します』と言っても、無理でしょうね、改善はできないと思います」と書きましたが、やはり相変わらずたびたび謝っていますね、見ていて気の毒になるくらいです。これは放送業界の全体的な傾向ですが、これもしょうがないこと?

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