きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

新銀行東京を食い物にした議員たち

2008-06-28 11:19:56 | Weblog
新銀行東京を食い物にした議員たち      (008.06.28.)

石原都知事が、大手銀行の貸し渋り問題に対処する為、中小企業への貸付を主体に無担保・無保証で5000万円までを限度に貸し付ける銀行をと作ろうと発案し04年4月1日に資本金1500億円、東京都が1000億円の出資で発足した。

都民の税金を活用して中小企業への融資政策に、画期的な新銀行だと注目をしていたのである。

しかし運営が上手く行かず、800億円の赤字に転落したことで、もはや再生は困難と言われていたが、今年3月更に400億円の追加出資を都議会で承認させ再び継続する事になったのである。

良く都議会も追加出資に承認したものだな!・・ と思っていかが、本日の新聞報道で、この銀行の貸付に都議会議員や一部国会議員の口利きが500回に及ぶものがあって、その口利きによって企業や、社長個人から多額の政治献金を受取っていた事が判明した。

口利きをしていた議員は自民・公明と野党の民主にもいたという事から、此れでは、一般的に再生不可能で、潰したほうがいいと言われていた銀行に追加融資を都議が承認するはずが無いと思っていたのに、承認された理由がわかった。

都民の税金を使って、銀行業務を遣るという事は、議会としても不正の無いように赤字転落しないように、看視する立場の議員が、むしろ自分たちの政治資金稼ぎに中小企業の弱みに付け込んで、口利きをし、融資をさせて、赤字になれば都の税金を投入する遣り方は、将に新東京銀行を食い物にする行為である。

この行為は、他府県に於いても絶対に無いわけは無いと思われるので地方に於いても市民・県民は、行政に目を光らせる事が必要であると同時に、一般に4期も5期も遣っている議員には何か疑いが有るものと思っても良いのでは無いかと思われる。

国に於いても官僚が族議員と癒着して国民の税金を食い物にしているのと同じである。
これ等の癒着馴れ合いは、長く遣っているから起こる物で、国に置いても自民党が一党独裁の長期政権が、今日の不浄な政治慣習を作り出した物であるから、次期には政権の交代が是非とも必要だと思われる。

だからと言って今の民主党に官僚を抑えた政治主導の内閣が作れるとは、とても思わない。  答えは、政界再編意外には考えられない状況にある様に思う。
(えびなたろう)