中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

文庫「怖い絵/死と乙女篇」~解説は村上隆氏♪

2012年08月28日 | 
 「怖い絵3」に新たに2作書き足し、「怖い絵 死と乙女篇」(角川文庫)として出版しました。


怖い絵  死と乙女篇 (角川文庫)

 表紙の「皇女ソフィア」は、いま開催中の「レーピン展」で本物が見られます!

 さて、文庫は解説がつくので、書き手としてもとても楽しみで嬉しい。まして今回は、現代アーティストの村上隆さん♪

 一昨年はヴェルサイユ宮殿における展覧会、そして今年も今度はカタールでの展覧会(大作『五百羅漢図』を早く日本で見たいという人が多いと思います)と、多忙を極めているにもかかわらず、快く解説を引き受けていただき、感激しています。

 いま現在世界中で闘い、勝利を勝ち取っているアーティストの言葉は、美術史家や評論家とは違う、創作家独自の視点と熱があり、この解説だけでも是非是非読んでいただきたいです!


☆朝日新聞夕刊首都圏版「4で知るアート」の連載第2回は、明日の水曜です。お見逃しなく。

☆☆9月の講演会
9・1 (土)2時 名古屋市美術館「エルミタージュ展」
9・8 (土)1時 朝日カルチャー新宿「名画は死をどう描いてきたか」
9・16(日)19時半 文化村「レーピン展」(満席になりました)


☆最新刊「名画と読む/イエス・キリストの物語」(大和書房)

名画と読むイエス・キリストの物語



☆「マリー・アントワネット 運命の24時間
    ~知られざるフランス革命ーヴァレンヌ逃亡」(朝日新聞出版社)
 新聞評⇒http://chroniclelibrary.blogspot.jp/2012/04/asahi-shohyo_5455.html
     
マリー・アントワネット 運命の24時間 知られざるフランス革命ヴァレンヌ逃亡

☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店) 2刷中。
危険な世界史 運命の女篇

☆「危険な世界史 血族結婚篇」(角川文庫)3刷になりました♪
危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)

☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~
5刷になりました♪
     怖い絵 泣く女篇

☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋) 3刷になりました♪
 中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇
(画像をクリックするとアマゾンへゆきます)
文春「本の話」から、「自著を語る」(「謎が解けたら、絵画は最高のエンターテインメントになる」)はこちら

http://www.bunshun.co.jp/jicho/1104nakano/index.htm

☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)2刷中。
印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350)

☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 8刷中。

「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)
15刷中。
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)

☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫 な 53-1)
「週刊朝日」書評⇒ http://book.asahi.com/reviews/column/2011100300004.html


☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
 レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)

残酷な王と悲しみの王妃


☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」4刷中。

名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書 463) 


☆「怖い絵」16刷中。

怖い絵

☆「怖い絵2」、9刷中。

怖い絵2

☆「怖い絵3」 6刷中。

怖い絵3


☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
危険な世界史


「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)

☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
 
 恐怖と愛の映画102 (文春文庫)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)

sai


コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「名画と読む/イエス・キリストの物語」、今日発売♪

2012年08月21日 | 
 「名画と読む/イエス・キリストの物語」(大和書房)は今日発売です♪

名画と読むイエス・キリストの物語

 シンクロがあり、本稿を書き終わったころ、たまたまDVDで「ミルク」という70年代のゲイ運動を描いた映画をみました(ミスター・ミルクは、ゲイをカミングアウトして初めて議員になった人物。暗殺された)。

 ここに当時のデモ行進の様子が映し出されました。中にこのベラスケスのイエス像(上半身を大きくアップした絵)を掲げながら歩いている人たちがいたのです。おお!と目を見開いてしまいましたね♪

 さて、拙著ですが、これは宗教の本ではなく(わたしはクリスチャンではありません)、西洋絵画を鑑賞する際に、イエスの生涯の流れを知っておくと絵に入りやすいですよ、というコンセプトのもとに書きました。

 そうはいっても、これだけくり返し映画になっているだけあり、イエスの物語は実にドラマティックです。なにしろ天使も悪魔も登場しますし、当時の政治や宗教の状況が密接にからみあっています。

 個人的には使徒ペテロの裏切りのシーンに泣けました。ついまたバッハの「マタイ受難曲」のこのシーンを聴きかえしたりして。。。
 「鶏が鳴く前におまえは3度わたしを知らないと言うだろう」というイエスの予言どおり、ペテロは人に聞かれる度、「イエスなど知らない」と否定するのですが、3度目の否定の直後、鶏が鳴くのです。ペテロは自らの不甲斐なさに号泣せざるを得ない。その後のヴァイオリン・ソロのメロディがあまりに美しくて、また胸がつまってしまいます。。。

 じゃあ、わたしの本を読むより「マタイ受難曲」を聴くほうがいいな、なんて思わずに、どうぞお読みくださいね~♪

 もうひとつお知らせ。
 明日22日(水)から、朝日新聞夕刊(首都圏版)美術コーナー「4で(=読んで)知るアート」での連載が始まります。短期(毎週水曜日、全4回)ですけど、こちらもどうぞお読みくださいませ。

