赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

1歩前進、だよな

2006-10-22 01:46:20 | Urawa Reds
J第28節 浦和2×2川崎@埼スタ

優勝を占う上で極めて重要な一戦ということもあり、両軍選手もサポもスタジアム中が試合前からテンションが高いことがひしひしと伝わってきた。そんな一戦であればこそ、両軍とも出場停止がないためベストでのガチンコ勝負が期待されたが、残念ながら浦和は坪井はもとより、長谷部が負傷のため欠場、川崎も箕輪が欠場していたようだった。長谷部のところには結局伸二でも酒井でもなくヤマが入り、ヤマが担っていた前線でのチェイングの役割は2トップの一角に入った達也が担うことに。

開始早々から浦和は素早い出足と運動量で優勢に試合を進める。連携の取れたボール奪取は見事で、あっという間にボールを奪って珍しく前半から北に向かって攻め込んでくる姿に本当にわくわくさせられた。ゴール裏もテンションが高く、ウォーリアーから始まり、開始11分までずっとPOUが続く。そんなわけでこのレポもたまに記憶が途切れており、内容には余り自信なしということでご了承くださいw

先制点は浦和。闘莉王のフィードを受けたシトンが川崎DF(佐原(10/22訂正))を華麗かつ力強く振り切ってゴール右隅に突き刺す。ため息のでるような見事なゴール。試合はその後も浦和がやや優勢に進めつつも一進一退の攻防が続いていた。ところが、前半も終わりに近づいた頃だったと思うが、ほんの一瞬の隙をつかれて川崎の前線の選手(マギヌン?)に裏を取られ、山岸が飛び出してPKを与えてしまう。ジュニーニョがこれを落ち着いて決めて同点。その後は落胆してしまったのかやや足が止まってしまい、俄然活気付いた川崎に攻められるも前半は1-1で終了。

「愛さずにはいられない」のハーフタイムを終えて迎えた後半開始早々、左サイドでアレが森に振り切られクロスを許してしまい、3列目から飛び込んできた中村にゴールを許してしまう。アレの守備はちょっと軽すぎた。現地ではそのために早々に相馬と交代されてしまったかと思ったが、要はイエローをもらっていたからということだったのだろうか。いずれにせよアレとネネの左サイドは脆弱で、改めて坪井の不在が浮き彫りに。アレと代わった相馬は良く頑張っていたが、ややクロスが合わなかったように見受けられた。

ただ、失点しても負けない確信みたいなものはあった。そしてまさにその直後、もう確変などと言っては失礼かもしれないヤマの、恐らく鮮やかだったであろうスルーパスを裏へ抜け出したロビーが受けて渾身のゴール。もうこの辺で螺子が2、3本吹っ飛んでしまいました。

この後、既述の相馬の投入に加え、達也→伸二、平川→永井と、「勝ち点3を取る」という明確な意思表示である早めの積極的な選手交代もあり、いくつか惜しいチャンスはつくったが結局決めるできず。ゴールラインを割りながらオフサイドを取られた場面では思考能力がゼロになっていたこともありすっかりぬか喜びしてしまった・・・orz

対する川崎は終盤に来て左サイドのマルコンを下げてしまったのは怪我か何かでなければ随分と消極的な采配のように感じられたが、それでも、特に最後の最後に開始早々から飛ばしていた浦和の足が止まってからは幾度か浦和のゴールを脅かす場面もありまったく冷や冷やさせられた。しかしQBKならぬDCGこと我那覇も不発でしたなw

試合は2×2のドロー。勝てなかったことは物凄く悔しいが、負けなかったことが大きいのも事実。引き分けだったせいか試合後は物凄い疲労感に襲われた(スタ近所の野焼きのせいで喉もいつもより痛いw)ものの、それにしても、手に汗握るというか、胃の痛くなるような本当にエキサイティングなゲームを見せてもらった。浦和の選手はもちろん、こんなテンションの高い試合を敵役として提供してくれた川崎にも感謝したい。いや、嫌いだけどねw

次節は大黒柱の闘莉王を累積で欠く状況で難敵磐田の待つ敵地へ。今度こそ闘莉王も坪井もいないであろう3バックは考えただけでも身震いするが、目の前の壁を乗り越えていくしかない。この左サイドの守備で対面のサイドアタッカーの太田を果たして止められるかなぁなんて不安に思ってしまったりするけど・・・。

本当に残念ながら現地参戦はできそうもないが、ようやっとTBSの生中継も決まったようなので、いつも以上の念を磐田方面に送りたい


(試合終了の笛が鳴っても、ピッチから選手が去るまで続けられたPOU)