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日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

Spam

2004-12-11 14:40:07 | Weblog
インターネットというとても便利なツールが普及し、私たちの生活は大きな変化を遂げました。
例えば、先日のサンスターさんのプレスレター。
10年くらい前でしたら、一部の業界紙に発表されるだけで終わっていて、私たちが目にすることもありませんでした。
仕事でこのような資料を利用させて頂く場合も、相手企業に連絡を取り使用目的を明らかにして、資料を郵送して頂いていました。
それを考えると、とても便利になりましたね。

しかし、便利になると一緒についてくる迷惑なコトも数多くあります。
インターネットの世界では「Spam」と呼ばれるモノです。
メールなど受信していると、訳のわからない広告メールが送りつけられてきますね。
特に多いのが、出会い系サイトへの勧誘。
配信の停止を依頼のメールをしても、アドレスそのものがダミーということも多いです。

さて、先月半ば過ぎから手探りで始めたブログ。
ご覧いただけている方も、30人前後と安定しているものの、人気ブログとは程遠い状態です。
早く、100人以上の方にご覧いただけるような内容を綴っていかないと・・・と思いつつ、やっています。
そこに、先月末と昨日「元祖ブログランキング」というところから、コメントを頂きました。
先月末頂いたコメントは、とても丁重な内容だったのですが、昨日のコメントは投稿者名なしというモノでした。
「おかしいな~」と思って、他のブログを見てみたところ・・・相当問題のあるトコロのようです。
このようなコメントやトラックバックなどもSpamの一種として、考えられているとのコト。
マーケティングという仕事は、この「おかしいな~」と感じて観察することも大切なことなのですが、自分でその世界に飛び込んでしまうことは、問題です。

こういう「おなしいな~」から身を守るためにも、しっかりイロイロな情報が集められるようにアンテナをしっかり張っておく必要がありますね。
特に、情報そのものにとても高い価値がある今という時代は。

大人になれない・・・

2004-12-10 12:52:34 | ライフスタイル
今朝の新聞に掲載された、雑誌「クロワッサン」の広告を見て「ギック!」とされた方がいらっしゃるのでは?
「男はなぜ子どもなのか。」というタイトルで特集が組まれています。
以前「日本の男性は3人の『ママ』に支えられている」と言われていました。
ひとりは、自分の妻。もうひとりは「クラブのママ」。三人目は自分の本当の母親。
家事全般や育児は妻である『ママ』に面倒を見てもらい、職場の愚痴は「クラブのママ」に聞いてもらう。
そして、イロイロな意味で一番甘えられるのは自分の母親である『ママ』ということを指して、「3人のママ」と言われていました。
心あたりのある方はいらっしゃいませんか?

確かに、「日本の男性の多くは大人になれずにいるな~」と思うことが、あります。
というよりも、日本の社会は「大人になること」を期待していなかったように思うのです。
企業に属している間は、従順な社員であることが良い社員であると思われていました。
従順思考の為でしょうか?日本の男性はロマンチストというか、現実的なことに逃避しがちです。
例えば、介護の問題です。
女性の多くが、「できれば家族の手を煩わすことなく、病院や施設で過ごしたい」と考えているのに対し、男性は「自宅で妻や娘、嫁が介護をするものだと思っている」方がかなりいらっしゃいます。
現実は18歳以上の女性の7割以上がパートなどを含む有職者で、そのような時間を作り出すことが難しい状況にあります。
でも、社会の大半は「仕事を辞めて、面倒を看るのが当然だ」という考えなのです。
結婚時に「仕事をやめて、専業主婦になってくれ」願望も、根っこは同じでしょう。
その同じ根っことは「既成概念」です。

日本の男性の多くは「こうあるべき」という、ある種の理想論的な環境の中で育ってきます。
端的な例は「男の子なんだから・・・」という言葉です。
「こうあるべき」と枠組みを設定し、イロイロな枠が設けられた中であれば、その枠の中で考え、行動すれば問題も起きません。
危険も少ないでしょう。
それが「既成概念」という枠を、はめ込んでしまっているように思うのです。

