今週から、ノーベル賞各賞の受賞者の発表が始まった。
今日は、生理・医学の部門で女性2人を含むアメリカ人3人の受賞が決まった。
昨年は、物理学賞と化学賞の部門で日本人が4人(内2人は米国籍)が受賞し、リーマンショックで経済が低迷する中、明るい話題となったことは記憶に新しいところだ。
ところで、このノーベル賞授賞式には晩餐会があるのだが、その時使われるカトラリー(フォークやナイフ)が日本製だと言うことをご存知だろうか?
実は、この時使われるカトラリーを作っているのが、新潟県燕市にある山崎金属工業と言う会社だ。
デザインは、日本人ではなくスェーデンのゴナ・セリン氏によるモノだが、そのデザインから、製品へと作っていっているのが山崎金属工業さんという訳なのだ。
ご存知の方も多いと思うのだが、新潟県燕市はステンレス加工の工場が多いところで、特にその「鏡面加工技術」では、世界のトップクラスだと言われている。
その技術は、i-Podにも採用されたりしている。
他にも、「イタリア生まれの燕育ち」ケトルや、若い女性に人気の「ののじ」のカトラリーなども、燕市にあるステンレス加工会社で作られている。
中小企業では、優れたデザインを創るコトは出来ないかも知れない。
しかし、技術があればその高い技術力で世界中からオファーが舞い込むと言う、良い例のような気がするのだ。
その背景には、中小企業が抱える「海外の安い商品との対抗」という価格競争ではなく、あくまでも自分たちの持っている高い技術力で世界に勝負すると言う、発想の転換があったからだろう。
中小・零細企業も、一つの共同体として活動をすれば、大きな力となり、世界にアピールできると言う考えだ。
その手始めとなったのが「磨き屋シンジケート」と言う、技術集団(と言うのか?)だ。
何もこのような動きは、燕市だけではない。
タオルの今治市でも、同様の動きが既に始まり、海外の有名ホテルなどから高い評価を受けている。
日本の企業が生き延びるアイディアは、都市部ではなく地方にあるのかも知れない。
何故なら、海外との価格競争という厳しい経験から、自分たちの強みを見出し、磨きをかけ、日本ではなく世界と言う市場を意識したコトで、活路を見出しているからだ。
もちろん「世界」と言っても、日本の市場を蔑ろにしているのではない。
「世界の中の日本」にアピールしているだけのコトなのだ。
今日は、生理・医学の部門で女性2人を含むアメリカ人3人の受賞が決まった。
昨年は、物理学賞と化学賞の部門で日本人が4人(内2人は米国籍)が受賞し、リーマンショックで経済が低迷する中、明るい話題となったことは記憶に新しいところだ。
ところで、このノーベル賞授賞式には晩餐会があるのだが、その時使われるカトラリー(フォークやナイフ)が日本製だと言うことをご存知だろうか?
実は、この時使われるカトラリーを作っているのが、新潟県燕市にある山崎金属工業と言う会社だ。
デザインは、日本人ではなくスェーデンのゴナ・セリン氏によるモノだが、そのデザインから、製品へと作っていっているのが山崎金属工業さんという訳なのだ。
ご存知の方も多いと思うのだが、新潟県燕市はステンレス加工の工場が多いところで、特にその「鏡面加工技術」では、世界のトップクラスだと言われている。
その技術は、i-Podにも採用されたりしている。
他にも、「イタリア生まれの燕育ち」ケトルや、若い女性に人気の「ののじ」のカトラリーなども、燕市にあるステンレス加工会社で作られている。
中小企業では、優れたデザインを創るコトは出来ないかも知れない。
しかし、技術があればその高い技術力で世界中からオファーが舞い込むと言う、良い例のような気がするのだ。
その背景には、中小企業が抱える「海外の安い商品との対抗」という価格競争ではなく、あくまでも自分たちの持っている高い技術力で世界に勝負すると言う、発想の転換があったからだろう。
中小・零細企業も、一つの共同体として活動をすれば、大きな力となり、世界にアピールできると言う考えだ。
その手始めとなったのが「磨き屋シンジケート」と言う、技術集団(と言うのか?)だ。
何もこのような動きは、燕市だけではない。
タオルの今治市でも、同様の動きが既に始まり、海外の有名ホテルなどから高い評価を受けている。
日本の企業が生き延びるアイディアは、都市部ではなく地方にあるのかも知れない。
何故なら、海外との価格競争という厳しい経験から、自分たちの強みを見出し、磨きをかけ、日本ではなく世界と言う市場を意識したコトで、活路を見出しているからだ。
もちろん「世界」と言っても、日本の市場を蔑ろにしているのではない。
「世界の中の日本」にアピールしているだけのコトなのだ。