きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

日韓「シャトル外交」の再開 

2008-02-25 12:56:47 | Weblog
日韓「シャトル外交」の再開       (008.02.25.)

今日韓国の李明博(イミョンバク)大統領の就任式が韓国で行なわれ日本からも福田総理が出席している。
午後からは、各国首脳との会談が行われる予定だそうだが、日本も今後の日韓関係についても大きな期待が持てそうである。

盧武鉉前大統領は、最初は小泉総理と定期的な「シャトル外交」実施して友好を計る姿勢だったが、竹島の領有権問題や小泉総理の靖国神社参拝問題等、日本との歴史認識問題を持ち出し、批判し、国内でも親日韓国人を排斥する手段等があり日本との友好ムードは断絶状態で、今日まで推移して来た。

6カ国問題についても北朝鮮よりの態度が、終始協調的な外交ムードに結びつかず、事実上の孤立状態が続き、国民からも不信を買い、今回の大統領選には辞退する状態に至ったのである。

従って本日野党であったハンナラ党の党首であった李明博氏が当選され第17代大韓民国大統領として就任されたのである。

李氏は、元は一介のサラリーマンから、36歳の若さで現代建設社の社長となり韓国のトップ企業にまで成長させた実績があり、2002年にはソウル市長に当選して、高架道に埋もれていた清渓川を清流に復元した業績は有名で、国民からの信頼は高く、多難な今の国の状態に対し大きな期待が持たれて迎えられた大統領である。

「経済大統領」と言う異名をもつ李氏は、就任にあたって「日韓関係はより未来志向に進まねばならない」と言う姿勢を示し、今までの盧武鉉政権と違い北朝鮮に対しても核放棄と人権問題については強い意識を持って臨むとみられている。

日本人拉致問題についても日本の立場を「理解し、支持する」といっている。

これからのアジア外交は、中国の胡錦濤主席の来日等もあり、友好関係の中にお互いの発展に協調するムードの喚起が必要である。
その為には、今までの諸問題に捉われる事なく、国民感情から正常な関係が持たれるような努力が必要だと思う。

毒餃子事件や、サッカーの応援態度の「いがみ合い」等々を見てもまだまだ格差は存在するがマスコミ報道を含めて、相手の立場を尊重するような「気遣い」が必要ではないでしょうか。

                            (えびなたろう)