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ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

クリーブランド・・・

2006年03月18日 | 旅行
今日の写真は、クリーブランドのTOWER CITY CENTERというショッピングモールがあるビルです。ショッピングモールは下の方の地下2階、地上3階分くらいなんですが。
この塔、実は昔の映画「スーパーマン」でスーパーマンが飛立つ場面で使われたビルなんだそうです・・・って工事中だよ~(汗)
昨年8月のリューベックのホルステン門といい・・・工事中に当たること多いなあ(汗)

今回クリーブランド管弦楽団のために訪れたクリーブランドですが、バンクーバーの入国審査で「クリーブランドなんかに何しに行くの!?」と聞かれてしまったほど観光で行くところではなかったですね・・・(汗)
久々に「アメリカは車がないと生きていけない」ということを実感しました(汗)東海岸から離れるほどそうなりますねえ。
いや、クリーブランドは電車も走っていて、かなり便利な方の街なのですが・・・
アメリカでは、美味しいと評判の店で食べないと90%以上の確率で不味いものを食べることになるという教訓のもと、今回も美味しいらしいお店を調べて、ピックアップしてありました。
が、どの店も意外に遠かったんですよね。時間があれば行けたかもしれないのですが、時差ぼけで寝坊してしまったり、コミックショップに行ってしまったりとかして(笑)時間がなくて一つも行けませんでした・・・
そして、久々に本っ当~~~に不味いものを毎日食べてしまいました! 写真のタワーシティセンター内のフードコートの店は2つ入りましたがどちらも激まず(汗)素直にハンバーガー食べれば良かったと後悔・・・
最後に入ったホテルのそばのダイナーでコンビーフを頼んだら、コンビーフに目玉焼きが乗ってて・・・あれ、これって北ドイツ名物ラプスカウスでは? おお、デジャヴ(笑)
しかし、リューベックのもそんなに美味しくはなかったのですが、さらにずーーっと不味かったです(汗)気持ち悪くなった・・・さすがアメリカ(汗)
というわけで久々に「アメリカなんて嫌いだ~!」と思ってしまいました。いやー食べ物は重要ですよね・・・(笑)

ナルニア二回目(ネタバレ)

2006年03月18日 | 映画
昨日初見の友達と一緒に二回目を見てきました。
以下、「ライオンと魔女」についてはネタバレしてますが、原作2巻以降の内容のネタバレについては伏字を使用します。

いやしかし、私かなりハマってしまったようです、この映画(笑)中4日しか空いてなかったのに「早くみたい」状態で・・・(汗)
今度は吹き替えデジタルで行ってみようかななんて思っている始末(笑)この「何回見てもいい」という感覚、昨年だと好きな映画ペスト3クラスの作品と同じかそれ以上なので、相当ハマったなあと(笑)
最初に見た時には、4兄弟が良かったのであって、ファンタジーとして好きなわけではないんだと思ってましたが、今回見たら、なんというか自然に好きと思えました。
まあ、相変わらずやりすぎな部分は気になるのですが、好きな部分が多くて全体的には許せてしまってます。
今回は、もちろん4兄弟もいいのですが(笑)随所に見られる原作に対する愛情のこもった撮り方にじーんとしてしまいました。
前回も、最後に衣装だんすから飛び出してしまう場面が好きと書きましたが、それ以外にもツボな場面がたくさんありました。
ルーシーとタムナスさんが雪の中を歩いて行く映像も、真上から撮っているところとか、なんだかとても愛情を感じました。
ルーシーやエドマンドがたんすの扉のかげから覗くところなんかも、なんというか良かったなあ。
それから、エドマンドがアスランと二人で話している場面の絵に「おお」と思ってしまいました。半ズボンの男の子がアスランの前でしおらしく、真剣に話している画が・・・なんだか良かったです。これは前回も思ってたんですけど。
女の子たちが石舞台に向かうアスランの両脇を黙って一緒に歩く場面なんかも・・・
戦闘シーンも、やっぱりセントール(英語だとセントールでしたね)カッコイイし、色んな動物がまじっているのがやっぱりナルニアで。
そして、やっぱり4兄弟のキャラクターが膨らまされているのはいいなあと。
ルーシーは改め見て、激かわいいなあと(笑)
スーザンが「昔は楽しく過ごしたわね」と言い、ルーシーが「今のお姉ちゃんは退屈」という場面も、スーザン好きの私としては嬉しかったなあ。
今日「ライオンと魔女」を買ってきて(笑)パラパラと見てみたのですが、やっぱり原作の1巻ではスーザンは映画ほどネガティブじゃないですよね。2巻のスーザンが入っている感じかな?
「カスピアン王子のつのぶえ」、この4兄弟の感じだと、なかなか面白いものになりそうで、メチャ楽しみになりました。ってあんまり期待しない方が良いのかなあ・・・?
この分だと、原作ではあっさり書かれていたピーターとスーザンはナルニアにはもう来られないというのがもうちょっとじーんとする感じになるかなあとか期待してしまいます。あのピーターとスーザンが、と思うと、今からじーんとしてしまいそう!?
スーザンも、今から2巻のスーザンに近いものがあるようなので、あのシーンはどうなるかしら・・・と楽しみです。
CGには大分慣れまして、ビーバー夫妻もあんなもんかなあと。アニメっぽいけど、少なくとも人物と一緒で違和感があったりはしなかったので、それはすごいですよね。
しかしアスランに慣れない・・・(汗)私は表情がないと思ったんですが、「表情ありすぎ」ということを書いていた方もいて、それもありかなあと。顔は動きすぎなんだけど、目の演技が物足りないという感じてしょうか(汗)ポスターのアスランはいいのになあ・・・動いてないから?(汗)
今回パンフレットを買ったのですが、ライオンって瞼がなくて、頬の筋肉で目を閉じていると聞いて「へええ~」でした。猫もそうなのかな。
そんな顔のつくりで、人間と同じような表情が出せるはずもなく・・・うーんやっぱり難しいのかなあ。
音楽も、静かなところはいいかなと思えるようになりました。でも、激しい部分がやりすぎでどうも苦手・・・
「キングダム・オプ・ヘブン」の音楽もやっていた人なんですね。確かあの映画でも同じ感想だったような(汗)私とは相性が合わない作曲家なんですね・・・

