ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

RENT来日公演

2006年11月25日 | ミュージカル・演劇
21日のソワレと今日25日のマチネと2回見たのですが、ごたごたしているうちに21日の感想を書く暇がなく、2日分一緒に・・・
でもかえってよかったかもしれません。21の分だけだったら不満のみで終わっていた思うので(汗)

そんなわけでまず21日の感想ですが・・・
来日公演、前回のもレベル低いといわれてましたが、更にレベル下がったような(汗)
RENT見て泣かなかったのは初めてでしたね・・・10回以上見ているからと感動が薄れたのでは断じてありません。事実今日は泣けたので。映画も号泣に近かったし(笑)
まず、歌のレベルが低い(汗)音程が不安定な人が多すぎです。特にロジャーがハモれてなかったのが痛かった・・・一人で歌ってればまあまあなのですが。
Santa Feのマーク・ロジャー・コリンズバージョンの方、綺麗にハモってないの初めて聴きました・・・(汗)ロジャーだけの問題じゃないかもしれませんが。
コーラスも、声が厚くなって行くと普通は感動するのですが、なんかかえってうるさくなるだけで(汗)マイクの音量の調整が良くなかったのもあると思いますが。
Will I?で泣かなかったのはホント初めてですよ。25日も泣けませんでした。
普通はコーラスか厚くなる中をロジャーが部屋を出て行くところとか感動するはずなのに・・・
Will I?の歌い出しの人(スティーヴでしたっけ)も、感情こめてるのはわかるんですがあまり伝わらず・・・。気持ちが入っていても、ある程度技術がないと感動させられないんだなあと思いました。(気持ちがちゃんと入ってなかったのかもしれませんが)
まあ、ゴードンが「医学的には3年前には死んでた」というところ、ロジャーも一緒に歌ったりするあたりは、演出というかその設定だけでちょっとじわっと来ましたが。
クリスマス・ベルの曲も「It's beginning to snow.」のところとかちょっと静かに優しい感じになったりとか、そういうのが全くなかったですね・・・
マイクトラブル自体も多かったですけどね・・・今日はロジャーがかわいそうでしたよ。
RENTの時からマイクの音が出たり出なかったり・・・「次One Song Gloryなのに大丈夫なのか?」と思っていたら、やっぱりOne Song Gloryも音が出たり出なかったりで、かなりかわいそうでした・・・Light My Candleでようやくスタッフが出てきてマイク取り替えてました。(腰につけてるワイヤレスの本体を)
バンドがまた下手でしてね(汗)ドラムは走るし、キーボードはもたるし(汗・結果してしばしばバラバラに・・・)Seasons of Loveで間違ったキーボードなんて初めて聴きましたよ・・・。ギターも下手でした・・・One Song Gloryが難しそうなんて思ったのは初めて(汗)(ベースは気になるほどではありませんが、上手くはなかったんでしょうな・・・)演奏って大事ですよね・・・東○ミュージック大丈夫かいな・・・

キャストでは、最初は声量などがやや物足りないかな、と思ったマークが結局一番良かったです。終始ちゃんとマークでした。
ロジャーは、前述のとおり音程にやや不安が(汗)でも、One Song Gloryなど、感情を露わにして歌うところはまあまあ良かったです。結構感情的なロジャーで、逆にわかりやすくてよかったかも。
ルックス的にはどちらかというとパンク系って感じで(汗)それもまた新鮮でしたね。
ミミは18歳ということで、若々しくて年相応な上に、とってもかわいかったです。
でも、時々裏声になっちゃうのがなあ・・・でもなかなか頑張ってたし、演技的にはよかったと思います。
ジョアンヌもとっても美人! とても色気もあってでも男っぽい感じがいかにもレズビアンという感じで・・・カッコ良かったです(笑)歌もなかなか。
モーリーンもとても美人なんですが、モーリーンの子供っぽい格好はあまり似合ってなかったかも・・・(汗)歌は上手かったです。
エンジェルは、今回のジャパンツアーから参加ということでなれない部分もあったと思いますが、まあまあでした。
でも何か違和感が・・・と思ったら、多分動きに優雅さが足りないというか、男を捨てきれてないというか、そのあたりだったんだと思います。
コリンズは、ちょっと物足りない感じでしたね・・・歌も演技も(汗)

