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はげまるのぶら~り日記

横浜の渋い空間散策日記

異国情緒あふれる港町  横浜(134)     野毛 「魂屋」 そーるや

2011-12-15 00:58:39 | 日記




まるで終戦の頃の昭和の景色みたいである 野毛にはまだこのような景色が残っている
もうかなり前から閉店してしまっているラーメン屋がいい味を出して
いっそう夜の野毛の景色を昭和の世界に誘い込んでくれる






そのラーメン屋の隣にある またまた凄い建物
今回の話はこのビルの飲み屋「魂屋」そーるや(ソウル)
さんである







実はかなり昔から気になっていた飲み屋さんであるが なんか怖くて入れなかったのである
何が怖いか と言うと

①怖いマスターがいて 「お~ぅ  何かようか~」
はげまる「あの~  ウィスキー飲みたいんですが・・」
マスター 「お~ぅ  じゃぁ まずは座れ~」
なんて言われたらど~する

②怪しいホモっぽい角刈りのオジサンがいて はげまるの顔と頭を
怪しい目で見ながら
「ど~ぞ  どこから来たの~」なぁんて カウンターの外に出てきて
はげまるの隣に座って 手なんぞ握られたらどどどど~する

③見るからに オカマのオバサン(オジサンなのだが)
それでさ~ヒゲが白い化粧から浮き出てきたニタリ顔
おまけに鼻毛なんぞがチラリ見えたりして
「あんら~  いらっしゃ~~ぃ  もぅ~いゃ~ん~」
なんて事になったら どどどどどど~~~する

なんて事もありえる

そんなこんなで店には入れなかったのである

実は 先日森さんの個展でこのビルの写真を見つけたのである
森さんに聞いたら 普通の気楽で安い飲み屋であることが判明したのであります

早速「魂屋」さん 入ってみますか






中に入ると40代前半ぐらいの普通のマスターがいた
どうやら一人で店をやっているみたいである
野毛によくある店の形態であるな

はげまるはウィスキーの水割りをたのんで のんびり飲んだのである
天井のあたりには いろいろなポスターなんぞが天井にびっしりと貼られている




もちろん 懐かしい昭和のポスターも多々見える





カゥンターにあった「仮面サイダー」





はげまるが注文した 糠漬のお新香

毎日横浜橋商店街あたりで買ってくるそうである
もちろん 美味い




トイレ方面の写真





もちろんトイレ撮りはしなくてはなるまい

トイレの入口のドアが凄く低い はげまるは164センチの小柄であるが
それでも頭がぶつかるぐらいである

マスターに後で聞いたら 昔の人は背が低い人が多かったからかもね~
なんて嘘か誠か話していた





トイレの床と壁にはCDが ガラスか透明なプラスチックの板の中に
ずら~りと貼り付けらている





いろいろな物が飾られているトイレであり  これなら
壁を見ながら のんびりと○ンコ(大便)でも出来るぞ
と思ったのであるが 出そうもないので小さい方で済ませた次第である

今度○ンコしにでも来るかな

(馬鹿もん)





J・B(ジエェームス ブラウン)が 
男の世界を(it,s mans mans world)歌いながら
「おう~ ベィビィ  ポ○チ○は元気か~」なんて話しかけそうである






ジェラシック パークの恐竜さんも はげまるを見て





「キャ~ォ  おしっこの出はどうだ~ぃ グァ~」

なんて目でこちらを見ている

はげまる チョロチョロチョロ~

「ははは・・ど~もすいません」
んなぁんてね







かなり酔いが回り店の外に出たら 外の壁の当たりにクリスマスぽい
絵柄がぐるぐると回っていた
ヤバ  酔いすぎて色がぐるぐる回ってるぞ~







「魂屋」さんからの光の贈り物であった

なんか いいな~  もうクリスマスか~  (うぃ~っ)

はげまるは独り言で「また来るよ~」
   なんてつぶやいて店を後にした。



異国情緒あふれる港町  横浜(133)    森 直実 個展  トタンと「ともえ荘」

2011-12-12 04:28:15 | 日記
森 直実さんと言えば はげまるのブログの「ロコ・サトシ」さんの時載せた
桜木町ガードに描かれていた膨大なロコさんの写真を撮っていた
横浜では知る人ぞ知る 有名な写真家である

