恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
恐い生き神様の話し
先の続き・・・
そして、今話したいきさつを聞かせてもらいました。
「あなた方は、そんなやさしい顔をしてなんと恐ろしい方たちだ。
私だったら、あなたたちのように恐ろしい人は嫁さんにようなってもらわない、
殺されてしまう」と、私は言いました。
そして「早く写真を返してもらいなさい。
そんな事をしていると、その念はものを作ります。
想念はものを作って形として現れるから、そんな事をされたら、
ご主人は必ず体が悪くなりなすよ、
だから早く写真を返してもらいなさい」と言ったのです。
しかし何と言っても返してくれない。
「いったん神さんにお願いしたものを中止することはできない。
お前、お金が惜しくなったのか」と言うのだそうです。
「それでは私が、返してもらえるように、
ちょっとおまじないを書いてあげますから、
これを胸のポッケトに入れていってみなさい、必ず返してくれますから」と、
何時も書かせてもらっている「明かりが来れば闇が去る」と、
名刺の裏に書いて差し上げたのです。
私はそのご主人とはその時まだご縁が無かったのですが、
奥さんは「お父さん、これを持っていけば返してくれるそうです」と渡し、
ご主人はおまじないの私の名刺を胸の内ポケットへ入れていったのですね。