きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

米国大統領候補争い

2008-02-11 11:04:09 | Weblog
米国大統領候補争い       (008.02.11.)

スパーチューズデーと言われたアメリカ大統領候補選挙が22州で一斉に行なわれる日に、勝利を勝ち得た候補が殆ど、所属政党の代表候補として選ばれる事が通例の様に言われていたが、今回、共和党の方は、「マケイン」候補の勝利がほぼ決まった様だが、民主党のほうは、「クリントン」・「オバマ」両候補の戦いが激烈を極め、クリントン候補が若干先を制したかに思われたが、そのあと、続いたルイジアナ・ネブラスカ・ワシントン、の3州でオバマ候補の大勝利が、再び僅差にまで追いつき予断を許さない白熱戦になっている。

州ごとの勝利数は、オバマ氏の方が多いのだが、代議員数の多い州での勝利はクリントン候補が勝利しているので、代議員数ではクリントン1100人、オバマ1039人という61人差で肉薄している。

指名獲得ラインは2025人という事であるから、今後の成り行きではどの様になるかは解らないところだ。

「クリントン」候補は女性初の大統領候補として注目されており夫のクリントン元大統領が力を入れて応援している。「オバマ」候補は初の黒人出身の大統領候補として注目されており、ケネディー元大統領一家の応援を得て、人気急上昇中の候補である。

当初はクリントン女史が本命候補と言われていたのであるが、オバマの人気が急上昇している、その理由は、オバマの訴えは、「今のアメリカには改革必要だ」と言っているそして、演説が上手で話の中に、未来に向けての「ビジョン」があると言われている。
一方、クリントン女史はなんと言っても元クリントン大統領の夫人であったこと、従って行政経験がオバマよりあると言うことを売り物にしている。

アメリカ国民は「改革」と「将来ビジョン」に引かれてオバマの人気を挙げているように思われる。
この先、アメリカ国民の選択はどうなるか興味のある所だが、アメリカ大統領は世界の情勢を左右する傾向があるだけに我々も無関心ではいられない所がある。

日本の国政を振り返ってみても、改革に後ろ向きで、優柔不断で、ビジョンのない福田政権では人気が下がるのも、「むべなるかな」である。
                     (えびなたろう)