中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

また来年!

2009年12月22日 | 朝日ベルばらkidsぷらざ
 朝日新聞ブログ「ベルばらkidsプラザ」で連載中の「世界史レッスン<映画編>」第29回の今日は、「妻と母を犠牲にして」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2009/12/post-b276.html#more
 「恐怖と愛の映画102」にも載せた「華岡青洲の妻」について書きました。

 さて、いよいよ今年もあとわずか。まだちょっと早いですが私的2009年総括。

 とにかく忙しい年でした。出版社さんとお約束の本も書き終えることができませんでした。何もかも来年へ先送り。来年は講演会は最小限度におさえて、ものを書くのにもっと専念しなくちゃ。そして風邪ばかりひいているこの弱い身体もどうにかしないとなりません。

 今年の読書ーー仕事関係ばかり読んでいましたが、それ以外では「ハチはなぜ大量死したか」と「差別と日本人」が心に残りました。

 映画ーー「アラトリステ」。それと公開は来年2月ですが試写会用DVDで見た「カラヴァッジョ」が面白かったです「怖い絵3」で取り上げたベアトリーチェ・チェンチも出てきましたよ!

 舞台ーーこれは何といってもホロストフスキーのコンサート。疲れもストレスも吹っ飛び、至福のときでした。あ~、うっとり♪

 今週末からテレビのロケで京都や徳島へ5日ほど出かけます。年末のあわただしいときにあわただしく仕事漬けです(涙)
 というわけでこのブログも今年はこれからお休みします。来年は1月12日から。

 今年一年、ご訪問くださった皆さま、ありがとうございます。メリークリスマス&良いお年を! 


☆「THEハプスブルク展」は、来年一月から京都博物館へ移動します。わたしの講演は1月31日。どうぞいらしてくださいまし♪ 
完売したそうです。ありがとうございました♪
⇒ http://www.habsburgs.jp/ticket.html

☆展覧会へいらっしゃる前にはぜひ拙著で予習もお願いします。肖像画に描かれた人々の運命を知ると、絵はきっとまた新たな魅力を増すはずです。

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、11刷になりました♪
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)



☆最新刊「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
  新聞での紹介から抜粋ーー「思わず見たい映画をピックアップしたくなるエッセー集」「映画の印象的なシーンに触発され、著者一流の物の見方を遺憾なく発揮している」「このテーマでこの映画?と驚くような選択も。公開当時は興味を覚えなかった作品でも、改めて見たいと思うきっかけになるかも」

恐怖と愛の映画102 (文春文庫)


☆「怖い絵3」♪ シリーズ完結篇です。4刷中♪

怖い絵3


☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社+アルファ文庫 D 61-1)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫 な 50-1)

☆「危険な世界史」(角川書店) 3刷になりました♪
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html

危険な世界史

☆「怖い絵2」、7刷中。

怖い絵2

☆「怖い絵」14刷中。

怖い絵
怖い絵
posted with amazlet on 07.07.14
中野京子 朝日出版社 (2007/07/18)


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「THEハプスブルク」東京展終了

2009年12月15日 | 音楽&美術
 国立新美術館で開催された「THEハプスブルク」東京展がついに終了しました。総入場者数は、現在の計算で393,684人ということです(正確な計算では、もっと増えるかもしれませんが)。

 伊藤若冲やルーヴルなどに比べ、ハプスブルクはやや玄人好みですから(「ベルばら」ファンにはおなじみでも、男性は比較的興味が薄いのです)、ちょっと心配していたのですが、こんなに大勢の方々に楽しんでいただけて、嬉しいです。

 え、この方が?と思う人気アイドルさんがお忍びで見に来てくださったようです。公表できないのが残念。

 今回はわたしもサポーターとして加わらせていただいたので、美術展の裏事情なども知ることができ、とても勉強になりました。

 けっきょく展覧会を実際に動かす人の「燃える心」が一番の力なんだ、とつくづく感じた次第です。読売新聞文化部広報さんたちの、この美術展への意気込みと愛はすばらしかったです! もう、ほんと、仕事という意識をはるかに超えての大車輪でした。

 それに触れられただけでも幸せでした♪

 来年は京都での開催です。まだ未見の方は、冬の京都見物もかねて、ぜひ見にいらしてくださいね!



☆☆丸善2009年ベスト本が発表されました。芸術部門で「怖い絵」シリーズが3冊とも入っていて、メデタイ!(8位、12位、29位)⇒
http://www.maruzen.co.jp/shopinfo/feature/best/art.shtml


☆「THEハプスブルク展」は、来年一月から京都博物館へ移動します。わたしの講演は1月31日。どうぞいらしてくださいまし♪⇒ http://www.habsburgs.jp/2009/10/post-f80a.html

☆展覧会へいらっしゃる前にはぜひ拙著で予習もお願いします。肖像画に描かれた人々の運命を知ると、絵はきっとまた新たな魅力を増すはずです。

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、11刷になりました♪
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)



☆最新刊「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
  新聞での紹介から抜粋ーー「思わず見たい映画をピックアップしたくなるエッセー集」「映画の印象的なシーンに触発され、著者一流の物の見方を遺憾なく発揮している」「このテーマでこの映画?と驚くような選択も。公開当時は興味を覚えなかった作品でも、改めて見たいと思うきっかけになるかも」

恐怖と愛の映画102 (文春文庫)


☆「怖い絵3」♪ シリーズ完結篇です。4刷中♪

怖い絵3


☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社+アルファ文庫 D 61-1)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫 な 50-1)

☆「危険な世界史」(角川書店) 3刷になりました♪
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html

