先日NHKFMで生ライブをやった日の事である
終了して友達と雑談をしていたら、
久しぶりの顔があった
中華街でかれこれ39年間ジャズ喫茶
「ミントンハウス」をやっている
オイドンさんである
本名は知らない
みなさん、オイドンと呼んでいる
「いゃー久しぶり ご無沙汰していますー」
オイドンさん
「あー どうもーです」
と相変わらずの、とつとつとした話し方と笑顔である
この写真は、4年半前ほど前に撮ったモノ
ミントンハウス35周年のポストカードである
オーナー店主の、オイドンさんの笑顔が凄くいい
ここミントンハウスの一番のウリは、
レコードから聞こえて来るジャズの音
あと一つは
オイドンさんの人柄であると思う
みなさん、TVKテレビで崎陽軒のCMを見た事ありますか
オイドンさんが、とつとつとした語り口で
「変わらないほうが、いいものがある」
なんてせりふで話しているコマーシャルが
凄く印象的である
4年半前の35周年パーティに遊びに行って、
飛び入りで歌った事が
遥か彼方の時間みたいに感じられる
テナ事で久しぶりにミントンハウスに行ってきた
昭和で時間が止まってしまったままの店内は
まさに「変わらないほうがいいもの」
の見本みたいな店だなぁ
相変わらず少し大き目なジャズの音が、
ミントンハウス店内いっぱいに流れている
最近は音楽をiPhoneで聞く事が多い
しかもイヤホンを通してである
イヤホンからの音は周りの空気振動を通さないで
耳に直接入って来るので
久しぶりに味わう空気の振動を通して聞く
レコードの音はいい
柔らかくて、刺激的で
うわー やっぱり空気振動を通して聞く
レコードの音はいいなぁ
なんて再認識してしまう
ジョニ黒をロックで飲む
まろやかな口当たりであるが
少し口の中でピリッとくる
たまらない時間が39年モノのミントンハウスの中で
ゆっくりと過ぎて行く
トイレの洗面所の壁には相変わらずポスター、チラシ類が
隙間なく貼られている
わ~~ はげまるがミントンハウス35周年の時に撮ってプレゼントした
写真がまだ貼ってある
はい 毎度お馴染みトイレであります
昭和の時代で時間が止まってしまったようなお店
「オイドンさん 一枚そこで写真撮るよー」
オイドンさんは、はにかみそうな表情で笑ってくれた
「変わらないほうが、いいものがある」
ミントンハウスさんのお話でありました。