演出も結構変わってましたね。
それでもいいかな、というところもありましたが、「ここが好きなのに!」というとこが変えられていてショックだったりも・・・
例えばAnother Dayで、ライフサポートのメンバーたちも上からロジャーとミミをじっと見ているところなんか好きだったのですが、なくなっちゃってましたね・・・(RENTでもアンサンブルの人たちがロジャーとマークを見守っているのが好きなんです。ここは変わってなくてホッ)
タンゴ・モーリーンは、いきなり二人で踊る体制になってましたが、オリジナルどおりマークが誘ってジョアンヌが嫌々ながら・・・というほうがおかしかっのになあ。
Contactなんかは、まああれでもいいけど、何を表しているかはわからづらくなったのでは(汗)
エンジェルにもシーツをひきずりながら退場して欲しかったし・・・階段の上で立ってるのもなんだかなあと思いました・・・
エンジェルには白のランニングは着て欲しくなかったな・・・
あと、モーリーンが、以前はパフォーマンスの場面まで顔を見せなかったと思うのですが、思いっきり最初から登場してましたね。
モーリーンのパフォーマンスも、アンサンブルが観客役で舞台上にいて、誰かのブログで「盛り上がらなくても大丈夫バージョン」と書かれていて「確かに・・・」と思いました(汗)
25日にはちゃんと観客の方に向かって煽ってくれましたけどね。観客も盛り上がって来てたからかな。
Santa Feも、コリンズとエンジェルの世界のようになっていて、マークがカメラ回してるだけなのがちょっと寂しかったです。3人で仲良くしてて欲しかった。アンサンブルが一緒になって踊っていたのは良かったけれど。(あれ、オリジナルも踊ってましたっけ・・・)
最後エンジェルが出てくるのも早いと思う・・・
とまあ演出変更の不満点もあるのですが、「それもありかな」と思ったところもあります。
エンジェルの葬儀で、オリジナルだとSeasons of Loveと同じ並びになってエンジェルのところだけ空いている、という演出なのですが、普通に葬儀の場面で、一人ずつコリンズの周りに立ち上がって並んで、という感じでした。これはちょっといいかもと思いました。オリジナルの方がいいとは思いますが・・・
ミミが生き返る?ところからFinal Bのあたり、ジョアンヌとモーリーンがコリンズと抱き合っているのも良かったかな。

衣装も変わってましたが、まあいいんじゃない、という感じ。ミミの服なんかかなりセクシーでしたが、こっちの方がいいかも・・・。ジョアンヌの衣装もあまり好きじゃなかったので、今回の方がカッコ良くていいと思いました。
でも、エンジェルの鬘はおかっぱであって欲しかったかな・・・衣装は違っててもいいから・・・白のランニングもちょっと(汗)
モーリーンはパフォーマンスの時にミニスカートでびっくり。
Life Cafeでお尻みせるところどうするのかと思ったら、他の人たちがやってた・・・(汗)
ミッキーマウスの格好は見たかった気がしますが。

とまあそんなこんなでいろいろ変わっていたりしたのですが、21日はとにかく感動できなかったんですよね。
唯一、Good-by Loveでのロジャーとマークの言い合い、そしてその後のミミが良かったのですが。ここはちょっとグッと来ました。
でも、今日のマチネは随分良くなってました。私が今回のバージョンとキャストに慣れたのも多少はあるとは思いますが、やはり良くなってたんだと思います。
今日はAnother Dayでのミミが良くて、思わず泣いてしまいました。
そして、Holloweenでしたっけ? ミミの葬儀の後のマークが一人で歌うところ、マークが泣きそうな感じで歌っていたので、思わずもらい泣き・・・マークの気持ちが素直に伝わって来ました。
そしてその後の、21日にも良かったマークとロジャーの言い合いの場面も良かったです。ミミのGood-by Loveも。
そうそう、今日はWithout Youも良かったんでした。ミミ良かったなあ・・・マークもですが。
そんなわけで、今日は素直にスタンディング・オベイションできるなあと思いましたよ。
公演を重ねて良くなった部分もあるでしょうし、私が文句言ってた頃でも、感動して喜んでいた人たちがたくさんいましたから、観客も盛り上がって、その相乗効果で舞台が良くなったというのもあるでしょうね。(盛り上げられない人でごめんなさい・・・)

