赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

10月7日(土)のつぶやき

2017-10-08 02:49:58 | Weblog

連戦の小休止前

2017-10-08 02:13:36 | Urawa Reds
先週旅行のため見られなかった2ゲームを、ACLのアウェイ上海戦は日テレの録画中継を録画しておいたもので、リーグA仙台戦はDAZNの見逃し配信でチェックしましたので以下備忘録的に。

AFC Champions League, Semi-Finals 1st Leg
Shanghai SIPG(CHN)1 v 1 Urawa(JPN) @Shanghai Stadium, SHANGHAI(AWAY)

ACLラウンド16や準々決勝の1stレグ終了時との比較で言えばかなり有利な条件での折り返しに成功しました。浦和は、槙野がほぼマンマークでケアし、概ね抑えこむことに成功していたフッキ選手(事実後半は槙野を嫌ってか逆サイドに流れていきましたね)の豪快なミドルで15分に先制を許します。しかし、この日もしきりDF陣の裏を狙っていた興梠に青木が送ったフィードを興梠がマイナスに落としたボールを柏木が右足で決めて同点とし、貴重なアウェイゴール奪取に成功しました。ただ、このゴールは素晴らしい形だったものの、試合を通して浦和はうまく攻撃の形を作ることはできず、スタメン抜擢され海外経験を活かして大いに活躍してくれた長澤含め、特に中盤の選手たちは守備に神経を削がざるを得ないという感じだったのかもしれません。長澤の高いパフォーマンスはチームとしても非常に大きな収穫と言えそうです。

上海さんの攻撃はフッキ、オスカル、エウケソン各選手の前線の個の力がどうしても目立ちますが、他方で攻守にわたりチームとしてオーガナイズされた印象はありません。そして、その前線の外国籍選手は余り守備をしないので浦和としてはビルドアップに苦労することは比較的少なかったように思います。ウズベキスタン代表のボランチであるアフメドフ選手の攻撃参加も脅威ですが、これは青木や長澤がうまくケアしてくれていました。ただ、終盤に入りアフメドフ選手を掴まえきれなくなると非常に苦しい状況に追い込まれました。前線の選手、特にフッキに関しては対人能力に優れたDFである槙野が、ゴールは致し方なしとしてよく抑えてくれていたように、引き続き神経を集中する必要はありますが、この好選手であるアフメドフの攻撃参加も2ndレグで引き続き注意が必要そうですね。GK西川もこの日はよくピンチを救ってくれました。

多少優位な状況で2ndレグを迎えられるのは喜ばしいことではありますが、2ndレグも間違いなくヒリヒリするような激しい試合になりそうです。何とか現地でありったけの声援を送り、まずは久方ぶりのACLファイナリストにしてあげたいものです。

AFCチャンピオンズリーグ 準決勝 1stレグ
上海上港1×1浦和@上海スタジアム

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J-league Div.1 - 2017 season 28th sec.
Sendai2 v 3 Urawa @Yurtec Stadium Sendai, SENDAI(AWAY)

これで夏場からの連戦が一段落するとはいえ、浦和としてはACLアウェイ上海での激闘から中3日で迎えた仙台さんとの試合でした。しかも、梅崎を左サイドハーフに起用した他は同じ顔触れということでさらに大変厳しい条件でしたが、引き続き浦和の攻撃において唯一無二に近い存在である興梠の2発を含む3ゴールを奪い、最後はまたバタバタしましたが何とか逃げ切ってくれました。26分FKからトリックプレーのような形、いったん梅崎にサイドを突かせると仙台守備陣に見せかけてからの柏木のダイレクトのクロス→興梠のヘッドでのゴールはお見事でした。しかし時間を追うごとに浦和側に連戦の疲労が如実に見えるようになり、特に動きが著しく鈍くなってきた柏木はじめ中盤のミスから後半開始早々に三田選手のミドルで同点に追いつかれてしまいます。

堀レッズのボトルネックのひとつであるアンカー青木の両側対策はこの日も決して十分という感じではありませんでしたが、まがりなりにもインサイドハーフのひとりとしてそこをカバーしていた柏木の消耗が激しいのは道理と言えば道理で、堀監督は61分に柏木に代えて長澤を投入して手当てします。そして60分に遠藤が野津田選手から強引にボール奪取してラファにいったん預けてから上げたクロスに興梠が仙台DFの背後から飛び込み再びヘッドでゴール。この直前の場面で遠藤はやはり仙台の選手に後ろからのチャージを受けてボールを掻っ攫われあわやという場面があったので、そのあたりで、基本怪しい感じだった主審のジャッジの傾向を掴んでのボール奪取だったのかもしれませんね。

後半はオープンな展開が続く時間帯が長かったように感じましたが、82分にラファ→武藤→ラファとわたり見事なシュートで追加点。この日も攻守に問題点が解決していないラファでしたが(というか、そもそもサイドハーフに適性があるとはやはり思えず)、このシュートはさすがでした。このまま逃げ切れていればよかったのですが、仙台さんが途中投入してきたクリスラン選手に手こずります。82分にクロスから阿部が競り負けヘッドで決められ1点差に詰め寄られます。この直前にもクロスにクリスラン選手がフリーでヘッドする場面があり、特にサイドの守備がやや破綻気味でした。しかし何とかかんとか逃げ切り勝ち点3は確保。仙台さんは浦和からレンタル中の石原が契約の関係で出られなかった影響は少なからずあったと思いますが、3-4-3で攻撃的に行こうという意欲、ルヴァン杯での躍進等の勢いは大いに感じました。

J1第28節 仙台2×3浦和@ユアスタ