朝日新聞ブログ「世界史レッスン<映画篇>」第59回の今日は「女はつらいよ」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2011/03/post-970b.html#more
デミ・ムーアが熱演した「スカーレット・レター」(=「緋文字」)について書きました。
この映画は信仰と姦通の問題よりあまりにフェミニズム色が強かったせいか、ラジー賞を受賞してしまいました(そこまでひどくはないのになあ)
さて、大震災の余波ですが、とどまるところを知りません。毎日、今日こそは原発に関する安心なニュースが聞けるかとテレビをつけるのですが、期待は裏切られてばかりで気が揉めます。
そんな中、海外メディアがまるで日本沈没みたいな報道をくり返すので、向こうに住む日本人のほうがパニックのようです。日本と違い、被災者の遺体の写真をセンセーショナルに流すのですから無理もありません。
友人の娘さんはイギリス在住ですが、連日電話をよこし、「早く東京脱出を!」と泣きながら訴えるのだそうです。死の灰が降っているかのごとき騒ぎなので嫌になるとか。また別の友人の友人は、すでに早々と田舎へ疎開(?)してしまいました。
わたしもなぜ関西へ逃げないのかとドイツに住む友人から言われています。ドイツはそもそも地震がないし、原発廃止の方向に進んでいますから、報道も日本を原始人みたいに見做していて腹立たしいですねえ。。。
☆新刊『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋)
(画像をクリックするとアマゾンへゆきます)
目次
Chapter 1 ゼウスをめぐる物語
☆官能のダナエ(レンブラント『ダナエ』/クリムト『ダナエ』)
☆「英雄」誕生(ティントレット『天の川の起源』)
☆卵から生まれた双子(セスト(ダ・ヴィンチ模写)『レダと白鳥』)
☆みんな女のせい?(クーザン『エヴァ・プリマ・パンドラ』)
Chapter 2 ヴィーナスをめぐる物語
☆ヴィーナスのあっけらかん(ティントレット『ウルカヌスに見つかったヴィーナスとマルス』)
☆男のピグマリオン幻想(ジェローム『ピグマリオンとガラテア』)
☆合体欲求(スプランゲル『ヘルマプロディトスとサルマキス』)
☆女性アスリート(レーニ『アタランテとヒッポメネス』)
☆女の第六感(ルーベンス『ヴィーナスとアドニス』
☆春がいっぱい(ボッティチェリ『春(プリマヴェーラ)』)
Chapter 3 アポロンをめぐる物語
☆恋人を死なせて(ブロック『ヒュアキントスの死』/ティエポロ『ヒュアキントスの死』)
☆「時の翁」の伴奏で(プッサン『人生の踊り』)
☆親の心、子知らず(ルーベンス『パエトンの墜落』/伝ブリューゲル『イカロス墜落のある風景』)
☆冥界からの帰り道(コロー『冥界からエウリディケを連れ出すオルフェウス』/モロー『オルフェウス』)
Chapter 4 神々をめぐる物語
☆母の執念(レイトン『ペルセポネの帰還』)
☆勝ち目のない闘い(ベラスケス『織り女たち』)
☆乙女の怒り(ブーシェ『水浴のディアナ』)
☆我に溺れて花となる(カラヴァッジョ『ナルシス』)
☆紡いで、測って、ちょんぎる(ゴヤ『運命の女神たち』)
☆電撃的!(ティツィアーノ『バッカスとアリアドネ』)
☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 7刷中。
☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」3刷中。
☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)14刷中。
☆「怖い絵」16刷中。
☆「怖い絵2」、9刷中。
☆「怖い絵3」 6刷中。
☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
デミ・ムーアが熱演した「スカーレット・レター」(=「緋文字」)について書きました。
この映画は信仰と姦通の問題よりあまりにフェミニズム色が強かったせいか、ラジー賞を受賞してしまいました(そこまでひどくはないのになあ)
さて、大震災の余波ですが、とどまるところを知りません。毎日、今日こそは原発に関する安心なニュースが聞けるかとテレビをつけるのですが、期待は裏切られてばかりで気が揉めます。
そんな中、海外メディアがまるで日本沈没みたいな報道をくり返すので、向こうに住む日本人のほうがパニックのようです。日本と違い、被災者の遺体の写真をセンセーショナルに流すのですから無理もありません。
友人の娘さんはイギリス在住ですが、連日電話をよこし、「早く東京脱出を!」と泣きながら訴えるのだそうです。死の灰が降っているかのごとき騒ぎなので嫌になるとか。また別の友人の友人は、すでに早々と田舎へ疎開(?)してしまいました。
わたしもなぜ関西へ逃げないのかとドイツに住む友人から言われています。ドイツはそもそも地震がないし、原発廃止の方向に進んでいますから、報道も日本を原始人みたいに見做していて腹立たしいですねえ。。。
☆新刊『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋)
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目次
Chapter 1 ゼウスをめぐる物語
☆官能のダナエ(レンブラント『ダナエ』/クリムト『ダナエ』)
☆「英雄」誕生(ティントレット『天の川の起源』)
☆卵から生まれた双子(セスト(ダ・ヴィンチ模写)『レダと白鳥』)
☆みんな女のせい?(クーザン『エヴァ・プリマ・パンドラ』)
Chapter 2 ヴィーナスをめぐる物語
☆ヴィーナスのあっけらかん(ティントレット『ウルカヌスに見つかったヴィーナスとマルス』)
☆男のピグマリオン幻想(ジェローム『ピグマリオンとガラテア』)
☆合体欲求(スプランゲル『ヘルマプロディトスとサルマキス』)
☆女性アスリート(レーニ『アタランテとヒッポメネス』)
☆女の第六感(ルーベンス『ヴィーナスとアドニス』
☆春がいっぱい(ボッティチェリ『春(プリマヴェーラ)』)
Chapter 3 アポロンをめぐる物語
☆恋人を死なせて(ブロック『ヒュアキントスの死』/ティエポロ『ヒュアキントスの死』)
☆「時の翁」の伴奏で(プッサン『人生の踊り』)
☆親の心、子知らず(ルーベンス『パエトンの墜落』/伝ブリューゲル『イカロス墜落のある風景』)
☆冥界からの帰り道(コロー『冥界からエウリディケを連れ出すオルフェウス』/モロー『オルフェウス』)
Chapter 4 神々をめぐる物語
☆母の執念(レイトン『ペルセポネの帰還』)
☆勝ち目のない闘い(ベラスケス『織り女たち』)
☆乙女の怒り(ブーシェ『水浴のディアナ』)
☆我に溺れて花となる(カラヴァッジョ『ナルシス』)
☆紡いで、測って、ちょんぎる(ゴヤ『運命の女神たち』)
☆電撃的!(ティツィアーノ『バッカスとアリアドネ』)
☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 7刷中。
☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」3刷中。
☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)14刷中。
☆「怖い絵」16刷中。
☆「怖い絵2」、9刷中。
☆「怖い絵3」 6刷中。
☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。