経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

粗利40%

2006-11-10 | 企業経営と知的財産
 今日の某番組で、キヤノン電子の酒巻社長が登場されていました。酒巻社長の就任後は業績は右肩上がりで、株価もグングン上昇しているそうです。
 業績好調の秘密について、
① 無駄なコストを徹底して省いていること
② キヤノン向けでない自社製品の拡販に成功していること
を挙げていました。②はキャノン向け(主にカメラ部品)より利益率が高いらしくて、具体的にはスキャナが絶好調ということだそうです。「粗利はどれくらいですか?」と問われて、儲け過ぎと叩かれてもということでちょっと困っておられましたが、「まぁ40%くらい・・・」とのことです。スキャナはコピー機のようにトナーで稼ぐというわけにはいかないでしょうし、本体だけ正味で40%の粗利がとれるというのは凄いです。
 となると、この高い粗利の理由を知りたくなりますが、あのキヤノングループのことですから、やはり特許でしょうか?
 出願人「キヤノン電子」、要約+請求の範囲「スキャナ」で検索して、公開公報が32件、特許公報はなんと0件です。う~ん、製造ノウハウか何かなのか、それともライバルの少ない市場(そんなことはなさそうですが)をうまく選択したのでしょうか?


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