きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

公務員改革に早速官僚の抵抗が!

2008-06-18 10:41:22 | Weblog
公務員改革に早速官僚の抵抗が!      (008.06.18.)

公務員制度改革基本法が福田総理の決断で、民主党との妥協で成立した事は、国民も法案成立は諦めていただけに、大変大きな成果として受け入れていたが、問題は此れからの運用によってその真価が問われる事は当然である。

総務省幹部は「制度設計の段階で、いくらでも骨抜きに出来る」と発言している。従って与野党協力して、政治主導を貫く姿勢が今後大いに問われるところである。

その始まりとして、いよいよ、来月(7月)には「国家公務員制度改革推進本部」が設置されるがその事務局長人事を巡り、早速渡辺善美行政改革相と霞ヶ関官僚との間で対立が生じている。

渡辺大臣は民間からの公募を提唱しているが、官僚の抵抗が強く難航している状況のようである。
町村官房長官は、元々同法案の成立に消極的であったから、記者の質問にも「適材適所」での人選を主張し、官僚からの起用を念頭に置いているようだが、中川秀直元幹事長は「人選を官僚に任せればわれわれの姿勢が問われる」と渡辺大臣の肩を持った発言をしている。

果してどうなるのか。此処が、真の公務員改革が出来るかどうかの境目である。民主党もこの点は筋の通した主張をしない限り、法案妥協が何であったかが問われる重大なところである。

再び福田総理の決断がどちらに傾くかで、来月の支持率に大きな影響を与える結果になる事でしょう。
(えびなたろう)