日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

新しいエネルギー開発は進んでいるのか?

2009-10-26 12:19:02 | ビジネス
私が朝の仕度をしながら、FMを聞く習慣があることを拙ブログにこられる方なら、ご存知かも知れない。
そして今日もそんな話題をPickUpしたい。

先日「電動バイク」についてエントリした。
その時、「今後、電力を輸入するようになるのでしょうか?」というコメントを頂いた。
電力の輸入というのは、余り考えられないと思うのだが、人が今までと同じような快適さを求める生活をしつづけるなら、枯渇するであろう化石エネルギーに頼ることは出来ないというコトも分っている。
そのため、米国などは「グリーン・ニューディール」と称して、雇用確保と新しいエネルギー開発のために、国を挙げて積極的に行なっている。
この分野で、主導権を取ることが場合によっては「世界を(あらゆる面で)リードする」コトができると考えているからだろう。

そしてこの「新しいエネルギー開発」に対して、日本はアメリカや欧州よりも技術的には進んでいる」という話を、今朝のFM番組で聞いたのだった。
話をしてくださったのは、雑誌「オルタナ」編集長森摂さん。

例えば、クルマのHV車の開発と言っても、「プリウス」や「インサイト」のように、既に一般販売されているモノもあれば、三菱自動車の「i-MiEV」のように、一般発売するには高額なため(販売はしているので購入は可能)、自治体などへリースしている電気自動車もある。
そして次世代のHV車として注目されているのが、「水素エネルギー」を利用したモノだという。
既にマツダは「水素ロータリーエンジン」を開発していたり、ホンダも「水素エンジン」のクルマを開発しているといわれている。
後は「価格」と「サービスステーション」いう問題が解決できれば、一般車として販売される可能性が高くなる。

その「水素エネルギー」を使って、一般家庭向け蓄電システムというモノも開発されつつあるようだ。
まだまだ、解決しなくてはいけない問題があるにせよ、今後は「家庭で必要な電力を作る」という形態が一般的になるのではないだろうか?というのが、今日のお話だった。

これまで、「化石エネルギー」に代わるモノとして名前が挙がっていたものは、「太陽光発電」や「風力発電」と言った「自然エネルギー」か、「バイオエネルギー」だった。
そこに「水素」という新しい素材が加わることで、これまでとは違う「エネルギー開発=ビジネス」が生まれる可能性が出てきた。
そして、これらの技術を研究・開発をしている企業が、日本各地にあるというコトもまた、忘れてはいけないコトだろう。