しかし今日の舞台を見て・・・ブロードウェイ行きたくなってしまいました(笑)
実は正月のドイツ行きがダメになってしまったので、代わりにN.Y.行けないかと画策中です。今からじゃ取れないかな飛行機・・・
そうそう余談ですが、このカンパニー、今年1月くらいからのメンバーが多いそうですが、私が2月にクリーヴランドに行った時にやってたRENT、今回のカンパニーだったんだなあ、多分。残念ながら行けませんでしたが・・・
コメント (6)
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TTTサントラ完全盤の感想~ディスク3

2006年11月25日 | 指輪物語&トールキン
TTTサントラ完全盤、一応ディスク3の最後まで確認しつつ聴きました。
が、ディスク3を聴いてるうちにディスク2の後半のことを忘れてしまいました・・・(汗)今度ちゃんとメモ取りながら聴かないと。いや映画と違うところについてですが。
ディスク2後半も、映画に入っていない部分あったと思うんですが・・・とにかく聴きなれないところはいくつかありました。
ヘンネス・アンヌーンのあたりは追加の音楽がありそうな気がするんですが、単に聞えてなかっただけかもしれません。
ディスク3では、エルフの援軍が到着した後、アラゴルンとハルディアが抱き合うあたりの「旅の仲間のテーマ」の後に、もう一回華々しく旅の仲間のテーマが流れてました。エルフ軍が向き直るところに使う予定だったんでしょうか。
戦いが始まって以降では、城壁が壊されるところで少し音楽が増えてますね。城壁が壊された後と、ギムリが飛び込んだ後からエルフ軍の突撃が始まるところまで。
ハルディアが死んだ後も音楽増えてるような気がします。
このあたりの戦いの音楽、テンション高くてカッコ悪いかなーと思ってたんですが(汗)音楽だけ聴いていると、結構かっこいいですね。聖火ランナー(汗)のあたりの曲も金管がカッコイイです。
エントの行進に入る前にも新しい音楽らしきものが。このあたり、映画では音楽なしになってましたが、もともとは音楽があったのかもしれませんね。
そしてディスク3の最大のおどろきは、「進めエオルの子ら」のあたりでした。
映画では少年合唱の「自然のテーマ」が流れていた、「5日後の夜明けに東を見よ」というガンダルフの言葉をアラゴルンが思い出すところに、なんとファンゴルンでガンダルフとアラゴルンたちが再会した場面とほぼ同じ音楽が流れてるんです! そのあとに突撃の音楽が続きます。
これって・・・サントラCDと同じじゃないですか! CDではガンダルフ復活のところの音楽と組み合わせてたのかと思いましたが、実はこれがオリジナルだったとは!
ショアはやはりガンダルフの場面にはガンダルフの音楽を、と考えていたんですね~。それが何らかの理由で自然のテーマに変えられたと。
いや、ローハンのシーンになぜ「自然のテーマ」が使われるのかが謎だったんですが、使うつもりなかったのなら納得です。
でもなぜそれが「自然のテーマ」になったのか・・・そしてRotKでも使われてるんですよね。そのあたりはサントラ公式サイトのANNOTATED SCOREに出ているのか、それともRotKの完全盤が出るまで待たなければならないのか・・・?
ずっと気になってたことですが、まだなかなか解決しないようです・・・
そのあと、ガンダルフたちの鵯越(汗)のシーンの「白の乗り手のテーマ」は、残念ながらCDに入っていた、シンバルで終わるパターンではなく、映画どおりアイゼンガルドのシーンにつながってました。
で、そのアイゼンガルドの攻撃のシーンですが、前から音楽が途切れてるなあと気になってました。ショアが「編集が変わったらその都度音楽も録音し直していた」と言う割には明らかに音楽がぶち切れてるので・・・
その謎も解けました。この完全盤CDでは、エントの攻撃の場面の途中に、オスギリアスのナズグル飛来の場面が挟まっていました。映画ではどうもこのシーンをそのまま音楽ごと移動させたように思います。
エントの攻撃の場面の音楽も映画よりも長いような。
とまあそんなわけで、いろいろと面白かったです、TTT完全盤。
これからメモ取りながらまた聴きなおして、ブックレットもANNOTATED SCORE読んで・・・まだまだ楽しめそうです。
というか、他のCDとかDVDとか聴いたり見たりする暇が・・・(汗)
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