はげまるのぶら~り日記

横浜の渋い空間散策日記

異国情緒あふれる港町  横浜(6) クリフサイド

2009-07-02 16:26:08 | 日記
昨年 横浜駅西口で最後まで頑張っていた最後の キャバレーが廃業した
店の名前は 「パリ」
その昔 キヤバレーは 店構えデカて広くて バンドが入っていて
おね~さん わんさかわんさか  
鼻の下のばした男も わんさかわんさか

そう キヤバレーは わんさかの殿堂であった
「パリ」は小ぶりであったが 最後まで頑張っていたのだ
詳しくは知らないが 開店当時から 同じ名前で40年以上勤めあげた 
凄い女性がいた 
 
という話は はげまるが勝手に書いただけである (ありそうだ)

ここで知らない人の為に 整理する事と相成る

<キヤバレー>   店が大きい バンド(大員数) おね~さんわんさか
<クラブ>   高級(値段が高い) おね~さん 高級(美人多し)バンド(少人数)
<スナック>  小さい  安い バンド無し  カラオケ
 そうそう <ナイトクラブ>は  クラブの深夜営業である

話はそれるが  美人がいるところは 値段が高い (あたりまえだ)
 美人が少ないところは 値段が安い というのが時代を問わず
世に認められている定説である

前置きが長くなった
今日は ダンスホール  の話である

横浜はダンスホールが多々あったそうだ
  
特に外人さんが沢山いた終戦後は モダンなダンスホールがあって
鼻の下伸ばしきった外人さんと (外人は顔が長い 鼻もデカくて長い 
さらに鼻の下のばしている う~ん ど~なっておるのだ)
と日本の美人さんが 手を取り合い ダンスしてたんだってさ
 流石のはげまるも生まれてないから 詳しくはわからない




そんな昔からの モダンなダンスホールは恐竜と同じ死滅してしまった
と思うでしょう

じゃじゃじや~ん

あるのです  そう いまだにあるのです
もちろん外人さん わんさか  美人わんさかは無いが
まだ建物は現存  営業も続けている

名前は 「クリフサイド」



場所は 元町商店街を山側に上る所にある  
1946年築である (終戦1年後だ)
建物も今風ビルではない なんか見慣れない造りだ







その昔 外人さん わんさかの名残りか 英語の看板の花屋さん





英語の看板の クリーニング屋さん






入口もモダンである





凄いでしょう 天井高し 内装 多少傷んでいるが 絢爛豪華 
<備考  これから写真は ポジフィルム 確か15年ぐらい前撮影>





左側あたりは  ビッグバンド(大編成バンド)が演奏していたあたりである
2階にもコンボバンド(オルガントリオ)が出演していて  下のバンドと
交代で演奏していたものだ

また2階には鮨屋もあった う~んすごいなー と今更ながら感じる





バーである
昔の繁栄が目に浮かぶようだ
鼻の下伸ばしきった外人が日本人女性に 「オ^ゥ ビュチィフル  ケッコンシテクダサイ」
  なんて どさくさ紛れに言っていたのが目に浮かぶ





2階(トランペットルーム)へ行くための階段も なんか昔を感じさせる

ここは 戦後日本NO.1トランペッターとして名を轟かせた 南里文雄さんの
息子さんがフルバンドを率いて 毎日演奏していたのだ
トランペットルームはそこからの名の由来ではないか  と推測される








またしても はげまるの得意分野 トイレである
根岸のバーのトイレもそう ハワイのバーのトイレもそう
ここのトイレも とにかく朝顔がデカイ
<備考  朝顔=アサガオ  男の小便用の便器  広辞苑より

ふたり並んで用を足しても有り余るほどだ
 ほんと ここのは特にデカかった
子供のころ デパートのトイレに行った時と同じ感覚がしたものだ

ここ 「クリフサイド」 現在でも月に一度のバンド入り ダンスパーティ
が開かれ 普段も営業しているのは エライ 

このままあと100年もすれば 日本重要文化財に指定されるかもな
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