朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載中の「世界史レッスン<映画編>」第31回の今日は、「エスプリも命がけ」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2010/01/post-8f08.html#more
ルコントの『リディキュール』について書きました。
映画のシーンで印象的だったのは、フランス人がイギリス人のユーモアについて「彼らにはその程度の頭しかない」と馬鹿にするところ(たぶんイギリス人の方も同じことをしているだろう)。
笑いというのは実に難しい。「何を笑うかでその人間がわかる」と言われるほどだし。
話し変わって。
いま大学では試験のさいちゅう。学生はさぞかし大変かも。採点するほうもけっこう大変ですが。
ここ数年、わたしには理解しがたい答案が増えている。「下記から正しい番号を選んで空欄を埋めなさい」という問題なのだが、これはどの教師もそうだと思うけれど、ある意味、学生に下駄をはかせるためのもの。わからなくとも適当に番号を入れておけば、丸がもらえるかもしれないから、せいいっぱい勘を働かせて、エイヤと入れてごらん、というわけです。
なのにびっくりするほど多くの学生が、わからないところは空欄のままにして提出するのです。はなはだしいのは8コのうち2コだけあけてある。選択肢も8コなのだから、余った2コを適当に入れておけばいいのに、それすらしない。
確かに以前にもそういう学生がたまにいました。でもそれはかなり出来る学生で、彼なりの美学?によって、不確かな答えは書きたくない、というふうでした。なぜなら書いてあるものは確実に正解だったからです。
最近の子たちの傾向は明らかに違う。なぜなら書きこんである答えもかなり間違っているからです!
どういうことなのかな?間違った答えを書くと単なるバツではなく、マイナス点にされてしまうと思い込んでいるのかな?
これが新たな傾向であることは、試験を手伝ってくれた大学院生が「どうして書かないんでしょうね?」と不思議がっていたのからもわかる。
「ダメもとでやってみよう!」というチャレンジ精神がなくなったのだろうか?適当に書くのは正義感が許さないのか?--いやはや謎です。
☆☆NHK教育「知る楽」月曜「「怖い絵」で人間を読む」は、いよいよ来週です♪ ⇒ http://www.nhk-book.co.jp/shiru/
☆アマゾン「芸術部門」での2009年度売り上げナンバーワンに、「怖い絵」が入りました。2008年に続いて連続です。ばんざあい!!⇒ http://www.itemtrend.net/view_nodes/list_node_by_year/538546/2009-01-01/1
☆丸善2009年度「芸術」売り上げランキングにも、8位に「怖い絵3」が入っています。⇒ http://www.maruzen.co.jp/shopinfo/feature/best/art.shtml
☆☆追加チケットも完売しました。(「THEハプスブルク」京都展でのわたしの講演会(ホテル、ハイアットリージェンシー京都)ありがとうございました♪
⇒ http://www.habsburgs.jp/2010/01/post-1c08.html
☆展覧会へいらっしゃる前にはぜひ拙著で予習もお願いします。肖像画に描かれた人々の運命を知ると、絵はきっとまた新たな魅力を増すはずです。
⇒
☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、11刷になりました♪
☆最新刊「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「怖い絵3」♪ シリーズ完結篇です。4刷中♪
☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
☆「危険な世界史」(角川書店) 3刷になりました♪
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html
☆「怖い絵2」、7刷中。
☆「怖い絵」14刷中。
ルコントの『リディキュール』について書きました。
映画のシーンで印象的だったのは、フランス人がイギリス人のユーモアについて「彼らにはその程度の頭しかない」と馬鹿にするところ(たぶんイギリス人の方も同じことをしているだろう)。
笑いというのは実に難しい。「何を笑うかでその人間がわかる」と言われるほどだし。
話し変わって。
いま大学では試験のさいちゅう。学生はさぞかし大変かも。採点するほうもけっこう大変ですが。
ここ数年、わたしには理解しがたい答案が増えている。「下記から正しい番号を選んで空欄を埋めなさい」という問題なのだが、これはどの教師もそうだと思うけれど、ある意味、学生に下駄をはかせるためのもの。わからなくとも適当に番号を入れておけば、丸がもらえるかもしれないから、せいいっぱい勘を働かせて、エイヤと入れてごらん、というわけです。
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確かに以前にもそういう学生がたまにいました。でもそれはかなり出来る学生で、彼なりの美学?によって、不確かな答えは書きたくない、というふうでした。なぜなら書いてあるものは確実に正解だったからです。
最近の子たちの傾向は明らかに違う。なぜなら書きこんである答えもかなり間違っているからです!
どういうことなのかな?間違った答えを書くと単なるバツではなく、マイナス点にされてしまうと思い込んでいるのかな?
これが新たな傾向であることは、試験を手伝ってくれた大学院生が「どうして書かないんでしょうね?」と不思議がっていたのからもわかる。
「ダメもとでやってみよう!」というチャレンジ精神がなくなったのだろうか?適当に書くのは正義感が許さないのか?--いやはや謎です。
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☆☆追加チケットも完売しました。(「THEハプスブルク」京都展でのわたしの講演会(ホテル、ハイアットリージェンシー京都)ありがとうございました♪
⇒ http://www.habsburgs.jp/2010/01/post-1c08.html
☆展覧会へいらっしゃる前にはぜひ拙著で予習もお願いします。肖像画に描かれた人々の運命を知ると、絵はきっとまた新たな魅力を増すはずです。
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☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、11刷になりました♪
☆最新刊「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「怖い絵3」♪ シリーズ完結篇です。4刷中♪
☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
☆「危険な世界史」(角川書店) 3刷になりました♪
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html
☆「怖い絵2」、7刷中。
☆「怖い絵」14刷中。