森さんと知り合ったのは 昨年 野毛の「パパジョン」であり
その時から
 
前にも少し書いたが なにしろ漬物石みたいな重い銀塩カメラ(しかもライカ)を
テーブルの上に置き飲んでいた
う~ん  ただ者ではないな~と思っていたのである

たまたま隣に座ったのが縁で 今年の春頃の個展と今回12月の個展にも行ったのである


今回の題 トタンと「ともえ荘」
はて?なだべなぁ~  と思う事であろう

実はですね 今回色々話して判明した次第でありますが

森さん  トタンの大家(たいか)なんです
(そんなのいたのか)

今回の個展もトタン風景写真が沢山あり
もうたまらなく感動したのであり  おまけに

どんどんどんどどどん (太鼓の音)

ぬぁんとぬぁんと 野毛の「ともえ荘」に二年間ほど仕事部屋を借りていたのである
う~~~ん  ホンモノ

さらに どんどんどんどどどん (太鼓の音)
 
ぬぁんとぬぁんと  大の猫好きである
(もちろん猫を飼っている) 
う~~~~~~ん  モノホン
(鼻の穴が広がった感じで発音してください)

 



この 森さんが編集した本の中には モノクロで撮影した
野毛街中の猫ちゃん達の写真も載っているのであるが
どれもが素晴らしい白黒写真






最近の くっきりはっきりカラーのデジカメ画像を見慣れている人達には
モノクロが沢山詰まっている お勧めの本であるぞえ


テナ事で 今回ただ者ではない
ただ者の域をはるか超え限りなく変わり者の域かもな
(森さん  ごめんなさい)

森 直実さんの個展から話を進めていく事にする








吉田町の入口の角にあるギャラリーで 今回の個展は3回目である





銀塩モノクロで撮った写真に パソコンで
色ずけソフトを使って仕上げたそうであります





写真の多くは横浜に残る 渋~い昭和の風景であり
はげまるにとってはたまらない作品が ずら~り  
トタンの家も多々あり 息をするのを忘れて見入ってしまった

あまりの苦しさに ふと我に帰り息をしたくらいである






どれもこれもアングルといい 風景の切り取り方 色ずけ
もぅ たまりまへんへんへん
(相変わらずのワンパターン)





話は変わるが よく絵画の美術館なんぞ行ってですね
絵の前に立ち止まってですね
絵なんぞ じ~~っとみたりしますね


あれにはいつも苦労する 東海林さだおさんの本にも書いてあったが
よく絵の前に難しい顔して 腕組みなんかして 見入っているじじぃがいますね
なかには 「う~ん」とか唸ってみたり 
うなずいたりしているじじぃもいたりする

はげまるみたいに 軽~く 一回りしてくるいかいな~の輩には
なんか後ろめたい気がしたりする
そういうじじぃのそばでどのような態度で絵を見たらいいのか
一緒に腕組みでもして 「う~ん」とやらなかればまずいかな~

東海林さだおさんの本には

絵の前に 「この作品は何秒~何分でご覧になってくださいませ」
なんて書いてあったら気楽に見れるのになぁ

そうそう パチパチパチ  (拍手)




森さんの個展のノボリ


森さんは組立式のリャカーで 今回の作品を運んだそうである
もちろんこのノボリを立ててね

森さん曰く 「豆腐屋に間違えられそうになったよ~」

だってさ






この大岡川の桜写真 川の下から桜を見上げたアングルであり
とにかく素晴らしい
なんとカヌーに乗って撮ったのである
カヌーに乗りながら弘明寺辺りまで漕いで行ったそうである

流石ですね  森さん





ここからはトタン  
森さんもはげまるも大好きなトタンの写真であります

森さん曰く トタンはどんどん消えゆく運命であり
今世紀の絶滅はまのがれないであろう
と 真面目な顔して話しておりました

はげまるは皆さんからトタンの師匠と呼ばれているが(ごく一部です)
森さんははるかに凄く トタンの大師匠 大仙人 大尊師 である
(本人は喜ばないかもな)






そうそう 森さんの話ですが
かなり前に黄金町のガード下の おね~さん  じゃなかった
ガード下にトタンの加工工場(こうば)があって
何度も見学したそうである

普通のベニヤ板みたいなトタンを機会に入れると
出口から波うったトタンが カタカタカタ
えっちらほ よっこらしょ と出てくるそうである

トタンの波の大きさは自在に変えられるそうであった
う~ん  今ではその工場は無いそうであるが 今あったらですね
波のデカイ昔のトタンを作ってもらい コールタールなんぞ塗って
トタコ作って じじぃみんなで遊べるのになぁ