しかし、それも今変化の兆しが出ています。
「少子化」です。
これまで男の子にだけ与えられていた枠組みが、女の子にもなってきました。
元々日本の社会には「若さ信仰」がありますから、ある意味「未成熟」であることに対して寛容です。
それを象徴するのが、街頭インタビューなどで見かける高校生位の女の子達が言う「二十歳になったら、オバサンだから」という言葉でしょう。
大人になると、社会的リスクが増えるばかりで、自分自身の価値が下がってしまう=大人になりたくないということなのです。
ただ、これまでは社会的にも経済的にも、それが許されるような環境ではありませんでした。
高校なり大学を出たら、就職しなくてはいけない。という社会的規範のようなものがありましたが、いまや「NEET」という言葉があるように、就職しなくても社会が寛容に受け入れてくれます。

それにしても・・・時代の変化ですね。
私が高校生だった二十○年前は、「早く親から離れたい!!自活したい」という気持ちが、普通に強かったのですが・・・(思わず遠い目)。

NHKの受信料

2004-12-09 11:40:19 | マーケティング
最近話題というか、問題になっているNHKの受信料についてです。
実は、受信料を支払っていません。
以前は支払っていましたが、現在は支払っていません。
こういうことを声高に言う気はありませんが、それなりの理由があります。

現在の放送法では、「受像機(=テレビ)のある所は、受信契約をしたものとみなし、受信料を支払わなくてはならない」という趣旨になっています。
でも・・・私は、NHKを受信するという契約をした記憶はないし、受信料を支払うだけの対価価値のある放送を見ていない。
こういう話をすると、大体NHKの料金徴収の方は「離島や山間の地域に衛星設備を設置して、受信不備地域を無くすのも、NHKの大きな仕事です。その為の費用として受信料の一部が使われているのです」という答えをされます。
しかし、この論説はBSやCSなどが一般化しつつある現在では、余り意味をなしません。
何故なら、個々の家庭が受信装置を設置しているからです。

さて、私が受信料を支払わない理由の「対価価値」という意味を考えてみて下さい。
この場合、
1、番組そのものを見ていない
2、番組は見ているのだが、その番組に対して価値を見出していない
という2つの理由が考えられます。
これは、番組を視聴している側から見た考え・受け止め方です。
では、NHKの「放送しているんだから受信料を払え」というのは、どうでしょう?
これは、いわゆるメーカーや売り手から見た考えですね。
この視点の違いが、マーケティングとセールスの違いなのです。

マーケティングは、あくまでも生活者の視点に立って「生活者の利益や利点」という考え方であるのに対して、セールスはメーカーや売り手から見た「利害や利益」なのです。
いみじくも、今回の騒動でNHKの海老沢会長はニュース番組の後で「みなさまへのお詫び」放送をしたようですが、その時「NHKも被害者である」というようなニュアンスのことも話したようですね。
(実際には見ていないので、新聞等々の報道によるものです)
でも、おかしくありませんか?
NHKの番組という商品を買っているのは、受信料を支払っている人たちです。
ということは、NHKが被害者ではなく受信料を支払っている人たちが被害者なのです。
このような弁明は、あくまでもメーカーや売り手主体の思考だからできるのです。

現実には「売上あって何ぼ」という状況だと思います。
ただ、お客様の視点にたって商品・サービスを提供し利益を上げることと、こちらの都合で「何とか買ってくださいよ」と言ってあげる利益では、同じ金額でもお客様から得られる信頼や信用の質が違います。

どんな視点を持って、日々過ごしていますか?
あ!ちなみに私は、NHKそのものをほとんど見ないという理由で、受信料の支払いを拒否しています。

歯は目に匹敵する、表情のパーツ?

2004-12-08 12:48:26 | アラカルト
サンスター㈱から面白いデータ が発表されている。
既に、Yahooのニュースや新聞などでも記事掲載をされているので、見た方も多いかも知れない。
『歯と歯ブラシに関する調査』ということなのだが、質問事項のトップが歯及び歯ブラシについてではないことが、注目点。
質問事項の最初は、人と会った時のポイントである。
調査が、サンスターだったことを考えれば、回答の1位が歯に関する内容であることは当然のことなのだが、2位の「目に力がある人」というのは、意外に感じた人も多いのでは?

