ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

エド・ウッド

2006年11月12日 | 映画
金曜の深夜(土曜の早朝?)テレビで見ました。
ティム・バートン&ジョニー・デップというのもありましたが、どちらかというとハワード・ショアの音楽が目当てだったりして・・・(笑)
私がティム・バートンを好きになったのはこの後の「スリーピー・ホロウ」だったんですが。
もっとB級テイストなのかと思ってましたが(いや充分B級でしたが(笑))、意外と言うか、かなりハートウォーミングな作品だったなーと思います。
特に、エド・ウッド自身よりも、往年の怪奇映画のスター、ベラ・ルゴシのエピソードが印象的で。
ルゴシの最後の映像も良かったけれど、個人的には動かない大蛸に自ら絡まって大蛸との格闘を熱演していた姿が・・・なんか来ましたね~。
最後まで映画に出て、幸せなまま死んで行ったのが良かったな~と・・・
エド・ウッドは、ティム・バートンが共感しないわけがないキャラクターでしたが(まあティム・バートンが自分よりに描いているかもしれないけれど)、描こうとしていたのはエド・ウッドという人物よりも、「映画っていいね~」ということだったのではないかと思ってしまいました。
お金がないので、コロコロと配役や脚本を変えながらB級映画を作って行く姿は楽しかったですね。個性的なキャストたちも楽しそう。
終盤、オーソン・ウェルズ本人に偶然出会って自分の信念に自信を持って・・・というあたりはちょっと安易かなーと思いましたが。まあ、憧れのオーソン・ウェルズに会った時に女装していて・・・というのは面白かったけど。
最後もあの大団円はどうかなーと。だって1作も成功しなかったんでしょ?(汗)
とまあまとめ方にやや不満はなくはないですが、なかなか楽しい映画でした。
思えば、私は「シザーハンズ」も終わり方に不満があったんですよね。ティム・バートンが洗練されて来るのは、この後の「スリーピー・ホロウ」あたりからかなーと思います。
ティム・バートン作品はあと「ビートル・ジュース」を見てないな・・・
そうそう、ショアの音楽ですが、なかなかティム・バートンっぽい音楽でびっくりでした。何でもできる人なんだなあ・・・
怪奇映画をイメージしたテルミンの音がなかなか面白かったです。
でもともすれば音楽聴くの忘れてました(汗)やっぱりショア・マジックが(笑)
しかし、ショアなかなかいい仕事してたのに、ティム・バートンとはその後組んでないんですねえ。いつかまた組んでくれたら面白いのですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あれ、聴いたことないかも?

2006年11月12日 | 指輪物語&トールキン
今日は朝イチで映画を見たあと、時間あるなーと思ってTTTサントラ完全盤を通して聴いてみようと思ったのですが・・・なぜか聴いてるうちに意識が(汗)昼間なのに~
というわけで、何度も戻しながら、ようやく2枚目まで聴きました。もしかすると聞き逃してるところあるかもしれないけれど・・・
聴いていてあれ?と思ったのが、どうも映画で使われてない音楽も入っているようなんですよね。
昨日も書きましたが、「エルフのロープ」のシーンの後の音楽が入れ替わっていたりもするのですが、その他にもいくつか「あれ?」というところがありました。
まずは、エオメルがセオドレドを連れてエドラスに戻り、エオウィンが黄金館へ駆け上ってくる場面、CEバージョンとSEEバージョン両方入っているような気が・・・?
それから、アラゴルンたちとエオメルが最初に遭遇するあたりから、アラゴルンたちがオークの火葬の後にたどり着くあたりも、聴いたことのない音楽が・・・。
このあたり、効果音がうるさいこともそんなになかったと思うので、実は流れてたけど聞えなかったということはないと思うんですが・・・
もしかすると、メリピピを連れたオークたちが喧嘩を始めるあたり、うるさくて聞えてなかったのかと思ったけれど、新しい音楽がプラスされてたりするかも・・・
そして、これは絶対入ってなかった! と断言できるのが、ゴラムとスメアゴルの葛藤のシーンの後からイシリアンでハラドリムの行軍を見るまでの前です。
低い音ではありますが、結構ユーモラスな音楽で、もしかしたら兎シチューの場面についてたのかな?(映画では音楽なしでしたよね)
3枚目はまだ聴いてませんが、まだこういうのがあるかも?
FotRの時は、エルフの歌が長いバージョンだったくらいで、SEEそのままの音楽だったと思うのですが、ここにきて使われなかった音楽も収録されるようになったのでしょうか。(しまった、Soundtrack.netのレビュー読んでなかった・・・書いてあったかも(汗))
このあたり、サントラ公式サイトのANNOTATED SCOREにも書いてあるのかもしれません。エルフのロープの場面のことも書いてあったし。でもそこまで読み進めるのはいつになるやらわかりませんが・・・(汗)
あ、でもエオウィンが歌うセオドレドの葬送の歌は、映画どおりの長さでした。ANNOTATED SCOREの歌詞を見ると、映画のは明らかに短いので・・・。フルバージョン聴きたかったなあ。
しかし、これも昨日も書いたのですが、やっぱり暗いですね~(笑)その代わり、金管楽器や低弦楽器が活躍しててカッコイイですが。
「黒門不通」なんてカッコイイなあとしみじみ思いました。死者の沼地にナズグルが飛来するところも。あそこはナズグルの叫び声と飛竜の鳴き声がうるさいからなあ・・・(笑)
ファンゴルンのテーマ、シンフォニーだとコントラバスとコントラファゴットが主旋律なので、サントラCDではファゴットだけに聞えたけど映画バージョンではコントラバスも弾いてるのかな、と思ったのですが、やはりファゴットだけしか聞えませんでした。もっとちゃんとしたスピーカーで聞いたら聞えるのかもしれないけど・・・
他にもいいなーと思ったところはもちろん多々ありますが、またおいおい・・・
そうそう、2枚目がヘンネス・アンヌーンでファラミアが指輪に誘惑されるところの「指輪の誘惑のテーマ」で終わるんですが、これがシンフォニーの第3楽章の終わりと同じで、「おお」と思ってしまいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする