中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

「はじめてのルーヴル」連載開始♪

2011年11月08日 | 朝日ベルばらkidsぷらざ
 朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載中の「世界史レッスン<映画篇>」第71回の今日は「愛されない女」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2011/11/post-19d1.html#more
 バルザック原作「従姉ベット」の映画化について書きました。ハリウッド製なので、19世紀フランスが舞台でも会話は英語。。。

 さてさて、先月末から新連載が始まりました。場所は、集英社のネット雑誌「レンザブロー」です(去年まで「残酷な王と悲しみの王妃」を連載しました)

 タイトルは「はじめてのルーヴル」♪

 膨大な所蔵品を誇るルーヴル美術館において、これだけは見ておきましょう、という絵画作品について書いてゆきます。すでに「怖い絵」や「ハプスブルク家12の物語」「名画の謎 ギリシャ神話篇」でとりあげたものはなるべく扱わないつもりですが、視点を変えたり詳細に見て行く場合はその限りにあらず。楽しんでいただきたけたら嬉しいな!

 ネット雑誌の利点を活かし、絵の拡大や焦点当てが工夫されたステキなデザインになっています。第一回は「なんといってもナポレオン」。ダヴィッドの「ナポレオンの戴冠式」からスタート♪ ⇒ http://renzaburo.jp/louvre/index.html

 もしかすると開きにくいという読者がいらっしゃるかもしれません。フロントページが出てきたら「最新話を読む」をクリックします。そこが開いて、文中の中央部に左へ行くクリックが見えたらそこを押すとどんどん移動して読んでゆけます。
 ところがそのクリックが見えない場合があると思います(かく言うわたしもそうなのです)。そのときは画面を一番下までスクロールしてゆくと、そこに両矢印のついた横棒が出てきます。矢印があるため、つい左をクリックしたくなりますが、実はそれはスクロール棒なので、クリックではなく左へスクロールさせねばなりません。それで読めるようになるはずです。
 ややわかりにくいので、もうすぐ改善されるはずです。
 どうかちゃんと読めますように!



☆最新刊「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店)
危険な世界史 運命の女篇

☆「危険な世界史 血族結婚篇」(角川文庫)
危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)

☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~
3刷になりました♪
     怖い絵 泣く女篇


☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋) 2刷になりました♪

 中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇
(画像をクリックするとアマゾンへゆきます)
文春「本の話」から、「自著を語る」(「謎が解けたら、絵画は最高のエンターテインメントになる」)はこちら

http://www.bunshun.co.jp/jicho/1104nakano/index.htm

☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)2刷中。
印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350)


☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫 な 53-1)
「週刊朝日」書評⇒ http://book.asahi.com/reviews/column/2011100300004.html


☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
 レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)

残酷な王と悲しみの王妃

 
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 7刷中。

「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)
14刷中。NHKBSに出演番組がユーチュブで見られます♪⇒ http://www.youtube.com/watch?v=SX6wndSD6fA

名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)


☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」3刷中。

名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書 463) 


☆「怖い絵」16刷中。

怖い絵

☆「怖い絵2」、9刷中。

怖い絵2

☆「怖い絵3」 6刷中。

怖い絵3


☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
危険な世界史


「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)

☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
 
 恐怖と愛の映画102 (文春文庫)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)

sai
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8 コメント

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Unknown (ナックル・ボーラー)
2011-11-08 14:02:49
HPを早速見て来ましたが、先生のおっしゃる通り、やや操作がし難いかと。(笑)

