恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第五章 心の曇りをとるための反省
幼い頃から今日までの自分の姿を立体映像で見せられる
先の続き・・・
行きたい、行きたいと思うのです。
ところが、そこへどうしても行けない。
稲束を渡す役目をしなかったら叱られますから、
その場から逃げることができないのです。
これと同じようにどうすることもできないことが、
十代であれば十代においてあり、
あるいは二十代であれば二十代で、
同じようにしがらみの中で涙を流しながら、
精一杯生きている己の姿をみせられ、
心の底に焼き付けられました。
あまりにも哀れな自分の姿を短い間に
全部見せていただきました。
思わず「かわいそうだったなあ」と、
自分に対して涙がとめどなく流れてきて、
こういう厳しい中でよく頑張って生きてきたなあ
という思いが溢れてきました。
そして、その時にやっとこう思いました。