浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2024-05-23 23:58:22 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


        第五章 心の曇りをとるための反省

    幼い頃から今日までの自分の姿を立体映像で見せられる

先の続き・・・

「反省みたいなもの、できてもできなくてもいい。
心に法灯みたいなもの、
いただいてもいただかなくてもいい。
そんなものは関係ない。
とにかく私自身を赦してあげよう。
これほど精一杯生きた己自身に対して
赦しを与えてあげよう。
己にやさしく人に厳しいという
生き方なら法に背くけれど、
そうではなかったのだ。
もう法も何もない。

とにかく、私は私自身を赦すことだ」と思って、
自分を赦そうと決めました。
「あなたはこの厳しい人生でつらい中、
苦しい中をよく頑張りましたね。
私はあなたのすべてを赦させていただきます」と、
泣きながら心の中で自らに向かって
語りかけていたのでした。

ところが、この時です。
心がフワッと軽くなったのです。
心が広がって、光り輝く自分をその時自覚しました。
自分を赦した時、どれほど自分が
楽かということを悟らせていただいたのです。
肉体の五官の感覚が完全に消えてしまいました。

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