ルーブルにも簡単に行けないので、『ナポレオン…』の模写がある某美術館に行きます。(笑)
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読めました♪ (トクちゃん)
2011-11-08 20:21:10
名前をクリックすると人物がクローズアップするところなんて、ネットならでは・・・ですね♪これからも楽しみにしています♪
明日、京都へワシントンナショナルギャラリー展を見てきます・・・京子さんの本を読み直してから行きますね。
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質問ですが (ミカ)
2011-11-08 21:19:00
 「怖い絵」の中でダントンが処刑される時に、ダヴィッドに向かって「この下司野郎!」と叫んだとありますが、実際にフランス語で何と叫んだのでしょうか?
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面白かったです (Kou)
2011-11-10 19:16:01
先生の著作された本を読んで、ずっと気になっていたのですが、仲の悪かったフランスとオーストリアのトップクラスの貴族や皇帝たちは、互いを意識していたことが原因か、フランス・オーストリア間でよく恋愛ネタが多くなってきているように思います。

ナポレオンの息子とオーストリア皇后だったゾフィーが仲良しだったことが気になります。

ダヴィッドの描く絵画はいつ見てもステキですね!
その場に居合わせたように絵画の世界に飲み込まれます。
ナポレオンといい、マリー・アントワネットといい、彼ほど世界史の変化の時を捕らえて絵として残した画家は少ないと思います。

時代の流れを自然と掴んでいるのも彼の特技かもしれませんね。
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Unknown (みなさま(kyoko))
2011-11-10 20:46:20
ナックル・ボーラーさん
 いえいえ、大塚美術館は模写ではないのです。模写だとつまりません。あそこのいいところは、現物を陶板に写しているので、むしろ美術書の超大型版と言うべきでしょうね。ぜひご覧になってください。きっと驚かれると思いますよ!

トクちゃんさん
 クリックすると拡大して出現というのは、さすがに紙では無理ですもんね~
 印象派展、楽しんでいらしてください♪

ミカさん
 この言葉はツヴァイクですからドイツ語で書かれています(つまりわたしの重訳というわけです)。「マリー・アントワネット」下巻をお読みくださいね。実際のドイツ語は、今あまりに忙しくてもう一度原本に当たる暇はありませんので、ごめんなさい。

Kouさん
 隣国同士で何世紀にもわたって敵対し、でも文化面では双方影響しあっているし、同じカトリック国だし、まさに愛憎半ばする関係ですね~ 
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Unknown (うさこママ)
2011-11-10 21:24:54
「はじめてのルーヴル」、先週、プロフィール欄に気づいて、早速アクセスしましたが、詳細に亘り、かなりな分量で、図像も美しく、とても読み応えがありました。正にネットならではの企画で、ルーブルに焦点を当てているのもうれしく、次回が待たれます。
あの絵は、先日の講演でも説明して頂きましたが、そう言えば、レクチャーの最中、目が合った気がして、(アッ、もしかしたら、気づいてくれたかな…)と喜んでたのですが、一人合点だったんですね(笑)。でも、生でお話が聞けるだけで大満足でしたし、又の機会を望んでいます。講演の後、質問など、直接にお話できる場ができたら最高なのですが、難しいでしょうね。
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大変失礼致しました (ナックル・ボーラー)
2011-11-11 12:38:29
『東京富士美術館』に、ダヴィットの『ナポレオン…』を模写した絵があるようなのですが、やっぱり「原寸大」での迫力には適わないですね。
いつか、ゴヤの『わが子…』と共に、大塚美術館で見て来ます。

ご教示頂き有難うございました。





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Unknown (うさこママさん&ナックル・ボーラーさんへ(kyoko)
2011-11-15 09:45:12
うさこママさん
 そうなんです♪ ちょうど書いたばかりで記憶も鮮明だったので、講演に使ってしまいました(うふふ)。文字に黄色がかぶせてある部分、たとえば「タレーラン」をクリックしたら、彼の像が出てくるという仕組みもなかなか良いかなあ、と。

ナックル・ボーラーさん
 早とちりして、こちらこそごめんなさい。東京富士美術館に模写があるなんて全然知りませんでした。というか、行ったことがあるのできっと見たとは思うのですが記憶が飛んでいます。30センチくらいのとっても小さなものなんですね~逆にびっくり。
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