赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

前哨戦

2007-10-06 02:00:20 | Urawa Reds
ぼっ発!浦和対城南“チケット戦争”(スポニチ)

クラブも頑張って突っ張ってるんだ。オレたちも24日はとりあえず赤で埋めておかないといけないっすね。あちらさんは系列の某団体が動員かけるなんて噂もあるが、正直魂のないヤツらが如何ほど集まろうが、それは形骸である。敢えて言おう、カスであると!

とはいえ、明日は念のため早起きしてチケット確保しないと。また、観客席はどうあれ、相手のソンナムイルファのチームそのものは大変力のある良いチーム。こちらが有利な状況には違いないが予断はまったく許されない。韓国のホテルで、彼らのアウェイの地シリアでの逞しい戦いを見せられただけに、余計にそう思う。

半島横断(1) ソウル哀歌

2007-10-06 01:01:08 | ぶらりアウェイの旅
とりあえずACLも一息っつーことで、今更ながら韓国の旅珍道中の記録でも。

出発当日の24日(月)、代理店からもらったフライトスケジュールを一瞥して、韓国へ向かう飛行機は21:30発だとそれまですっかり思い込んでいたが、実は「21:30現地着」で「18:45成田発」だったことに気づいたのが16時過ぎw 絶望的とわかっていてもとりあえず必死で成田に向かう。しかし、出発ターミナルに到着したのが出発時間ではもうどうにもならない。代理店に電話すると「残念ながらもう今日のソウル便はありません。明日以降ですね。ちなみに明日の便を即日発券すると手数料が2万円かかります。」、目の前が真っ暗になって成田のベンチにしばし佇む。

すると、携帯に代理店から着信。「さらに調べたらアシアナ航空の20:30発の最終便がまだありました!正規料金で6万5千円ほどになりますがそれでよければなんですが…」との報、多少躊躇したものの、ここまできたらもう後には引けない。急いでアシアナ航空のカウンタに向かい事情を説明、チケットを購入しゲートへ急ぐ。「後先考えずに」とはまさにこのこと。チェックインを済ませたところで、さらにメガネを忘れたことに気づくが、とりあえずソウルに行けることで幸せ一杯というお気楽なオレはさほど気にしない。

ソウル到着は22:30。手持ちの旅行ガイドに乗っていたリムジンバスらしきものが待っていたので「シチョンヘン(市庁行き)?」と行き先だけ確認して飛び乗る。ちなみに1万6千ウォン。バスは高速道路を抜け、漢河(ハンガン)を渡りソウル市街へ。しかしメガネがないもんで視力0.2では外の様子がおぼろげにしか見えず、せっかくハングルが読めるのにまったくの役立たず。

それで、みんな降りたので終点かと思って降りたらまだだったようで…とりあえずうろうろして観光者用の地図と睨めっこしながら歩を進めてみるもよくわからず。時刻は既に0時を回っており、人影もまばらで、治安は良いというソウルといえどもさすがにやばいかなと思ってタクシーを拾うことにする。いわゆる一般タクシーだったが、ホテルの場所を示したらやや戸惑いながらもちゃんと3300ウォンほどでそこまで行ってくれたので、まあ良心的だったのだろう。てか、いくら観光で来た外国人と言えども、夜中に乗り込んできた180cm超の大男相手にボる勇気がなかったということだけかもしれないが。

宿は清渓川沿い、長沙洞にある“セントラルホテル”。一泊7000円程度でやや古い施設だが、野郎一人で素泊まりする分には十分だと思う。部屋に入り、ようやく落ち着けるぜと、とりあえず一息つく。ふと、タクシーに乗る前まで弄っていた携帯が見当たらないことに気づく。恐らくはタクシーに置いてきたのだろう。どうにかならないかと旅行ガイドを見ると「タクシーに乗ったら領収書をもらうようにしよう。忘れ物などしたときはそこに電話すればオッケー!」とか書いてあり、もらっているわけもなく文字通り「あとの祭り」。勿論、メガネもなかったので会社名もはっきり見えずわからない。ようやく宿に到着して一安心したのも束の間、再び絶望のズンドコへ。

そうはいっても落ち込んでいても仕方ないのでその旅行ガイドを読み漁り、メガネについては日本語が話せるお店が結構あることを知る。アメリカにいた頃に韓国人は妙なメガネをかけているやつが多いなと思っていたが、どうも韓国ではメガネは日本に比べればクールなもので、みんなオーダーメイドで良く言えば個性的なものをかけているおようだ。安く購入できることもあり、観光できた日本人がついでにメガネを作って帰ることも多いらしい。それまでまったく知らなかったのだが。

翌朝、疲れを押して8:00には起床。9:30開店という明洞(ミョンドン)にある「ビエンナメガネ」にまさに開店時間にキッカリに駆け込む。まさに店長さんが看板を出しているところに飛び込んだ。店長さんは日本のメガネ専門学校に通っておられたとのことで、日本語ペラペラで思った以上にスムーズにメガネを作ることができた。最初の方は韓流スターみたいなフレームを勧められたがさすがに固辞し、日本でかけても問題ないモデルにする。



で、できたのがこのメガネ。店内に貼られていた紙を見ると、どうもこのビエンナメガネという店はCanCamなんかでも紹介されたことがあるようだ。CanCamで紹介されたお店に三十路のオッサンが早朝から特攻(ブッコミ)かけるとはなかなかシュールではないか。実は、このメガネをかけて半島をふらふらしたところ、韓国人(のおばさん中心)に2、3人に「美男子ニダ」と過分なお言葉を頂いたので、CanCamにちなんで「愛されメガネ(はあと)」と名づけることにする。目力UP↑間違いなし!!これで10万ウォンなら安いもんじゃね?なあそう云ってくれよ!!

ま、これだけ悪いことが重ねればさすがに浦和は勝つだろ、と精一杯のポジティブシンキングをして、良好な視界のもとソウルの街へ繰り出す。とりあえず携帯がないので写真も撮れなきゃ時間もわからねぇ。翌日はもう試合なので、この一日で何とリカバリーせねばっつーことなのだ。

(つづく)