仙台の熊牧場で、羆(ひぐま)を飼っていた、しかも動物虐待を疑われるほど劣悪な状態での飼育だったため、ついに犠牲者が出た、とのニュースは痛ましいものでした。
去年、札幌市内にも熊が出て話題になったのを思い出します。北海道新聞の連載担当編集者さん宅のすぐ真向かいのおうちの前にも糞が落ちていたそうで、近隣はパニックになったとメールがきました。
道産子にとって熊といえばヒグマ。怖いなんてものじゃありません。本州の人はツキノワグマを連想するようで、「熊ちゃんは可愛い」なんぞと本気で言う人がいてびっくり!!
ヒグマは無敵です。頭はいいし、足は速いし、木に登れるし、泳げるし、火は恐れないし、死んだふりなんぞ全く通じません。大きいのになると3メートル以上、体重500キロですから、日本における野獣ナンバーワンです。
そんなわたしでさえ、吉村昭の「羆嵐」を読んだ時には震えあがりました。初めて、アイヌ民族が熊祭をする意味がわかった気がしました。圧倒的に強い野獣は荒ぶる神そのものなのですね。
「羆嵐」ですが、これは北海道の三毛別で実際に起こった害獣事件を描いたノンフィクション。異様な迫力でぐいぐい読ませます。7人殺され、3人重傷(うち1人は結局死亡)。巨大熊にとって人間は餌にすぎないという冷酷な事実。。。
ラスト、「くまあらし」という言葉の意味が明かされます。人間と自然の闘いを描いた、これはノンフィクションの傑作です。
ついでながら、パンダも熊の仲間。中国で先日、パンダが孔雀を襲って殺したという写真を見ました。。。
☆☆☆朝日新聞日曜書評欄に拙著アントワネットの書評が載りました。わ~い♪
↓
http://chroniclelibrary.blogspot.jp/2012/04/asahi-shohyo_5455.html
☆☆レンザブロー「はじめてのルーヴル」が更新されました。第6回の今月は、ルーベンス「マリー・ド・メディチの生涯」⇒ http://renzaburo.jp/louvre/
☆最新刊「マリー・アントワネット 運命の24時間
~知られざるフランス革命ーヴァレンヌ逃亡」(朝日新聞出版社)
![マリー・アントワネット 運命の24時間 知られざるフランス革命ヴァレンヌ逃亡](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51VMk9JXWWL._SL160_.jpg)
☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店) 2刷中。
![危険な世界史 運命の女篇](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51GF-%2BHNriL._SL160_.jpg)
☆「危険な世界史 血族結婚篇」(角川文庫)2刷になりました♪
![危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51pgtZojNAL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~
4刷になりました♪
![怖い絵 泣く女篇](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51wfLgsLxQL._SL160_.jpg)
☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋) 3刷中。
![中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51IJvwggqlL._SL160_.jpg)
(画像をクリックするとアマゾンへゆきます)
文春「本の話」から、「自著を語る」(「謎が解けたら、絵画は最高のエンターテインメントになる」)はこちら
↓
http://www.bunshun.co.jp/jicho/1104nakano/index.htm
☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)2刷中。
![印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51alTbD6z5L._SL160_.jpg)
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 8刷中。
![「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51EG3KzRDCL._SL160_.jpg)
☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)
15刷中。
![名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/317DmprK0ZL._SL160_.jpg)
☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
![芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫 な 53-1)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/516ueMzARqL._SL160_.jpg)
「週刊朝日」書評⇒ http://book.asahi.com/reviews/column/2011100300004.html
☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)
![残酷な王と悲しみの王妃](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51TcuBqCJGL._SL160_.jpg)
☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」4刷中。
☆「怖い絵」16刷中。
![怖い絵](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51hCWPndtjL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵2」、9刷中。
![怖い絵2](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51DISobTrZL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵3」 6刷中。
![怖い絵3](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51sMg6wgQUL._SL160_.jpg)
☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
![危険な世界史](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41OcgjypoCL._SL160_.jpg)
「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
![おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Mrm-4yVnL._SL160_.jpg)
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
![恐怖と愛の映画102 (文春文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/417sNeYFWGL._SL160_.jpg)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
![歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41AXnpwmfcL._SL160_.jpg)
sai
去年、札幌市内にも熊が出て話題になったのを思い出します。北海道新聞の連載担当編集者さん宅のすぐ真向かいのおうちの前にも糞が落ちていたそうで、近隣はパニックになったとメールがきました。
道産子にとって熊といえばヒグマ。怖いなんてものじゃありません。本州の人はツキノワグマを連想するようで、「熊ちゃんは可愛い」なんぞと本気で言う人がいてびっくり!!