同行の友達二人の反応ですが(二人とも原作未読)、「ルーシーかわいいね」(いや人物の名前は一人も覚えてないようでしたが(汗))とは言っていましたが、それほどものすごく面白くもなかったもよう。というか私のようにハマってはもちろんいませんでした(笑)
LotRの時は「原作貸して」と言われたものですが、ナルニアは貸してといわれませんでした。LotRほど面白くはなかったってことかなあ。
そうそう、「タムナスさんはルーシーとくっつくの?」と聞かれてぶっとびました(爆)そ、そうねえ、映画のタムナスさん、ちょっとそんな感じにも見えなくなかったかな・・・
思わず「タムナスさんもう出てこないし」とネタバレなことを言ってしまいましたが・・・がっかりしたかしら(笑)

とまあそんな訳で、そのうち吹き替えデジタルをまた観に行くとおもいます(笑)

トールキンとナルニア

2006年03月18日 | 指輪物語&トールキン
トロント・クリーブランド旅行写真シリーズも指輪関連は最終回です。
これはトロントのミュージカルのグッズです。ペンダントとコースター。たったこれだけ買っただけでかなり大きい紙袋をくれた・・・うーんさすがアバウトだなあ(笑)
プレビュー開幕1週間なのに、グッズかなりたくさんありました。トートバッグ、Tシャツ各種、マグカップ、ピンバッジ、カンバッジ・・・などなど。
一番びっくりしたのはベビー服があったことですね~。カナダではベビー服の需要が多いのか??? 謎です・・・

最近はRSSリーダーのキーワード検索、「ロード・オブ・ザ・リング」も「指輪物語」も「トールキン」も、連日のようにナルニア関連の話題がひっかかって来ます。ほとんどナルニアという感じ。
それだけ「ナルニア」がLotRと比較されているというか、先行のファンタジー映画として定着しているんだなあということなんでしょうね。
もうひとつ、ルイスがトールキンと親友だった、という話が必ずと言っていいほど出てきますから、その関係もあるでしょう。
でも、トールキンが「ナルニア」を評価していなかった・・・というか「ナルニア」に批判的だったという話はあまり書いてないことが多いですね。まあ、そんなこと書いてわざわざ水を差すこともないでしょうが・・・(笑)
というわけで、今日はトールキンが「ナルニア」にどうして批判的だったのか、という話を書いてみます。と言っても、私の参考図書は「J.R.R.トールキン-或る伝記」のみなので、誤解もあるかもしれませんが・・・

トールキンが「ナルニア」に批判的な理由は大きく二つあると思うのですが、それ以前に、トールキンのルイスに対する個人的な嫉妬ややっかみがあったのではないかと思われます。
それも、「或る伝記」によると、ルイスは全く気にしていなくて、トールキンが一方的にやっかんでいた?ために、二人の関係が遠くなったようです。
その確執(というかトールキンのやっかみ?)の最も大きな原因は、「神を信じることができない」と言っていたルイスにキリスト教への信仰を呼び覚まさせたのがトールキンとの会話だったのに、ルイスはトールキンが信仰するカトリックではなく、イギリス国教会に帰依した、ということのようです。
私も「或る伝記」を読むまで詳しくはなかったのですが、イギリスではカトリックは異端的な存在で、カトリックに改宗したトールキンの母は親戚からも絶縁され、経済的にも困窮し、最終的には健康を損なって亡くなってしまうという壮絶な生き方を強いられました。
逆にそれを考えると、ルイスがカトリックにならなかったのは理解できるのですが(汗)トールキンにとってはカトリックこそが真のキリスト教だったので、面白くなかったのでしょう。
しかも、信仰心を取り戻したルイスは宗教家としても名声を得て行ったので、ますます面白くなかったはずです。イギリスではカトリック信者が宗教の本を書いて名声を得ることはあり得なかったようですから。
もうひとつ、やっかみとして考えられるかなと私が思うのは、トールキンは「指輪物語」をとても長い年月をかけて緻密に書き、10年以上かけてようやく出版することができたのに、ルイスは「ナルニア」を年一冊のペースで軽々と書いて行きました。そしてそれが評判になったのですから、そのあたりも「ナルニア」に対するわだかまり?になったのではないかと想像するのですが。

