朝日新聞ブログ「世界史レッスン<映画篇>」、第55回の今日は「西部劇時代の理系女子」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2011/01/post-3053.html#more
大ヒットSFシリーズ、「バック・トゥ・ザ・フューチャーpart3」について書きました。
産業革命の時代であり、数少ないとはいえ、こうして大学で理系の勉強をして教職に就く女性もいたのだな、と、当時の彼女たちの奮戦ぶりがまぶしいです(この映画の彼女のバックボーンは何も語られませんが)
理系女子でもっとも有名なのは、なんといってもマリー・キュリーでしょう。刻苦勉励して2度もノーベル賞を取っているのですから。
ところが長らく日本では、彼女は「キュリー夫人」と呼ばれていました。少年少女伝記もので、そのタイトルで読んだことがあります。当時はそんなもんかなあ、とさして疑問にも思っていなかったのですが、今なら、なんじゃ、こりゃ?ですよね。
女は結婚したら夫に属し、個人とみなされないという歴史が長く続いていたからでしょう。ひどい話です。もし未婚だったら、ちゃんとマリー・キュリーと表記したのかな?
さて、これとは少々違いますが、混乱のもととなるのが「男爵夫人」「侯爵夫人」の類です。ポンパドゥール侯爵夫人と聞くと、たいていの人は、ポンパドゥール侯爵なる男性がいてその奥さんだろうと思うわけですが、拙著『ブルボン王朝 12の物語』に書いたように、全然違うのです。
ルイ十五世の寵姫となった彼女は、箔付けと財産のためポンパドゥールの領地と侯爵の地位を国からもらったわけです。ですので正確には、「ポンパドゥール女侯爵」と言わねばならないわけですね。
☆最新刊「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷になりました♪
レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 7刷になりました♪
☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」3刷中。
☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)14刷中。
☆「怖い絵」16刷中。
☆「怖い絵2」、9刷中。
☆「怖い絵3」 6刷中。
☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
大ヒットSFシリーズ、「バック・トゥ・ザ・フューチャーpart3」について書きました。
産業革命の時代であり、数少ないとはいえ、こうして大学で理系の勉強をして教職に就く女性もいたのだな、と、当時の彼女たちの奮戦ぶりがまぶしいです(この映画の彼女のバックボーンは何も語られませんが)
理系女子でもっとも有名なのは、なんといってもマリー・キュリーでしょう。刻苦勉励して2度もノーベル賞を取っているのですから。
ところが長らく日本では、彼女は「キュリー夫人」と呼ばれていました。少年少女伝記もので、そのタイトルで読んだことがあります。当時はそんなもんかなあ、とさして疑問にも思っていなかったのですが、今なら、なんじゃ、こりゃ?ですよね。
女は結婚したら夫に属し、個人とみなされないという歴史が長く続いていたからでしょう。ひどい話です。もし未婚だったら、ちゃんとマリー・キュリーと表記したのかな?
さて、これとは少々違いますが、混乱のもととなるのが「男爵夫人」「侯爵夫人」の類です。ポンパドゥール侯爵夫人と聞くと、たいていの人は、ポンパドゥール侯爵なる男性がいてその奥さんだろうと思うわけですが、拙著『ブルボン王朝 12の物語』に書いたように、全然違うのです。
ルイ十五世の寵姫となった彼女は、箔付けと財産のためポンパドゥールの領地と侯爵の地位を国からもらったわけです。ですので正確には、「ポンパドゥール女侯爵」と言わねばならないわけですね。
☆最新刊「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷になりました♪
レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 7刷になりました♪
☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」3刷中。
☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)14刷中。
☆「怖い絵」16刷中。
☆「怖い絵2」、9刷中。
☆「怖い絵3」 6刷中。
☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。