危険な世界史

☆「怖い絵2」、7刷中。

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料理と情事

2009年12月08日 | 朝日ベルばらkidsぷらざ
 朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載中の「世界史レッスン<映画編>」第28回の今日は、「情事と化す晩餐」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2009/12/post-3a40.html#more
 変わった味わいの『バベットの晩餐会』について書きました。

 タイトルに「情事」と入れましたが、これはバベットの作る料理があまりにすばらしいため情事に譬えられた、というところからきたもので、映画の中には情事のシーンは皆無です。

 それにしてもあれだけ味覚に鋭かったバベットなので、10年間のデンマークの寒村生活は辛かったのではないかしらん。

 実はわたしも短い旅行だったのに、デンマークの禁欲的な料理にはまいったクチです。こんな思い出が。

 人魚姫の像のある海辺までタクシーに乗りました。運転手さんはパキスタン人でした。イギリスでデンマーク女性と恋愛結婚し、コペンハーゲン暮らしは5年目の由。雑談していて大いに盛り上がったのは、食事のまずさ。

 「この町で一番美味しいのはパキスタン料理!」という彼の推薦で、一押しというレストランにその夜は出かけました。ほんと、オイシー♪
 というわけで3日続けて通ったくらいです。

 話は変わりますが、以前同僚だったシュタイナー研究家のA氏は、エイリアンはすでに地球で暮らしていると本気で主張していまして、北欧人になりすましているんだそうです。

 見分け方も教えてもらったので、旅行中目をこらしていたんですが、わたしにはわかりませんでしたww。。。


☆☆丸善2009年ベスト本が発表されました。芸術部門で「怖い絵」シリーズが3冊とも入っていて、メデタイ!(8位、12位、29位)⇒
http://www.maruzen.co.jp/shopinfo/feature/best/art.shtml


☆「THEハプスブルク展」は、来年一月から京都博物館へ移動します。わたしの講演は1月31日。どうぞいらしてくださいまし♪⇒ http://www.habsburgs.jp/2009/10/post-f80a.html

☆展覧会へいらっしゃる前にはぜひ拙著で予習もお願いします。肖像画に描かれた人々の運命を知ると、絵はきっとまた新たな魅力を増すはずです。

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、10刷になりました♪
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)



☆最新刊「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
  新聞での紹介から抜粋ーー「思わず見たい映画をピックアップしたくなるエッセー集」「映画の印象的なシーンに触発され、著者一流の物の見方を遺憾なく発揮している」「このテーマでこの映画?と驚くような選択も。公開当時は興味を覚えなかった作品でも、改めて見たいと思うきっかけになるかも」

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☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

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☆「危険な世界史」(角川書店) 3刷になりました♪
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html

危険な世界史

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怖い絵2

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ハプスブルク7番勝負

2009年12月01日 | 紹介
 THEハプスブルク展HPで連載の「ハプスブルク7番勝負」がでそろいました。
 読売新聞文化部の前田記者とわたしの、言いたい放題の対談です。お読みくださいね!⇒ http://www.habsburgs.jp/cat21501274/

 この展覧会も東京では残りあと2週間となってしまいました。
 先日、わたしの周りの誰かさんが、「ウィーン美術史美術館へはもう行ったから、日本で見る必要ない」と言っていましたが、決してそんなことはないですよ~

 膨大な作品数を抱える本場の美術館は、目玉作品は別として、ときどき展示品を入れ替えします。ですので2,3度訪れただけでは、とうてい全てを見ることはできません。外国への貸し出し品の中に思いがけない自分好みの絵がまぎれていて、それに当たったとき(ビンゴ!)こそが至福のときです。

 もうずいぶん前に上野でプラド美術展があったとき、「カルロス2世像」(拙著「危険な世界史」の表紙にも使わせてもらいました)が来ました。プラドへは3度行ったわたしですが、そのときはなぜか見逃していたので(たぶん他の絵に注意がいって気がつかなかったのだと思います)、日本での出会いに強烈な印象を受けました。その記憶が「ハプスブルク家12の物語」を書くのにつながったと思っています。

 今回はまた、日本とオーストリア・ハンガリー二重帝国の修好記念年なので、ブタベストの美術館からもすばらしい絵がたくさん来日しています。

 きっと自分の中の何かを激しく打つ絵が見つけられると思いますよ♪


☆「THEハプスブルク展」は、来年一月から京都博物館へ移動します。わたしの講演は1月31日。どうぞいらしてくださいまし♪⇒ http://www.habsburgs.jp/2009/10/post-f80a.html

☆展覧会へいらっしゃる前にはぜひ拙著で予習もお願いします。肖像画に描かれた人々の運命を知ると、絵はきっとまた新たな魅力を増すはずです。

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、10刷になりました♪
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)



☆最新刊「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
  新聞での紹介から抜粋ーー「思わず見たい映画をピックアップしたくなるエッセー集」「映画の印象的なシーンに触発され、著者一流の物の見方を遺憾なく発揮している」「このテーマでこの映画?と驚くような選択も。公開当時は興味を覚えなかった作品でも、改めて見たいと思うきっかけになるかも」

恐怖と愛の映画102 (文春文庫)


☆「怖い絵3」♪ シリーズ完結篇です。4刷中♪

怖い絵3


☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社+アルファ文庫 D 61-1)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫 な 50-1)

☆「危険な世界史」(角川書店) 3刷になりました♪
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html

危険な世界史

☆「怖い絵2」、7刷中。

怖い絵2

☆「怖い絵」14刷中。

怖い絵
怖い絵
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