そもそも「目に力がある」ということが、盛んに言われたのは今年からのような気がする。
カンヌ映画祭で、日本人として初めて主演男優賞を受賞した柳楽優弥君が、その元祖?ではないだろうか。
以来、盛んに「目力」と言う言葉を耳にしたような記憶がある。
もちろんその前にも、女性向けファッション雑誌のメイクページでは「マスカラで目力UP」などという記事を目にしたことがあったが、その「目力」と今回の「目力」は意味が違う。
今回の「目力」は、その人の「意思の強さ」というような内省的な意味合いのほうが強い。
「目元パッチリ」効果のマスカラという意味ではない。
「目は口ほどにものを言い」という諺があるが、人を印象付ける表情の基は、「目と口」のようである。

ところで、歯のほうであるが、最近の小中高生の多くが歯科矯正をしている。
私が子供の頃は、歯科矯正をするのはお金持ちのお嬢さんくらいだったのだが。
それだけ、オーラルケアやオーラルコミュニケーションということが、注目されるようになってきているのだろう。
それでも、欧米に比べるとまだまだ認知度が低いようである。
以前、仕事でお世話になった方がオランダに住んでいるのだが、何でもオランダでは半年に1回の歯科検診が義務付けられているらしい。
検診を受けると、健康保険の一部が支払われるとも聞く。
予防医学という視点での、保険政策のようです。

この調査結果から、どんなビジネスチャンスを見つけますか?




学力と知力

2004-12-07 12:28:10 | アラカルト
『学習到達度調査』 の結果が新聞各紙のインターネット版で出ている。
このような調査結果が出るたびに「日本の学力低下」ということが言われる。
今回の内容を見ると「読解力」等の低下が、激しいようである。
これって・・・単に読書量が減ったということでは、ないだろうか?

いつの頃からか「グローバルな社会に対応できるように、早期英語教育が必要」とばかり、幼児教育としての英語教育が盛んになってきた。
書店などへ行くと、幼児向け英語教材本がいっぱいある。
でも、本当に効果が期待できるのだろうか?
自宅で英語を教えている友人がいる。
その友人が「うちは、小学校4年生以上にならないと、教えないようにしている」と言っているのだ。
何でも「確かに、幼児期は耳が良かったりするけど、言葉を理解するということになると、一定年齢を過ぎないと出来ない。音を聞くことと言葉を理解することは別。それより、幼児期から本をいっぱい読んだほうが、言葉の数が増えて英語を習わせても、飲み込みが早い」ということだった。
それだけではなく「バイリンガルといっても、基本的にはコミュニケーションの力がないと意味がない。英語が出来ても、相手の気持ちが分からなければ『本当の英語の力』ではない」とも言っている。
どうやら英語の力といっても、その前に母国語の理解力や読解力が必要のようである。

仕事でイロイロな方とお話をさせて頂くことがあるのだが、確かに言葉の数や話の作り方などに長けている方は、読書家だったりする。
言葉の種類が多く、分かりやすく言い換えて伝える力がある。
逆に、何度話しを聞いてもその話の根幹となるものが見えてこない人は、やはり余り本を読まないようである。
本と読むから、読解力や話が上手いとは言い切れないのだが・・・。

昨夜の「報道ステーション」でスポーツを担当している松岡修造さんのレポートが、まるで今日の「学習到達度調査」結果のひとつの回答を出しているようにも思えた。
シドニーに続き今回のアテネでも金メダルを獲った谷亮子選手の、ポリシーというかアスリートとしての考えにいてのレポートである。
谷選手は、「心技体+脳」ということにポイントを置いて、階段を駆け上り・駆け下りた後息を整えながら、暗算をして集中力と瞬時の判断力をアップさせるというトレーニングを日ごろからしている。という内容だった。
確かに、個人・団体を問わずスポーツは集中力と瞬時の判断力が要求される。
それだけではなく、観察力や創造力も重要な力だろう。

しかし・・・集中力や判断力、観察力、創造力といったものは「学力」だろうか?
むしろ「知力」ではないだろうか?
知力の上に学力があるとすれば、「学力低下は知力の低下」ということにもなるような気がする。




ボディーピアス

2004-12-06 11:16:43 | アラカルト
昨夜書いた「鼻ピアス」についてのブログについて、テンさんからコメントとTBを頂いた。
おかげで長年にわたる疑問のひとつが解消できた訳だが、改めてインターネットやブログに凄さを実感している。
私の周囲でも、いくつか耳にピアスをしている友人はいても鼻にピアスをしている人はいなかったし、街中で鼻ピアスをしている人に「鼻かめます?」とは聞くことが出来ないからだ。
本当に、テンさんありがとうございました。
そして是非、テンさんのコメントとTBを読んでみてください。

最近、女性タレントさんなどの「へそ出しファッション」でも普通になりつつある「ボディーピアス」。
元々痛がりな私は、テンさんのコメントやブログを読んでいるだけで、擬似的に体のあちらこちらが痛くなるのだが、今では耳や鼻だけではなく目じり、口角周辺、舌といったところだけではなく、乳首、おへそなどにもピアスをしている人が増えているようだ。
仕事の関係もあり、ファッション誌を読むことも多いのだがここ数年前から春夏のコレクションで、そのようなモデルさん達を見かけるようになった。

思い出したのだが、男性のピアスが一般化したのはここ15年余りではないだろうか?
私が初めて男性がピアス(もちろん、耳)をしているのを知ったのは、1970年代後半である。
その頃、アメリカでヒットしていた「Y.M.C.A」(日本では、西城秀樹さんがヒットさせたあの曲のオリジナル)を歌っていた「ヴィレジ・ピープル」という男性グループの何人かが、同性愛者でその仲間内にアピールしている言われていた。
当然だが、当時は「男性の左耳ピアス=同性愛者」という、一種のアイコンとなっていた。
それから暫くして、イギリス出身のミュージシャンが付けはじめ、一気にファッション化したように記憶している。
という訳でもないのだろうが、私にとって未だに左耳にピアスをつけている男の子を見ると「娼年」的なイメージが先行してしまう。
心理学でいうところの「刷り込み」とは、まさにこういうことなのだろう。

そして時代は変わり、今では芥川賞を受賞する文学作品にまで普通に登場するようになった。
このようなステップって、マーケティングで言う「商品認知」のステップと同じようです。

風邪?それとも鼻炎?

2004-12-05 23:10:32 | アラカルト
先々週からどうも、くしゃみがやたらと出る。
実は、鼻炎持ちということもあり1年のうち夏を除くほとんどの間、マスクのお世話になっている。
「花粉症」が一般化したこともあり、春先にマスクをしていても世間様は「あぁ~、花粉症なのね」という程度なのだが、この季節マスクをしていると「あら、ヤダ、風邪?」とか「移すなよな~」という目で見られる。
私場合、市販のマスクだと顎から目の下近くまでスッポリ隠れてしまう上に、メガネまでかけているので、小さなお子さんからすると「怪しい人」に見られてしまうのである。正しくは、たいていの人から「怪しげな人」という視線を浴びせられている。
休日のお天気の良い日などは、日焼け帽子をかねて防止を目深に被るため、更に「怪しい人」となってしまう。
マスクを作るメーカーさんには、ぜひとも大人用マスクに「S、M、L」といったサイズ展開を検討してもらいたい。と真剣に思っている。

さて、そのくしゃみが徐々にいつもの鼻炎と違うな~と思っていたら、どうやら風邪だったようだ。
発熱はしていないようだが、くしゃみに鼻づまりが酷い。
翌日には、のどまで痛くなってきた。
こういうときは、生姜糖を飲むことにする。
これでだいぶ楽になるのだが、問題は「鼻」である。

こういう時は当然、思考力といったものまで低下する。
そして、こんな時に限って疑問に思うことが浮かぶことがひとつある。
それは、「鼻にピアスをしている人たちは、鼻をかむのか?」。
世間的には「くだらない」と思われるだろうが、私にとっては気になる。
「あんな所にピアスをしていて、生活の邪魔にならないのだろうか?」ということを含め、もし、実体験を含め知っている方がいらしたら、是非教えて欲しいコトのひとつである。

チャリティーマッチ

2004-12-04 20:46:50 | スポーツ
今日、新潟県中越大地震の被災者を支援する目的でサッカーのチャリティーマッチが、新潟ビックスワンで行われた。
試合は、スコアーレスドローだったが、内容は見所も多く良かったのではないだろうか。

さて、この試合で目を引いたのは選手のプレーだけではない。
ピッチを取り囲んだ、数々の看板である。
日本代表やJリーグの試合では、見ることがないような看板が多く見かけられたのである。
例えば、新聞社。
朝日新聞は、「Jリーグ百年構想」に協賛していることもあり、代表やJリーグの試合で見ることはあるのだが、毎日、讀賣、日経、産経の4社は中部圏では見ることがない。
ユニフォームなどを提供している関係で、プーマ、アンブロ、ミズノなどは、サポートチームのホームゲームでは見ることがあるのだが、アディダス、プーマ、アンブロ、ミズノなどの看板が勢揃いすることはない。
試合前に行われた、引退をした元日本代表選手・アンバサダー達のサッカー教室では、ナイキが用具の一部を提供していたようだ。
サッカー界におけるスポーツメーカーの覇権争いは熾烈で、FIFA(国際サッカー連盟)のメインスポンサーはアディダスだが、ブラジル代表はナイキ、イタリア代表はプーマ、ベッカム様のイングランド代表はアンブロが提供している。
それほどのライバル関係にある企業同士が、同じ試合に看板を出す。ということは、これまでになかったのではないだろうか?
もちろん、看板を出すことで得られる「企業イメージのUP」や「社会貢献」といった効果を考えているとは分かるのだが、「スポーツに携わる企業として行動を起こす」という共通のメッセージの方が印象に残る。

サッカーは、こうしてサッカー協会、Jリーグ、協賛各企業等の協力を得てチャリティー試合をした。
さて、野球はどうなのだろうか?
野球の場合、例え選手協会が「チャリティー試合」を計画しても、立ちはだかる壁が余りにも多い。
プロ野球機構やオーナー会議、球団の経営者などとの調整を図っている間に、時期を逸してしまうのではないだろうか?
こういうチャリティー試合だからこそ、フレキシブに活動を起こすような柔軟性が欲しい。

今日ジーコドリームチームと対戦した「アルビレックス新潟」は、サッカーだけではなくバスケットボールチームも持っている。
サッカーだけではなく、バスケットのチャリティーマッチ等も期待したいものである。
「スポーツが地域に根付く」モデルとしても。

ヒット商品番付

2004-12-03 11:12:21 | トレンド
ヒット商品番付が、昨日発表されています。
「冬のソナタ」他韓流関連が、堂々の東の横綱です。
西の横綱は該当なしと言うことです。
実は恥ずかしいことに、この「東西の分け方」の基準を知りません。
「へ~、そうなんだ」程度しか気にしていなかったこともありますが・・・。
以下、流行語大賞にも上がった「セカチュー」こと「世界の中心で愛をさけぶ」などが選ばれています。
選定をした会社では「純愛や伝統などに回帰した『還流』傾向が見られた」とコメントをしているようですが、そうなのかな~??

「iPod」、「FOMA 900I」などはユビキタス商品ですし、「新型マークX」はCMなどを見る限り、これまでのトヨタでは考えられないほど生活者を挑発している商品のように感じます。
もちろん、「美脚パンツ」や「黒豆ココア」「コエンザイムQ10」は、以前からの「綺麗で健康」という生活志向の延長線上にあるものです。

ただ、こうやって見てみると生活者の指向の変化と普遍性というものが、見られます。
「黒豆ココア」や「コエンザイムQ10」などの商品は、健康志向という普遍的な生活志向です。
(ただ、どうして「豆乳」や「大豆ペプチド」もしくは「イソフラボン」が入らなかったのかな?)
来年も、このような健康系の商品はヒットするでしょう。

