きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

食料危機も世界的に波及

2008-06-04 11:50:51 | Weblog
食料危機も世界的に波及      (008.06.04.)

この所、地球規模で次から次へと色んな問題が起こっている、何が発端になっているのか色々と絡んではいるが、中国の産業革命とも言うべき、急激な発展、インドに置いても同じ様な発展で、それに伴う猛烈な環境破壊問題、アメリカではサブプライムローンによる、アメリカ経済の低下が、世界に金融被害をもたらしている。
その影響なのか石油価格の高騰が全世界に影響を及ぼし、更に中国の地震とミャンマーのサイクロン被害も加わって、世界中が嵐の中でもまれている状態だ。

2008年の地球白書によると、世界の人口の50%が都市に住む状態になってきている。従って食糧問題も消費する都市と、生産する農村とのバランスや配分等にも、世界的な規模での、調整が必要になってきている。

地球上に住む、人間の生きるためには、食料は必要不可欠な物だけに、国際規模で協調した行動が取れることが必要である。

特に今回アフリカが問題に成っているのも、急速な都市化が進む一方で、旱魃による気候変動の問題もあるが、農業の近代化の遅れが、食料不足を来たしているように思う。

しかし、この傾向は、世界的にもいえる事で今まで、食料輸出国が輸入国に変わったりして、急激に流通のバランスを崩している。更に石油燃料の高騰と環境対策からバイオエネルギー生産に食料を原料に使うという事が起こっているが、これは食糧問題の先の展望を見ていない事で、直ちに考え直さなければ成らないことだと思う。

いまや、環境問題にしても、食料問題にしても、一国だけの主義主張を通せる時代ではありません。いわんや、詰らない戦争なんかしている時代ではありません。
来年は、北京の五輪も終わり、アメリカの大統領も変わり、イラク戦争も遣らなくなれば、大きく世界の秩序に変換が生じてくるものと思われる。

その時までに、日本も国外・国内的にもハッキリとした、自国のポリシーが示せる国として、建て直して欲しいと思います。
(えびなたろう)