ヒグマは無敵です。頭はいいし、足は速いし、木に登れるし、泳げるし、火は恐れないし、死んだふりなんぞ全く通じません。大きいのになると3メートル以上、体重500キロですから、日本における野獣ナンバーワンです。
そんなわたしでさえ、吉村昭の「羆嵐」を読んだ時には震えあがりました。初めて、アイヌ民族が熊祭をする意味がわかった気がしました。圧倒的に強い野獣は荒ぶる神そのものなのですね。
「羆嵐」ですが、これは北海道の三毛別で実際に起こった害獣事件を描いたノンフィクション。異様な迫力でぐいぐい読ませます。7人殺され、3人重傷(うち1人は結局死亡)。巨大熊にとって人間は餌にすぎないという冷酷な事実。。。
ラスト、「くまあらし」という言葉の意味が明かされます。人間と自然の闘いを描いた、これはノンフィクションの傑作です。
ついでながら、パンダも熊の仲間。中国で先日、パンダが孔雀を襲って殺したという写真を見ました。。。
☆☆☆朝日新聞日曜書評欄に拙著アントワネットの書評が載りました。わ~い♪
↓
http://chroniclelibrary.blogspot.jp/2012/04/asahi-shohyo_5455.html
☆☆レンザブロー「はじめてのルーヴル」が更新されました。第6回の今月は、ルーベンス「マリー・ド・メディチの生涯」⇒ http://renzaburo.jp/louvre/
☆最新刊「マリー・アントワネット 運命の24時間
~知られざるフランス革命ーヴァレンヌ逃亡」(朝日新聞出版社)
![マリー・アントワネット 運命の24時間 知られざるフランス革命ヴァレンヌ逃亡](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51VMk9JXWWL._SL160_.jpg)
☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店) 2刷中。
![危険な世界史 運命の女篇](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51GF-%2BHNriL._SL160_.jpg)
☆「危険な世界史 血族結婚篇」(角川文庫)2刷になりました♪
![危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51pgtZojNAL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~
4刷になりました♪
![怖い絵 泣く女篇](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51wfLgsLxQL._SL160_.jpg)
☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋) 3刷中。
![中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51IJvwggqlL._SL160_.jpg)
(画像をクリックするとアマゾンへゆきます)
文春「本の話」から、「自著を語る」(「謎が解けたら、絵画は最高のエンターテインメントになる」)はこちら
↓
http://www.bunshun.co.jp/jicho/1104nakano/index.htm
☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)2刷中。
![印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51alTbD6z5L._SL160_.jpg)
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 8刷中。
![「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51EG3KzRDCL._SL160_.jpg)
☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)
15刷中。
![名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/317DmprK0ZL._SL160_.jpg)
☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
![芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫 な 53-1)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/516ueMzARqL._SL160_.jpg)
「週刊朝日」書評⇒ http://book.asahi.com/reviews/column/2011100300004.html
☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)
![残酷な王と悲しみの王妃](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51TcuBqCJGL._SL160_.jpg)
☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」4刷中。
![名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書 463)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/31rv%2BnCBAmL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵」16刷中。
![怖い絵](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51hCWPndtjL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵2」、9刷中。
![怖い絵2](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51DISobTrZL._SL160_.jpg)
☆「怖い絵3」 6刷中。
![怖い絵3](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51sMg6wgQUL._SL160_.jpg)
☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
![危険な世界史](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41OcgjypoCL._SL160_.jpg)
「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
![おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Mrm-4yVnL._SL160_.jpg)
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
![恐怖と愛の映画102 (文春文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/417sNeYFWGL._SL160_.jpg)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
![歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41AXnpwmfcL._SL160_.jpg)
sai