☆☆9月の講演会
9・1 (土)2時 名古屋市美術館「エルミタージュ展」
9・8 (土)1時 朝日カルチャー新宿「名画は死をどう描いてきたか」
9・16(日)19時半 文化村「レーピン展」(満席になりました)


☆最新刊「マリー・アントワネット 運命の24時間
    ~知られざるフランス革命ーヴァレンヌ逃亡」(朝日新聞出版社)
 新聞評⇒http://chroniclelibrary.blogspot.jp/2012/04/asahi-shohyo_5455.html
     
マリー・アントワネット 運命の24時間 知られざるフランス革命ヴァレンヌ逃亡

☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店) 2刷中。
危険な世界史 運命の女篇

☆「危険な世界史 血族結婚篇」(角川文庫)3刷になりました♪
危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)

☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~
5刷になりました♪
     怖い絵 泣く女篇

☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋) 3刷になりました♪
 中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇
(画像をクリックするとアマゾンへゆきます)
文春「本の話」から、「自著を語る」(「謎が解けたら、絵画は最高のエンターテインメントになる」)はこちら

http://www.bunshun.co.jp/jicho/1104nakano/index.htm

☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)2刷中。
印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350)

☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 8刷中。

「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)
15刷中。
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)

☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫 な 53-1)
「週刊朝日」書評⇒ http://book.asahi.com/reviews/column/2011100300004.html


☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
 レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)

残酷な王と悲しみの王妃


☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」4刷中。

名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書 463) 


☆「怖い絵」16刷中。

怖い絵

☆「怖い絵2」、9刷中。

怖い絵2

☆「怖い絵3」 6刷中。

怖い絵3


☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
危険な世界史


「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)

☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
 
 恐怖と愛の映画102 (文春文庫)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)

sai








コメント (17)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「顔はブラピで、体はジーザス」

2012年08月07日 | 
 「(500日の)サマー」(マイク・ウェブ監督)という青春映画を見ました(レンタルDVDで、今ごろですが。。。)。

 若者にとっては女性は実に謎に満ちている、という妙に可笑しな作品でした。女性側からするとこのヒロインはちっとも謎めいてなんぞはいないのですけど、恋する彼はふりまわされっぱなし。

 さて、この中にものすごくおしゃまな少女がでてきて、理想の男性(orカッコいい男性)の典型のことをこう形容したのです。

 「顔はブラピで体はジーザス」

 ブラピはハリウッドのハンサム、ブラッド・ピッドで、ジーザスとはいわずとしれたイエス・キリスト。

 ほほお~、そういう捉え方なんだと感心するとともに、わたしの頭に浮かんだそのジーザスの姿は、もちろんベラスケス描く至高の磔刑図!

 実はこの絵を、新作の表紙に使いました。装丁は「怖い絵」シリーズや「残酷な王と悲しみの王妃」でもごいっしょした奥定泰之さん。またステキな表紙にしてくださいました。発売は8月21日です。ぜひお読みくださいね。詳しくはそのころまた書きます。

 アマゾンでもごらんください♪


名画と読むイエス・キリストの物語

 来週は旅行で当ブログはお休みです。
 また21日に! 皆様も良い夏休みを!

☆☆レンザブロー、更新しました。ティツィアーノです。
⇒ http://renzaburo.jp/louvre/

☆☆9月の講演会
9・1 (土)2時 名古屋市美術館「エルミタージュ展」
9・8 (土)1時 朝日カルチャー新宿「名画は死をどう描いてきたか」
9・16(日)19時半 文化村「レーピン展」

☆最新刊「マリー・アントワネット 運命の24時間
    ~知られざるフランス革命ーヴァレンヌ逃亡」(朝日新聞出版社)
 新聞評⇒http://chroniclelibrary.blogspot.jp/2012/04/asahi-shohyo_5455.html
     
マリー・アントワネット 運命の24時間 知られざるフランス革命ヴァレンヌ逃亡

☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店) 2刷中。
危険な世界史 運命の女篇

☆「危険な世界史 血族結婚篇」(角川文庫)3刷になりました♪
危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)

☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~
5刷になりました♪
     怖い絵 泣く女篇

☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋) 3刷になりました♪
 中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇
(画像をクリックするとアマゾンへゆきます)
文春「本の話」から、「自著を語る」(「謎が解けたら、絵画は最高のエンターテインメントになる」)はこちら

http://www.bunshun.co.jp/jicho/1104nakano/index.htm

☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)2刷中。
印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350)

☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 8刷中。

「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)
15刷中。
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)

☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫 な 53-1)
「週刊朝日」書評⇒ http://book.asahi.com/reviews/column/2011100300004.html


☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
 レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)

残酷な王と悲しみの王妃


☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」4刷中。

名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書 463) 


☆「怖い絵」16刷中。

怖い絵

☆「怖い絵2」、9刷中。

怖い絵2

☆「怖い絵3」 6刷中。

怖い絵3


☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
危険な世界史


「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)

☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
 
 恐怖と愛の映画102 (文春文庫)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)

sai

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする