TZRのギア比を、加速寄りにしたいなぁと素人考えで思っていますが、スプロケット交換でどれくらい変わるのか、今日は大研究。
まず、現状でスプロケットの歯数を調べてみたいと思います。純正は、前16、後ろ44の二次減速比2.750です。

リアは、44と書いてありましたので、純正サイズのようです。

フロントにはサンスターのスプロケットが入ってました。206と書いてありましたが、これはサンスターでの品番のようで、歯数は関係ないようです。なので、手押しで一周させて数を数えてみましたところ、16でした。こちらも純正サイズ。

では、どうやって速度を割り出すか?いろいろ調べていたら、自動車チューニングの世界で有名な東名パワードさんのサイトで、ギア比を入力すると速度を割り出すスクリプトが組まれたエクセルのデータが掲載されていましたので、ダウンロードしてみました。

まずは純正44/16の2.750で数値を入れてみたところ、かなり実車に正確なデータが出ました。性能は、確かなようです。

続いて、希望の45/15の3.000の数値を入れてみました。巡行で使用する5500rpm付近の数値に注目してみますと、若干ローギアードになって、5速で68km/hくらいのようです。しかし、リアのスプロケットは結構値がはり、しかもチェーンも交換しないと入らないと思うので、この程度の速度変化では、費用対効果が悪いです。

そこで、リアはそのままでフロントだけ15に変更した44/15の2.933で計算してみました。今度は5500rpm付近は5速で70km/hくらいのようです。
それでも思ったよりはローギアードにならず、このオートバイ用の市販スプロケットの歯数がフロント14~16、リア44~46くらいしかの選び幅しかないことを考えると、さもありなんと言ったところ。フロント14は、希望よりもかなりローギアードになってしまい、使いどころがありません。
個人的には、5速60km/hで6000rpmくらいにしたかったのですが、あまり良い結果は得られないようです。機械的な負担を考慮すると、我慢して今のまま乗った方が良いのかもしれません。
まあ、もしスプロケットがすり減って交換を余儀なくされたら、考えてみてもいいかな?といったところで、わざわざ今ある歯こぼれしてないスプロケットを交換してまでやることではないなと結論づけました。