そして、「ナルニア」の作品自体にも、トールキンの好みには合わなかっただろうなあ・・・と想像される部分が、大きく二つあります。
まず一つは、「ナルニア」がモロに子供向けな作品なことです。
トールキンは「妖精物語について」という講演の中で、現在子供のためのおとぎ話のように扱われている妖精物語(現代風に言うとファンタジーと言ってもいいかもしれません)は、もともと神話や伝説が忘れられ、子供のためのものとして矮小化されたものだ、というようなことを言っています。(かなり適当な要約なので的を外していたらすみません・・・)
トールキンは、妖精物語はむしろ大人に必要なものだと考えていたようで、大人にも耐えうる物語として書かれるべきだと思っていたようです。「指輪物語」もそのような考えのもと書かれた・・・と考えていいのかな。
そうすると指輪よりは子供向けの「ホビット」はどうなの・・・という話にもなりますが・・・(汗)
現在評論社から出ている「妖精物語について」には、トールキンが「ある友人」に書いた詩の形式の手紙が載っていますが、これは実はルイスに書いたものだったということです。
この手紙の中で、トールキンは妖精物語を信じない友人を説得するようなことを書いています。この手紙が「ナルニア」出版前なのか後なのかはわかりませんが、(ってちゃんと「妖精物語について」で確認すればいいのですが(汗))もし「ナルニア」以前の手紙なら、日ごろそういう話を聞いていたはずのルイスが、「それでも」なのか「それゆえに」なのか、「ナルニア」のような子供向けの物語を書いたということは、トールキンのお気には召さなかったでしょうねえ。

もう一つは、「ナルニア」があまりにも「子供たちにキリスト教の精神を伝えるための作品」な点だと思われます。このあたりは私も好きではないので、おおいに共感するのですが。
「ライオンと魔女」でも、アスランの死と再生はキリストを思わせますが、まだ示唆している程度かなーと思って読んでいたんですよね。
しかし、3巻あたりでアスラン=キリストというのがもっとモロに出てきてしまい、私はそのあたりから引いてしまいました・・・(汗)
「指輪」同様、キリスト教徒でなくても共感できるような普遍的で好きな部分もあり、全てが嫌いというわけではないのですが、あまりにも日曜学校的な部分が強くて、私はダメなんですよね。
トールキン自身は熱心なカトリック信者ですが、トールキンの作品はキリスト教的というよりは異教的だとよく言われます。
でも、トールキンが熱心なカトリックだ、という話を知って読むと、あちこちにキリスト教の精神が満ち溢れているなあと感じます。
ただ、トールキンはそのあたりを、読む人に教示しようという意図は全くなかったと思います。(少なくとも自然破壊と工業化に対する批判ほどには。)トールキンのカトリック的な考え方が自然に溢れているんだと思います。
トールキンはそもそも寓意や暗喩を嫌ったという話は、「指輪物語」のトールキン自身の後書き(原書では新版の前書きだったらしいですが)にも出ています。
何かを伝えるために、その隠れ蓑?みたいな形で物語を作ることは、トールキンの美意識からすると許せないことだったようです。
そう考えると、アスランとナルニアを通して子供たちにキリスト教を伝えようとしたルイスのやり方は、スマートとは言えませんね・・・(汗)トールキンの影響か、アレゴリーアレルギー(笑)になりつつある私にも、そのように思えますので。

というわけで、よく「トールキンとルイスは『指輪』と『ナルニア』を作るにあたってお互いに影響を受けた」というのは、ちょっと違うのではないかと思います・・・まあ、実際に読んでみてもかなり作風違いますしね。
トールキンが「指輪物語」でルイスに影響を受けたというのは・・・例えば木の鬚の「ホーンフム」という声は、ルイスの声をモデルにしていたとか、そういうところではないでしょうか。
「ナルニア」でルイスがトールキンから影響を受けているところは・・・何かあるのかなあ? よくわかりませんが・・・(汗)本質的なところでは、二人とも自分の書きたいことを書いたのだなあと思います。
というわけで、それぞれ別の魅力がある作品なのだなあと思います。まあ私は「指輪」の方が好きですが(汗)