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女性マーケターから見た日々の出来事

「レクサス」オープン

2005-08-30 19:12:09 | ビジネス
今日、全国一斉にトヨタ自動車の最高級車として位置付けられている「レクサス」の店舗がオープンした。
日経をはじめとする、全国紙各紙のWEBサイトでも掲載されているところを見ると、「レクサス」に対するトヨタ自動車の力の入り具合が、並々ならぬものがあるように感じる。

自宅から歩いて20分ほどのところにも、「レクサス」の店舗がオープンしたのでチョコッと行ってみた。
既に内覧会などを済ませているためか、一般の来場者が多いようだ。
私のように、「フラフラっと、散歩の途中に寄りました」という人や、大学が近くにあるためだろう「レクサス」のターゲットとは思えないような若い人たちもいた。
実は、近所はトヨタをはじめ日産、ホンダ、マツダはもちろんヤナセや光岡自動車のディーラーが立ち並ぶ、いわば「自動車ディーラー激戦区」。
その中にあってやはり「レクサス」の店舗は、トヨタ自動車の最高級車としての位置付けにふさわしい店舗のつくりだった。

実際、店内に入って気が付くのは、女性スタッフの多さだ。
制服だけではなく、接客態度などもキャビンアテンダントのよう。
「キャビンアテンダントのよう」というだけで、高級感があるとは思わないが、とにかく「レクサス」という「トヨタの最高級車を扱うんだ」という、意気込みのようなものを感じた。
店内の「来賓室」は、「邸宅に友人を招きいれる」というような雰囲気作り。
実際の商談コーナーは、お客様が分からないようにすりガラスのパーテーションで区切ってあり(と言っても、通路からは丸見え)、それぞれの机にはPCが置いてあり、さながら「レクサスをカスタマイズするための、コンサルティングスペース」という感じである。
他にも、車検などメンテナンスを店内から見えるようなコーナーや、「ゆっくりと商談が出来るように」という心遣いから?「KidsRoom」が、商談コーナーからやや離れたところにある。
私が、行った店舗では「リラクゼーションスペース」という感じで「OXY(酸素)バー」や「マッサージチェア」があり、なぜか?「ゴルフクリニック」というスペースがあった。

店内の雰囲気は以上のような感じなのだが、入り口で貰った封筒の中に気になるモノがあった。
それは「レクサス会員制度のご案内」である。
これは、「レクサス」という自動車オーナーの囲い込みのためということはもちろんだが、「レクサスファン倶楽部」という要素までも考えているのだろうか?と感じたのである。
この「会員の入会条件」も「ETC装着車」とか、トヨタのクレジットカード「TS3」の保有者という制限がされている。
まさに「トヨタ自動車」という企業に関わるアプローチが、様々にされているのである。
他にも、「レクサスグッズ」ともいうべき商品が、さりげなくショーケースに入っていおり、その商品アイティムも財布やキーケースのようなモノから、カフリンクスのようなファッション小物まで用意してある。
単なる「自動車」というモノを売るのではなく、「レクサスという生活を売る」という感があった。

ちなみに、オープニング記念品は「レクサスのDVD」と、「レクサス」の名前の入ったステンレス製キーホルダーだった。

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