残念無念である













実は凄いトタン家の写真が何点かあったのであるが
ここではお見せできないのが残念である
(訳は色々あるが)

是非 生のトタン個展に じゃなかった
生で森さんの写真個展に行って下さいね






森さんの姿が小さく写り込んでいる
テーブルには ワイン ビール ウィスキー ツマミ沢山(鳥丸焼きもあった)
じぇ~んぶ(全部)無料  そう  タダ

ただ酒飲みたい人は是非今度行ってくださいね。


尚 横浜市中央図書館でも12月18日まで 森さんの
個展が開かれておりますよ

異国情緒あふれる港町  横浜(132)    消え行く景色  関内地区(2)

2011-12-09 00:53:40 | 日記




馬車道の一本裏の路地にある飲食店ビル(飲み屋)

タイルの色といい店の入口といい  昭和の香り満点のお姿
もちろん この時すでに営業はしてない感じであり
入口に花壇なんぞが置いてある  二階の入口も同様である






先日まだあるかな~  なんて思って行ってみた

う~ん やっぱりな

まぁ根こそぎ この一角のビルを壊した感じであるな






ここではげまる ビルが壊され整地された土地の後ろのアパートと
その手前の変なトタン壁造りの細長い入口に目が行ったのである
 
う~ん  なんか 変である

アパートの入口みたいである ドアが二つ見える
正面はもちろんであるが 横にも入口がある
おまけに小さくて短い赤い避難ハシゴもどきも見える

一体全体どうなっておるのだ






う~ん アパートの二階の窓には人が住んでいるみたいであり
明かりが見える







おまけに玄関の入口の下は赤いペンキで塗られている

この不思議なドアを開けてみたくなったが
やめる事にした

不思議は不思議のままが一番 分かってしまうと
なぁ~んだ そうか  こんなもんか~
おね~さんと同じである
 
  ぱちぱちぱち (賛同者の拍手)






なぁんてね






ベイスターズ通りに昔からあるビル






メリーさんの写真もここで撮った
クラブ「オリーブ」の看板が写り込んでいる
(20年以上前の写真である)





今は駐車場にっております

関内地区は古いビルが消えると ほとんどが駐車場となってしまうこの頃である
昔昭和の高級クラブが沢山あった頃の関内地区の
香りと夢は遥か彼方である


あ~  寂しいいなぁ
(しょぼん)








まぁ  気楽に 元気出して行こ~~~ぅ
(伊勢佐木町の裏通りにて)


異国情緒あふれる港町  横浜(131)    消え行く景色  関内地区(1)

2011-12-06 00:50:22 | 日記



横浜の馬車道にある神奈川県立歴史博物館は横浜の超A級の博物館である
はげまるの渋い場所 マイナーな場所散策専門のこの場で
ぐだぐだ書くつもりは毛頭無いのであります

実はですね
この横の通りに はげまるにとっては超A級の建物があるので
今回はその話で話を進めて行く事にします





ビルの渋さはもちろん 外側にあるハシゴ

もう港町横浜の気分満点のお姿ではありませんか






いきなり話はアメリカの港町サンフランシスコに飛ぶのである

サンフランシスコには35年ぐらい前に最初の奥さんと行ったことがある
この写真は15年ぐらい前に違うおね~さんと行った時のモノである
(おおきなお世話の話だな)
その時シスコの街並みがその間ほとんど変化していないので驚いた記憶がある

サンフランシスコの街並みは行政で厳しく守られているそうである
ビルを改装する時も外観は極力変えないように指導しているのである

戦争で市内全域が戦火に遭わなかった京都でさえ
現在の中心部はその面影がほとんど残ってない
と先日筑波大学のテレビ放送で話していた

日本の建物は付近の建物なんか関係ねぇ
周りの景色なんて知った事ねぇ
俺は俺で好きなカタチのビル建るんでぃ
と言う姿勢が古い街並みを壊している第一原因だそうである






路面電車も当時のままである











そんなビルがここにありました






これは表通り(日本大通り)から撮った写真







先日ふらふらとその辺を歩いてみた






ぬぁんとぬぁんと 建物は壊されておりました
どうやら新しいマンションが建てられるみたいである

あ~  あの赤レンガとあのシスコ風階段はもう見れない
くゃし~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ぃ