「iPod」「FOMA」「新型マークX」などは、変化と言う部分です。
特に「新型マークX」は、これまでのミニバン、RV系車ひとり勝ちだった市場に、スポーツタイプの需要の掘起しに成功した印象があります。
それも、70年代初めに大ヒットした「ケンとメリーのスカイライン」のCMを見て育った、現在40代前半~をターゲットにしているように思うのです。
すなわち、これまでファミリータイプ車・ミニバンなどの購入層と少ながらず重なりあうのです。
これまでのように「ヒット商品」と言われると一斉に飛びつくと言う傾向から、自分の価値観重視へ変化しているように見受けられます。
「iPod」「FOMA900I」は「いつでもどこでも自由にコミュニケーション」という、生活者の気持ちをよく反映したモノのように感じます。
そしてその傾向は、昨日発売された「NINTENDO DS」や12日に発売される「PSP」によってより加速していくのではないでしょうか?

「ユビキタス」とは
ギリシャ語で「偏在」という意味。
いつでも、どこでも自由にインターネットなどから情報を取り出したり、ネット上で複数の人とゲームができるような状況をイメージされると、分かりやすいと思います。



「チョ~気持ちいい」

2004-12-02 17:30:06 | トレンド
昨日、今年の「流行語大賞」が発表されました。
見事に受賞した言葉は「チョ~気持ちいい」。
アテネオリンピック、男子100メートル・200メートル平泳ぎの金メダリスト・北島康介選手の言葉です。
ところでこの北島選手の言葉、そんなに流行しました?
確かに、メダル獲得直後ゴシップ記事で一部男性週刊誌などを賑わした時、枕詞のように使われた記憶はありますが、一般の人たちが普通の使っている場面と言うのは思い出せないのです。
「話題となった言葉」といったほうが、いいのでは?という感じです。
もしかしたら、私の生活圏がこの言葉を使う世代と外れているのかも知れませんが・・・。

とはいうモノの、この言葉を発した時の北島選手の偽らざる気持ちの言葉だったのでしょうね。
意図的に仕掛けられた言葉ではない分、場面と一緒に記憶に残る言葉でした。
それが、共感性を生み北島選手の魅力となって伝わった・・・と言うのが、本当の受賞理由かも知れませんね。

他に候補となった言葉に「セレブ」という言葉がありました。
10代後半から20代・30代向けの月刊女性ファッション雑誌では、毎月のように目にした言葉です。
「有名人」という意味で使われる「セレブ」ですが、初めて目にしたのは99年の頃だったと思います。
「ヴォーグ」の日本版で、海外であったパーティー等を掲載するいわゆる「パーティーページ」と呼ばれるところで見たと思います。
その頃は「有名人」というよりも「社交界の華」というようなニュアンスでした。
アメリカのファッション雑誌などには、ほぼ毎号「パーティーページ」があり、「アメリカ社交界」が紹介されています。
貴族・元貴族などが居ないはずのアメリカなのですが、ヨーロッパ社交界への憧れといったほうがいいでしょうね。
元々階級社会を持たない国にあって「社交界」のメンバーは、東海岸の有名大学出身のお金持ちや有名俳優やミュージシャン、アーティストが「セレブ」となる訳です。
しかし・・・日本で紹介される「セレブ」って・・・単なる有名人で終わっていません?
もしくは、ブランド品で身を固めたお金持ちか・・・どことなく安っぽい感じが付いてまわります。
それに対抗するように「エグゼリーナ」なる表現をする雑誌まで、登場した時には「・・・(笑)」でした。

ちなみにこのニュースの取り上げ方が、放送各局のカラーが出て面白かったですね。
N○K等は、候補に上ったらしい「虹の架け橋」まで取り上げ、アテネオリンピックを中継する自局アナの実況を放送していました。
「セカチュー(世界の中心で愛を叫ぶ)」は、TB○が製作に関わっていたためか?他局では映画のシーンすら流れませんでした。
色々な舞台裏を見るようでした。