朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載中の「世界史レッスン<映画編>」、第32回の今日は「嘘のつけない女」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2010/02/post-d663.html#more
オスカー・ワイルド原作「理想の結婚」について書きました。
原作の出来も映画の出来も、そしてわたしの好みも、実を言うとこの作品より『理想の女』(原作『ウィンダミア夫人の扇』)のほうがはるかに良かった。登場する初老の男性がものすご~くチャーミング。こんな男性に愛されたら、女性冥利に尽きる、といえるほどナイスです。
さて、昨日はNHK教育「知る楽」の「怖い絵で人間を読む」第二回目の放映でした。ハプスブルク家のエリザベート皇后についての回です。
その前日、日曜日の朝日新聞テレビ欄の「試写室」というコーナーで、写真付きで番組が紹介されたので、お読みになった方も多いかと思います。
このコーナーは、各放送局のめぼしい番組のVTRを、記者さんがあらかじめチェック、選択して、記事にするそうです(書評欄と似たシステムですね)。ものすごい数の番組の中から選んでもらえたわけなので、すごく嬉しい。ラリホ~♪
記事の導入部はこんな感じーー「絵画を見て「美しい」と感じることはあっても、「それだけではちょっと退屈」と感じるのはわたしだけではないはず。絵画鑑賞をもっと楽しむなら、描かれた対象について理解を深めるのがお薦めだ」
そして最後にーー「実際に絵を見に行きたくなった」
これまた嬉しいことです。
いま京都博物館に「エリザベート」も「フランツ・ヨーゼフ」も実物が来ていますし、この2点は所蔵先が違うので、こんなふうに同じ部屋でいっぺんに見られる機会はもうないと思います。まだの方は、ぜひぜひごらんくださいね!
☆「知る楽」のテキストはこちら(クリックするとアマゾンへゆけます) 早くも2刷になりました♪
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![探究この世界 2010年2-3月 (NHK知る楽/月)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51FEld71gHL._SL160_.jpg)
☆「THEハプスブルク」展へいらっしゃる前にはぜひ拙著で予習もお願いします。肖像画に描かれた人々の運命を知ると、絵はきっとまた新たな魅力を増すはずです。
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☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、11刷になりました♪
![名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/317DmprK0ZL._SL160_.jpg)
☆最新刊「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
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☆「怖い絵3」♪ シリーズ完結篇です。4刷中♪
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☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
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☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
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☆「危険な世界史」(角川書店) 3刷になりました♪
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html
![危険な世界史](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41OcgjypoCL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵2」、8刷中。
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☆「怖い絵」14刷中。
オスカー・ワイルド原作「理想の結婚」について書きました。
原作の出来も映画の出来も、そしてわたしの好みも、実を言うとこの作品より『理想の女』(原作『ウィンダミア夫人の扇』)のほうがはるかに良かった。登場する初老の男性がものすご~くチャーミング。こんな男性に愛されたら、女性冥利に尽きる、といえるほどナイスです。
さて、昨日はNHK教育「知る楽」の「怖い絵で人間を読む」第二回目の放映でした。ハプスブルク家のエリザベート皇后についての回です。
その前日、日曜日の朝日新聞テレビ欄の「試写室」というコーナーで、写真付きで番組が紹介されたので、お読みになった方も多いかと思います。
このコーナーは、各放送局のめぼしい番組のVTRを、記者さんがあらかじめチェック、選択して、記事にするそうです(書評欄と似たシステムですね)。ものすごい数の番組の中から選んでもらえたわけなので、すごく嬉しい。ラリホ~♪
記事の導入部はこんな感じーー「絵画を見て「美しい」と感じることはあっても、「それだけではちょっと退屈」と感じるのはわたしだけではないはず。絵画鑑賞をもっと楽しむなら、描かれた対象について理解を深めるのがお薦めだ」
そして最後にーー「実際に絵を見に行きたくなった」
これまた嬉しいことです。
いま京都博物館に「エリザベート」も「フランツ・ヨーゼフ」も実物が来ていますし、この2点は所蔵先が違うので、こんなふうに同じ部屋でいっぺんに見られる機会はもうないと思います。まだの方は、ぜひぜひごらんくださいね!
☆「知る楽」のテキストはこちら(クリックするとアマゾンへゆけます) 早くも2刷になりました♪
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☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、11刷になりました♪
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☆「怖い絵3」♪ シリーズ完結篇です。4刷中♪
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☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
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☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
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☆「危険な世界史」(角川書店) 3刷になりました♪
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html
![危険な世界史](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41OcgjypoCL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵2」、8刷中。
![怖い絵2](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51DISobTrZL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵」14刷中。
昨晩の二回目の放送も見ました。
エリザベート、美しい女性だったのですね。
美しくて、悲劇的な最期を遂げたということで、なにかダイアナ妃と重なるような気がします。
そういえば女優の鰐淵晴子さんの母方の先祖がハプスブルグ家だと聞いたことがあります。
お顔立ちが、何となくエリザベートに似ているような・・・
昨日の放送で先生が着ていたお洋服素敵でした!配色がエリザベートの絵に同化していましたよ!