最近の関内地区は飲み屋街をどんどん壊してマンション化している感じであり
その変貌ぶりには驚くばかりである








おまけだ (頭にきている)
馬車道の一本奥の通りにある渋いビル








は~ぃ  

それではまた  みなさん御機嫌よう。

異国情緒あふれる港町  横浜(130)   昭和の木造アパート   野毛「ともえ荘」と「みなと」

2011-12-03 00:33:47 | 日記
前回トタン関係の話を書いたら大反響があり
沢山のコメントをもらった

そこで気分を良くしたはげまる トタン住宅第二弾でも書くかな~
と思ったのであるが  まだその資料が少ない

トタン関係の話は おいおいシリーズ化して書いていく事にする
(ひゃ~ 忙しいなぁ  この師走の時 トタン探しである)

今回は 木造アパートの話であります

横浜の下町をのんびり歩いていると
そこそこ木造アパートを目にしたりする
数は少なくなってきてはいるが
まだまだ木造アパートは健在であるのが嬉しい

今回ははげまるが大好きな野毛にある「ともえ荘」


一年ぐらい前に撮った写真も含まれているが
その辺は話の中で書いていく事にする





夕暮れ時の野毛





場所は都橋商店街の一本奥である

ほろ酔いのはげまる  急にこのドアを開けて入りたい衝動にかられた

昔のアパートのほとんどは共同トイレである
ついでにトイレにでも無断で入って マーキングでもしてくるか
(お前は犬か)

とにかく急の便尿と急の衝動に勝てるモノはない

街中を歩いていて 背が高く髪が長くミニスカートの女性の後ろ姿なんかを見かけると
つい早足で後を追うようにつけて行って
なんとか追い越して顔なんぞ見たくなってしまうのは
はげまるだけではあるまい


顔を確認して
「う~ん  なぁ~んだ ・・・まぁ 人生こんなもんだ」
なんて急に冷静さを取り戻す事も多々あるがね





かなり前に横須賀ドブ板にて撮った写真
(リコーGRD初代)


このおね~さん 足が早くて追いつけなかったのが 残念無念である
マラソンの格好していたら追いつけたかもなぁ
こちとら足が短けえもんなぁ
(昔からアホな事やっておりました)





さてと中に入ってみるか






ぎ~~ぃ
(ドアを開けた音)

ごめんください  毎度おなじみはげまるです
(これは言葉にしない心の声であります)

黙ってそ~っと中を確認する
抜き足差し足忍び足  左右キョロキョロ

にゃ~ん  にゃ~ん






木製のゲタ箱です

今 下駄なんか履いている人は ほとんどいないのに
はげまるの年代の人は「ゲタ箱」と言ってしまうと思う

今の若い人は「靴箱」なのかなぁ
やややっぱり さっぱり よよよくわからないんだなぁ
留置場は ななんで「ブタ箱」なのかなぁ
中に入れられた人達が ぶうぶう言うからかなぁ
これも よよくわからないんだよなぁ
 (山下画伯風)







玄関から入って左側に共同トイレがある
(この写真は1年半程前に撮ったモノ)

実はこの「ともえ荘」の入口の反対側(都橋商店街に面しているからそちらが表だと思う)
に「みなと」という渋いバーがある その時トイレに行くとき撮った写真

「みなと」のトイレもこの「ともえ荘」の共同トイレであります











二階に上がる角に共同手洗い場がある

ほんと渋さ満点だなぁ





この写真はやはり1年半前に撮ったモノ
ダイダイ色の手ぬぐいが写り込んでいるが 先日撮った写真にも(前の写真)
同じダイダイ色の手ぬぐいが見える
同じ手ぬぐいなのかなぁ  

今度 アパートの責任者にでも聞いてみたいが
そんな暇があったらトタン探しをしなくてはならないし
本業にも少しは真面目に力を入れなくてはならないし

あ~  忙しい師走であるな
(一人で忙しくしている)







二階の方の写真





一階の様子です





帰り際に撮った写真
はげまるの靴が写り込んでいる





表通りにある「みなと」の看板

この「みなと」のマスターは自分で映画監督をしていて野毛では有名で
鎌倉の「映画館」のマスターとも仲がいいのであります

  う~ん  昭和の看板だなぁ。