フランツ・ヨーゼフにしてもエリザベートにしても、その人生に思いを馳せると胸が苦しくなります。彼らの時代になると写真も残っているだけに、なんていうかより現実感をともない、より一層、切なくなります。来週は私が最も期待するスペイン・ハプスブルク家の回です!楽しみにしています。
エリザベートと言えば、中野さんの著作で詳しく知るまでは、ヴィスコンティの映画「ルートヴィヒ」で今は亡きロミー・シュナイダーが演じて、馬に乗って颯爽とした姿がとても印象的でした。彼女の生涯を詳しく知った今、ノーカット版映画をまた見たいです。
番組で紹介された50代の写真、肖像画と比べて生々しく感じられ、実在感が一層、増しました。美しく生まれた悲劇というのがあるんですね。
先週の版権の解説も、非常に興味深かったです。「怖い絵」を読みながら、もっと見易いといいのに……と思った章もありましたし、正直言って、高いな、と思ったのですが、そういう背景があったのですね。これで納得できました。
春休み中の娘は「大竜馬展」で釣りました。
新国に2回行きましたが、また京都でもハプスブルグ家の皆さまにお会い出来るのを楽しみにしています。
本当は、もう一つ目的があったのですが・・・
甲斐庄楠音を見たかったのです。
なのに。。京都国立近代美術館・・長期の休館ですと~トホホ
以前、東京都美術館では「横櫛」(黄色の着物)を見まして・・魅入られまして・・
楠音の怖い絵ツアーは、MOMAK改修後企画展を待つ事にしましょう。お楽しみ。
別の授業でエリザベートのミュージカルを題材にしていたこともあり、とても楽しく拝見させて頂きました。普段あまり絵画に興味を示さない母親も頷きながら真剣に見入っていました。次回の放送も楽しみにしています。
先生の著書もとても面白そうなので、少しずつ集めてみようと思います。
>女優の鰐淵晴子さんの母方の先祖がハプスブルグ家
⇒ほお~、そうなんですか。展覧会にいらっしゃったかなあ?
kazuponさん
ご訪問、ありがとうございます♪
ぜひ拙著「ハプスブル家12の物語」で予習して、いらしてくださいまし。
山岸浅葱さん
まだ自分では慣れていないので、見る側が慣れてきたということかも。。。あーあ、もう一度やり直したい気分です。
うさこママさん
ちょうど某雑誌に映画「ルートヴィヒ」について短文を書いたところでした。ロミー・シュナイダーはシシィが当たり役でしたね!
mimiさん
ほんと。甲斐庄楠音の展覧会こそ、怖い絵ツアーと名づけて間違いないですね(うふふ)
ichiさん
ご訪問、ありがとうございます♪
わたしの本を読み、レポートを提出するようにーーなんてね!
テレビ番組としては、とてもよく構成・編集されていると思いますが、後で「知る楽」のテキストを読んでみると、「ああ、この部分、もうちょっと触れて欲しかったなあー!」と感じる箇所が出てきますね。 私が感じるくらいだから、京子先生はなお更じゃないかなあー?と思います。
私、NHKからの「回し者」ではありませんが、テキストと併用して視聴するのがベストだと実感しました。 重要な語句には脚注が付いているのも、私みたいなシロウトにはとても助かります。
ほんとにそうなのです。テレビは映像や音楽やドラマや長い「間」があるため、10のうち1しか伝えません。ものを書く人間にとっては辛いところですけど、まあ、仕方のないことなので、その後はぜひぜひテキストや「怖い絵」を読んでほしいなあ、と思うばかりです。
内容の面白さ・興味深さは皆さんが書いていらっしゃる通り、25分間が正に”あ゜っ!?”と言う間に過ぎてしまう程です・・!
今は再度、”ハプスブルグ家・12の物語”で復習も兼ねつつ、楽しませて頂いております!・・やっと、フィリップ美公、カール5世、フェリペ2世・・と聞いても、「もしや、あの御仁・・?」とご尊顔も思い出すことが出来るようになりました!
そして・・番組拝視聴(?)していて、強く感じること、それは・・中野先生はお話が上手でいらっしゃる、ということです・・!
それは、テレビ慣れしておられ、流暢にお話しておられる・・ということとは少々違い、あくまで、書籍とは違う、先生のお気持ち・心の”お言葉”で表現されておられ、そして様々な人名や形容詞をお出しになられた後、最後、文章をどう、まとめられるのかしら・・と思いつつ聞いておりますと、とてもスッキリとお話を終えられておられます・・!その作品や登場人物に込められた、先生のお気持ちがスッ・・と伝わって参りますし、何より聞き易く、そして先生のお声も心地よく感じます・・!
ああ、これからも毎週月曜夜が、本当に楽しみです!
長文、失礼をば、致しました・・(>_<)